この巻の収録話は、第8話「呪胎戴天ー参ー」から第16話「情」まで。
単行本だけで読めるおまけも充実している。伊地知潔高と家入硝子のプロフィール、「『反転術式』って何?」1~2、「解説『無下限呪術』」1~3。巻末では、作者が女の子の足を太く描くのをやめた理由が計3ページの漫画にされている。カバー裏には、1巻にもあった「じゅじゅさんぽ」もあり。それらのなかでも、特に「『反転術式』って何?」「解説『無下限呪術』」は読み応えがあり、この作品の設定の確かさやおもしろさを感じさせるものだった。
この作品の1巻は少し地味だったかもしれない。確かに、初めから話の構成も設定もしっかりとした印象ではあったし、キャラクターの心理や表情の描写もいい感じだった。作者が普段からよく考える人であることが伝わってくるような、台詞回しのよさもあった。だが、主人公の性格を丁寧に描くためか、特に第3話までは展開がゆっくりめだったと思う。
この2巻には惹きつけられる展開がより多くある。1巻で予告されていた、一年生トリオのうちの一人の死。呪術高専の先輩たちや敵勢力の登場。あの先生の派手なバトル…。設定や世界観が徐々に明らかにされていく様子にも、わくわくさせられる。一話一話に詰め込まれた情報量が多いにもかかわらず、ユーモラスな場面も挟まれるのでバランスがいい。
呪術廻戦は漫画好きにも文学好きにも薦められそうな、娯楽感と骨太感の両立した作品だと思う。ジャンプ本誌で連載を追っているが、2巻収録話以降もますますおもしろくなっている。今後の展開がとてもたのしみな漫画です。
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