『人文的、あまりに人文的』の冒頭で紹介されていたので覗いてみました。
バイアスが生じてコンタミしてしまい理性や合理性が万能では無い中でも少しでも
前に進んでいきたい方へのエール、指南書であります。最新の脳科学や認知科学や
『社会はなぜ左と右にわかれるのか』などを引用したり導入していて如何に理性が脆いかを
説明していて、直感主義の「ファストライフ」への処方箋を提示しており、現在の新しい
スタンダードでもある啓蒙書であります。途中で冗長的に感じてしまいますが陰謀論などを
取り扱う楽しい章もあります。それでも長く険しい道のりですが、知識人を志向する方には
避けて通れない孤独な道であると感じました。
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啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために 単行本 – 2014/10/24
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いまや西洋世界は〈右翼と左翼〉ではなく、〈狂気と正気〉に分断されている。民主主義や市場経済といった近代社会の礎が危うくなってきている。状況を打開するためには、〈啓蒙思想〉の再起動が必要だ――旧来の啓蒙思想の行き詰まりを保守主義の再評価や認知科学・行動経済学などへの参照を通して反省し、理性と直感、知と情を束ねる新たな世界観を提示する。気鋭の哲学者の渾身の1冊。
- 本の長さ488ページ
- 言語日本語
- 出版社NTT出版
- 発売日2014/10/24
- ISBN-104757143192
- ISBN-13978-4757143197
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
理性はどこでねじれたのか?メディアは虚報にまみれている。政治は「頭より心」に訴えかける。真実より真実っぽさ、理性より感情が優る、「ファストライフ」から脱け出そう!スロー・ポリティクス宣言。
著者について
【著者】
ジョセフ・ヒース:1967年カナダ生まれ。トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。
著書に『ルールに従う』、『資本主義が嫌いな人のための経済学』などが、共著書に『反逆の神話』(すべてNTT出版)などがある。
【訳者】
栗原百代(くりはら・ももよ):翻訳家。
訳書に『資本主義が嫌いな人のための経済学』(NTT出版)などがある。
ジョセフ・ヒース:1967年カナダ生まれ。トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。
著書に『ルールに従う』、『資本主義が嫌いな人のための経済学』などが、共著書に『反逆の神話』(すべてNTT出版)などがある。
【訳者】
栗原百代(くりはら・ももよ):翻訳家。
訳書に『資本主義が嫌いな人のための経済学』(NTT出版)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヒース,ジョセフ
1967年カナダ生まれ。哲学者。ユルゲン・ハーバーマスとチャールズ・テイラーに学ぶ。現在、トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。専門書から一般読者向けの本まで幅広い著書がある
栗原/百代
1962年東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京学芸大学教育学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1967年カナダ生まれ。哲学者。ユルゲン・ハーバーマスとチャールズ・テイラーに学ぶ。現在、トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。専門書から一般読者向けの本まで幅広い著書がある
栗原/百代
1962年東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京学芸大学教育学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : NTT出版 (2014/10/24)
- 発売日 : 2014/10/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 488ページ
- ISBN-10 : 4757143192
- ISBN-13 : 978-4757143197
- Amazon 売れ筋ランキング: - 430,322位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
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役に立った
2016年11月6日に日本でレビュー済み
著者の主張は、明快です。
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・認知心理学の研究が明らかにした通り、人間の心は「理性」と「直観」の2つの情報処理システムで構成されている。
・「直観」は理性では解けない問題を素早く無意識下で解決できるが、ヒューリスティック研究が示すように、直観はしばしば間違う。
・「理性」はスローな情報処理システムだが、直観の間違いを是正することができる。
・しかし、現代の政治文化は「理性的に考える」ことの価値を必要以上に低く評価し、「直観」の価値を過大評価している。
・直観的に感じた「主観的真実」がすべてであり、それの客観性を理性で検証する必要はない、という社会文化が、政治的議論を極めて低俗にしている。
・理性的に考えるための「足場」として、熟議を可能にする社会環境を作っていくことが、まともな政治的議論の復活には必要不可欠である。
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ひとつひとつの発言が「真実」かどうかはどうでもよくなってしまっている「ポスト真実」の政治的風土を乗り越えるには、著者が主張するように「理性は直観に優越する」という原理原則について、広範な社会的合意を形成していくしかありません。
そのための足がかりとして、本書が広く読まれることを願います。
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・認知心理学の研究が明らかにした通り、人間の心は「理性」と「直観」の2つの情報処理システムで構成されている。
・「直観」は理性では解けない問題を素早く無意識下で解決できるが、ヒューリスティック研究が示すように、直観はしばしば間違う。
・「理性」はスローな情報処理システムだが、直観の間違いを是正することができる。
・しかし、現代の政治文化は「理性的に考える」ことの価値を必要以上に低く評価し、「直観」の価値を過大評価している。
・直観的に感じた「主観的真実」がすべてであり、それの客観性を理性で検証する必要はない、という社会文化が、政治的議論を極めて低俗にしている。
・理性的に考えるための「足場」として、熟議を可能にする社会環境を作っていくことが、まともな政治的議論の復活には必要不可欠である。
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ひとつひとつの発言が「真実」かどうかはどうでもよくなってしまっている「ポスト真実」の政治的風土を乗り越えるには、著者が主張するように「理性は直観に優越する」という原理原則について、広範な社会的合意を形成していくしかありません。
そのための足がかりとして、本書が広く読まれることを願います。







