話がどうなっていくのかが気になって、一日で読みました。
引き込まれたと言っていいでしょう。
でも、読み終わった感想は「時間の無駄」です。
何も残りませんでした。内容も表現も、軽くて浅いです。
他の方も書いてますが、ツッコミどころが多すぎです。
少年犯罪や被害者救済をテーマに据えているくせに、描き方はファンタジー。
リアルに書くだけの筆力がなかったのだとしか思えません。
詳しくは書かないけどすごい爆弾ができた。
詳しくは書かないけど人から血液を抜いた。
詳しく書かないけどモザイク除去した。
詳しく書かないけど警察は不審死の現場捜査をしなかった。
こんなのばっかりです。何でも以下略ですませちゃう。楽な仕事だなあ。
モザイク除去には笑いました。昭和の詐欺広告じゃないんだから。
しかも、モザイク除去できてる前提で書いているし(できませんてー)。
被害者遺族の収束感が必要なことについては、郷田マモラの『モリのアサガオ』の方がずっとよく描けています。マンガですが、心を握りつぶされるような感覚に涙が出ます。
復讐劇を読みたいなら、デュマの『モンテクリスト伯』を手に取りましょう。
比べずとも並べるだけでデュマに失礼ですが。
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告白 単行本 – 2008/8/5
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我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2008/8/5
- ISBN-104575236284
- ISBN-13978-4575236286
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。第29回小説推理新人賞受賞。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
湊/かなえ
1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し、『告白』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し、『告白』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2008/8/5)
- 発売日 : 2008/8/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4575236284
- ISBN-13 : 978-4575236286
- Amazon 売れ筋ランキング: - 26,407位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 406位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 872位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年、第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選、07年、第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。同じ年、第29回小説推理新人賞を「聖職者」で受賞。
08年、「聖職者」を第一章に、その後の顛末までを描いた長篇小説『告白』を刊行。同作が2008年週刊文春ミステリーベスト10第1位、第6回本屋大賞を受賞する。「告白」は2010年6月、松たか子主演で映画公開。著作:告白(2008年8月 双葉社 / 2010年4月 双葉文庫)、少女(2009年1月 早川書房)、贖罪(2009年6月 東京創元社)、Nのために(2010年1月 東京創元社)、夜行観覧車(2010年6月 双葉社)、白ゆき姫殺人事件(2012年7月 集英社)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
1,291 件のグローバル評価
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ベスト1000レビュアー
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93人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2021年3月14日に日本でレビュー済み
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浅薄な倫理観とミスコミュニケーション、浅薄な青春ストーリー。人が死ぬことが書いてあるのに、浅薄かって?? 「書いてあるだけ」だからだ、いや、著述家としての真の意味での「書く」ではない、「言葉を」「置いている」だけだからだ、「言葉を置くだけ」なら、人が死ぬことも、残虐な世界戦争も所謂「書くこと」ができる。ただそれだけ。。。ストーリーそのものも「置きにいった」というべきか。
それではなぜ☆5つなのかって? 著者の予告(予言)先行技法にやられたからだ、予言を少しずつ小出しにして先を読ませる「ニンジン吊るし」技法にやられたからだ、この無駄な時間に人を引きずっていく技術は大したものだ、それを堪能したので☆5つ。しかしそれ以外は××(生まれ育ちが悪いのでゴメンナサイ)。少なくとも最終章の「伝道者」の章はひどい、あれはない、語ってはいけないのだ、それまでの章のように「周囲の」作中人物が語った結果の心象、同じことだが、周囲の発言から読者の心の中にトルソが出来上がっていくように確信できるようなしなければならないのに・・・。私ははっきりとあの章は著者が「手を抜いた」と確信している。
それではなぜ☆5つなのかって? 著者の予告(予言)先行技法にやられたからだ、予言を少しずつ小出しにして先を読ませる「ニンジン吊るし」技法にやられたからだ、この無駄な時間に人を引きずっていく技術は大したものだ、それを堪能したので☆5つ。しかしそれ以外は××(生まれ育ちが悪いのでゴメンナサイ)。少なくとも最終章の「伝道者」の章はひどい、あれはない、語ってはいけないのだ、それまでの章のように「周囲の」作中人物が語った結果の心象、同じことだが、周囲の発言から読者の心の中にトルソが出来上がっていくように確信できるようなしなければならないのに・・・。私ははっきりとあの章は著者が「手を抜いた」と確信している。
ベスト1000レビュアー
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読む人の多くを不快にさせるであろう傑作。それは本作で描かれている醜い人物の誰かの心性に恐らくあなたが似ているからだ。少なくとも私は数人の登場人物の心性に共感してしまい、それがいかに醜く場合によって人を傷付けるものであるかを赤裸々に突き付けられて気分が悪くなった。もちろん登場人物の誰にも共感出来ず、何だコレ、人間の醜さをことさらあげつらってるだけではないかと思う人もいるだろう。それでも、本作の登場人物達が決して特異な心性を持った異常な人達ではなく、どこにでもいる普通の人達である事はわかると思う。そういう普遍的な人間の醜さを一切の容赦なく描き切った本作の文学性の高さを私は評価したい。
作者のデビュー作だが、いきなりこんなバケモノを世に出してしまうと、これを超える作品が書けるのか心配になるくらいだ。デビュー作が生涯の最高傑作とならないよう頑張って欲しいものだ。
作者のデビュー作だが、いきなりこんなバケモノを世に出してしまうと、これを超える作品が書けるのか心配になるくらいだ。デビュー作が生涯の最高傑作とならないよう頑張って欲しいものだ。
2019年3月11日に日本でレビュー済み
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本屋大賞受賞という話題性もあって手に取り、一気に読んだのが10年前。
各章ごとに語り手が異なる一人称視点で綴られ、森口先生の「復讐」という衝撃的な語りによって幕を開け、それ以上の衝撃的な結末によって幕を閉じる。
「復讐」で精神を蝕まれていくAとBの対比も巧く、一方が親友だと思っていても一方は単なる下僕としか見ていなかった事実、Aのあまりに稚拙な行為から全てが始まったとは言え、美月はとばっちりもいいところだし、ウェルテルは空気読めないバカってだけで悪人ではないのに、その後の教師人生は歪んだものになりそう。
終章の森口先生の語りで成就される「復讐」の絶望感、復讐は無意味とか詭弁を垂れるドラマの主人公には絶対できない。
各章ごとに語り手が異なる一人称視点で綴られ、森口先生の「復讐」という衝撃的な語りによって幕を開け、それ以上の衝撃的な結末によって幕を閉じる。
「復讐」で精神を蝕まれていくAとBの対比も巧く、一方が親友だと思っていても一方は単なる下僕としか見ていなかった事実、Aのあまりに稚拙な行為から全てが始まったとは言え、美月はとばっちりもいいところだし、ウェルテルは空気読めないバカってだけで悪人ではないのに、その後の教師人生は歪んだものになりそう。
終章の森口先生の語りで成就される「復讐」の絶望感、復讐は無意味とか詭弁を垂れるドラマの主人公には絶対できない。
他の国からのトップレビュー

Sandra J Kinet
5つ星のうち1.0
One Star
2014年10月5日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I made a mistake in ordering. I was expecting it to be in English.