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告白 (中公文庫) 文庫 – 2008/2

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商品の説明

受賞歴

第41回(2005年) 谷崎潤一郎賞受賞

内容紹介

人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件<河内十人斬り>をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。殺人者の声なき声を聴け! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 850ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/02)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4122049695
  • ISBN-13: 978-4122049697
  • 発売日: 2008/02
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.8 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 118件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 17,793位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
自分の中では10年に一度の傑作だと思った。

熊太郎が自分のようで、そして身近な誰かのようで、とにかく読むのが苦しかった。(文体は逆に楽しく、苦しみながらもふき出してしまう場面多。そこが妙でまた特別な印象を残しました。)

ところが弥五郎の登場が快挙で、彼の強さが小気味よく、全てがォく進んでも弥五郎がいるなら大丈夫、というちょっとした保険のような安心感で、物語も(悲惨ながらも)面白くなったと思う。なぜなら読者は彼が最後の討ち入りまでついてきてくれる事だけは知っているのだから。

大量殺人に一緒についてきてくれる同士がいる、というのはある意味ですごい。そんな友達を持っていた熊太郎は幸せだったと思う。

問題の討ち入りはまるで最後には忠臣蔵のようで、語弊はあるかもしれないけれど、「いよいよその時か」というような、いさぎよさ、すがすがしさ、静、というものを感じました。

これだけの長さがあったからこそ、そういう雰囲気が出せたのでは、と思います。

蛇足ですが、酒屋を襲うシーン、最後の討ち入りのシーンの躍動感、疎外感を獅子舞の被り物から見た世界とリンクさせる場面、葛城ドール、葛城モヘアというネーミングのセンス、。衝撃的でした。
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形式: 単行本
ノンストップの800ページ越え それを一気に読ませる力量
なんとも表現しがたい悲しみにくれる読後感 すごいです。

町田康お得意のユーモアも、熊太朗の今後を考えると悲しみの増幅でしかなく、
次に熊太朗にどんな不幸が降ってくるのかと思うと先を知るのがつらい。
だが読まずにいられない。

熊太朗は不器用で不幸を呼び込む体質というか、
こういうタイプは幸せになれないだろうなーというか

どんな極悪な殺人者も話を聞けばほぼ自分は間違っていないと答えるとか。
熊太朗は自覚があるようで、錯乱のようでもある。

小説にしかなしえない表現で小説の世界を越えてしまった町田康
これからもできるだけ彼の作品を読みたいと思う。

不器用で行き難い世の中を生きている人たち、心当たりありまくりなのではないでしょうか。
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形式: 文庫
困ったことになっている。仕事がまったく手につかないのだ。町田康『告白』を読了して既に一週間を経過したが、まるで主人公の熊太郎が自分に憑依しているかのようである。読了後に本書のレビューを書くと興奮冷めやらぬまま書くことになるので恥ずかしいレビューになることは間違いなく、少し間を置き落ち着いてからアウトプットを行おうと思っていたのだが、月日を経ても一向に熊太郎の記憶が鮮明に脳裏に焼き付いており、心底驚いているのである。

本書は「河内十人切り」と呼ばれている、明治時代に大阪地方で実際に起こった大量殺人事件をもとに書かれている。「河内十人切り」とは、城戸熊太郎という男が舎弟の谷弥五郎と共に起こした殺人事件であり、理由は、熊太郎の妻の浮気の発覚、さらに、妻の浮気相手の兄に貸していた金を返してくれなかったという、短くまとめてしまうとなんとも短絡的な熊太郎の恨みから、熊太郎が妻と妻の母、そして、妻の浮気相手である松永寅吉の親族もろとも谷弥五郎と共に皆殺しにした猟奇的な事件である。

町田康は800ページにわたって主人公である熊太郎の生涯、つまり、熊太郎がこの世に生を受けてから殺人事件を起こして自害するまでを克明に独特の響きのある河内言葉を使って描写する。その河内言葉には読んでいて心地の良い乾いたリズムとメロディーがあり、物語が横脇に逸れぬよう韻律を整え
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形式: 文庫
 2000年代の10年の間に読んだ本の中で出色の一冊。
 単行本で700ページ弱、文庫本で850ページの大著であるが、一気に読ませる力がある。ページをめくるごとに、泣けて、笑えて、憤って、一緒に喜べる。
 それにしても、「他人に話が通じない」という苛立ちをこんなに明確に書けるのは、町田康しかいない。
 人間は、規則に則って言葉をしゃべり、規則に則って理解され、規則に則って社会化される(社会に組み込まれる)。規則を共有できないものは、社会から排除される。村八分。このように人間と人間の間は(社会的)規則によって媒介されており、人と人が無媒介に(規則を共有しないで)結びつくということはまずないと言っていい。そこで、人間とつながろうとするときには、人間に向き合うというよりもむしろ、規則に則るため規則に向き合わねばならないという逆説的な事態が生じる。社会全体で共有している規則なんてもはやないのだから、社会でうまくやるためにはなおさら規則に向き合わねばならん。あほらし。
 町田康という人はパンクの人だが、パンクというのは、このような安穏と規則に則ることへの反抗の行為なのではなかろうか。そりゃ反抗したくもなる。「他者を理解する」というとき、「他者」が上述のような媒介された他者なのだったら、「理解」とはせいぜい規則の再確認にとどまるだろう。あるいはせいぜい規
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