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命もいらず名もいらず_(上)幕末篇 単行本 – 2010/3/25

5つ星のうち 4.2 27件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

『火天の城』『利休にたずねよ』に続いて、直木賞作家が、満を持して放つ、渾身の超大作。日本をどうする。お前はどう生きる。最後のサムライ・山岡鉄舟、堂々の生涯。
幕府の旗本の家に生まれた鉄舟は、幼い頃から剣の修行に励み、禅を学ぶことで剣聖と呼ばれるにいたる。書の達人でもあったが、官位も金銭も身にまとおうとしなかったため貧しい暮らしであった。徳川慶喜のために身を賭し、後には朝敵であったにもかかわらず、明治天皇の教育係となるなど多くの仕事をなしとげるが、それは名誉のためではなく国家百年を考えた無私の行いであった。山岡鉄舟の生き方を通して、幕末から明治の近代国家へと移っていった動乱の日本を描き出し、戦後日本社会の歪みが露見し、惑うことの多い現代の私たちに、日本人としての生き方とは何かを問いかける。

内容(「BOOK」データベースより)

日本をどうする。お前はどう生きる。―最後のサムライ!山岡鉄舟、堂々の生涯。

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登録情報

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2010/3/25)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4140055804
  • ISBN-13: 978-4140055809
  • 発売日: 2010/3/25
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 27件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 91,496位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
山岡鉄舟に関しては、剣の達人程度のあやふな知識しか持っていなかったが、本書を読んで凄まじい男であることがわかった。

この男のすごいのは常に本気だということだ。生涯をかけて剣、書、禅の道を追求するが各々の道の究め方が半端ではない。人の10倍・100倍努力すると思い定めてそれを実行する。つねに全身全霊でものごとにあたるというのがこの男の信条。全身全霊と口に出すのは簡単だが、鉄舟はそれを生涯において実際に日常生活レベルで貫いたことがすごい。

幕臣として徳川慶喜に仕えて江戸幕府の平穏な幕引きに奔走し、明治に入ってからは天皇の侍従まで務めることになるが、自分の身を捨てて真正面から物事に取り組む姿勢が周囲の信頼を得て、物事を成し遂げることにつながったことがよくわかる。

なお、タイトルの「命もいらず名もいらず」というのは、幕末に西郷隆盛と江戸総攻撃を中止するよう談判した際に、西郷が鉄舟について「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困りもす。そういう始末に困る人物でなければ、艱難を共にして、国家の大業は為せぬということでございます」と語った言葉から来ている。
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投稿者 近藤智司 投稿日 2010/4/18
形式: 単行本
先日、新聞の書評欄に「〜私は唯一つ、久しぶりに真に美しい小説を読んだ、というだけでもう満足である。その美しさにおいて本書は山本作品の頂点である。」とあり、星が★★★★★もついていたので買ってみました。
江戸無血開城の真の立役者である鉄舟こと山岡鉄太郎 の生き様を見事に描いた良書。
鉄舟の人生に向かうその姿勢に心を打たれます。
静と動…。静かに、そしてフツフツと心が熱くなる良い小説です。

これから社会人になる方や、20代の若いビジネスパーソンにも是非読んでもらいたいなぁ。
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形式: 単行本 Amazonで購入
 この本を上下巻読み終えるまですんなり読み進めることなくじっくりと歴史事実をかみしめながら読ませていただいた。山岡鉄舟といえば日本有数の剣豪に数えられているが、その天賦の才に至るまで様々な葛藤があったことを察することができる。剣と禅を極めた鉄舟であるが、それ以外にも書道を極め、そして何よりも他人を動かす心を持つにいたったことが素晴らしく、幕末の上巻では剣豪との戦いや騒乱の度にハラハラさせられた。そして一方、下巻の明治編では明治天皇にお仕えし、明治天皇の人格を磨いていくことに一役買っている。教育者、指導者として評価はさまざまであろうが間違いなく一流ではあったであろう。

 この本から読み取れることは歴史の物語ではあるが事実が大半であり、まるでノンフィクションを読んでいるかのごとくであった。

 登場人物も芹沢鴨、近藤勇、西郷隆盛、勝海舟、清河八郎、大久保利通など名だたる登場人物が描かれており、彼らと鉄舟との関わりが非常に興味深い。最後の浅利又七郎を剣気で負かすさまは鉄舟の剣の極みがどれほどのものであったかを表しており、並の人間ではなかったことを思い知らされる。

 読了後、久しぶりに何とも言えない余韻があった。。。
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形式: 単行本
勝海舟が成し遂げたといわれる江戸の無血、無火災開城は本書の主人公、山岡鉄舟がお膳立てをしたという逸話を収録し、西郷をして「命も名も要らぬひとほど、始末におえぬ」と言わしめた鉄舟の半生を上巻で描く。浅利道場での死闘など見所がたくさん。
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形式: 単行本 Amazonで購入
 私は最近、つくづく「人間一番大事なのは外見だ」と思うのである。貌(かお)がイイと云う事が、何より大切なことだと感じるのだ。
 
 本作の主人公、山岡鉄舟という御仁をはじめ、幕末・明治の英傑たちの多くは真影を残している。その貌の良さ、男(女)っぷりのよさには驚くばかりである。鉄舟さんの写真もウィキペディアほか、数多くネット上に掲載されているのでご覧頂きたい。紋付袴姿で、刀を手挟んだ容貌は、まさしくサムライである。また、晩年の髷を落とし、髯を蓄えた姿には、不思議と洗練されたジェントルマン的な要素も感じる。単に整った顔なのではない。何か今にもこちらに語りかけてきそうな、深みのある貌なのだ。対峙する者にオーラを発する人物の大きさを感じさせる人間っぷりの良さがあるのだ。

 本作はその鉄舟の魅力を余すところ無く描いていて、一陣の涼風が身体の内を駆け抜けて行くような爽快感に満ちている。剣術と禅と放蕩に明け暮れる鉄舟の一直線の生き方が、小事に汲々とする平成の小市民に問いかけるモノは甚だデカい…。鉄舟のさんに、貧弱なわが肩にビシリと警策を与えられた心持だ…。
 
 ことに特筆すべき場面は、官軍の東征大総督参謀の任にあった西郷さんとの会見のシーンである。それは、幕府だとか官軍だとか、自らの立場や面子など全く問題とせず、日本国と民草を思い、
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