話がどうなっていくのかが気になって、一日で読みました。
引き込まれたと言っていいでしょう。
でも、読み終わった感想は「時間の無駄」です。
何も残りませんでした。内容も表現も、軽くて浅いです。
他の方も書いてますが、ツッコミどころが多すぎです。
少年犯罪や被害者救済をテーマに据えているくせに、描き方はファンタジー。
リアルに書くだけの筆力がなかったのだとしか思えません。
詳しくは書かないけどすごい爆弾ができた。
詳しくは書かないけど人から血液を抜いた。
詳しく書かないけどモザイク除去した。
詳しく書かないけど警察は不審死の現場捜査をしなかった。
こんなのばっかりです。何でも以下略ですませちゃう。楽な仕事だなあ。
モザイク除去には笑いました。昭和の詐欺広告じゃないんだから。
しかも、モザイク除去できてる前提で書いているし(できませんてー)。
被害者遺族の収束感が必要なことについては、郷田マモラの『モリのアサガオ』の方がずっとよく描けています。マンガですが、心を握りつぶされるような感覚に涙が出ます。
復讐劇を読みたいなら、デュマの『モンテクリスト伯』を手に取りましょう。
比べずとも並べるだけでデュマに失礼ですが。
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