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[佐藤亜紀]の吸血鬼
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吸血鬼 Kindle版

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商品の説明

内容紹介

1845年オーストリア領ガリチア。帝国最貧地域の寒村ジェキに新任の役人ヘルマン・ゲスラーが、年若い妻エルザを連れて赴任する。待ち受けていたのは貧困に喘ぐ村人と、ポーランド独立の夢を捨てきれないまま領地に逼塞する詩人アダム・クワルスキだった。2016年1月刊行作品の電子書籍化。

2016年6月14日一部誤字を改訂しました。

内容(「BOOK」データベースより)

独立蜂起の火種が燻る、十九世紀ポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死とその凶兆を祓うべく行われる陰惨な因習。怪異の霧に蠢くものとは―。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 719 KB
  • 紙の本の長さ: 195 ページ
  • 同時に利用できる端末数: 無制限
  • 出版社: Tamanoir (2016/5/1)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B01EKSN7G6
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 9件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

投稿者 yukkie_cerveza #1殿堂トップ100レビュアー 投稿日 2016/7/15
形式: 単行本
 19世紀半ば、ポーランドの辺境の地ジェキにオーストリアの中年官吏ゲスラーが年の離れた妻エルザとともに赴任してくる。地元の領主は詩作をたしなむアダム・クワルスキで、文学の素養があるゲスラーは心通じるものがあると感じる。折しもこの地域で、住民の間に不穏な死者が相次ぐ。死の連鎖を断ち切るためにはその墓を暴き、遺体の首をはねるという風習があり…。

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 西欧と東欧の狭間の地を舞台に選び、欧州西端の地に比べればまだまだ近代の端緒の時期にある小村で巻き起こるただならぬ雰囲気をたたえた物語が展開します。
 そうした時代の空気を、凝った――ただし徒(いたずら)に豪奢と衒学の域に陥ることのない――文体で巧みに描出していきます。
「村は寝静まっている。蹄の音が聞こえ、エルザは耳を澄ます。襲歩は次第に近付き、蹄の音は寝室を夜の闇で満たす。彼女は寝床の中で身を縮め、夫の暖かく弛緩した背中に顔を寄せる」(85頁)
「軽蔑と倨傲が血の中を満たす。長い煩悶の果てに、漸く出口が見える。天上的な軽やかさに包まれて、彼の心は勝利の叫びを上げる」(109頁)
 ことほどさように馥郁たる文学の香りを漂わせながら、やがては禍々しい事件の顛末が記されていくことになります。

 そして書名が詠う
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形式: 単行本
ポーランドとウクライナの境界に位置するガリツィアの小村(人口328名)を舞台に、若妻を伴って新たに赴任したオーストリア帝国の行政官を軸として、1846年9月から翌1847年4月までの出来事が語られる.こんなマイナーな舞台/時代のディテールをここまで手触り感を持って描写できるのが凄いが、このリアルさに夢遊病的幻想性や終末的不安感/緊迫感を一体化して表現しきる文体がまた凄い.この平民出で禿頭で短躯でアラフィフで大人の分別を備えた「どこからどうみてもぱっとしない」下級官吏が物語の中心人物として機能するのもこれまた凄い(時々立ち現れる内面の別人格は「バルタザールの遍歴」を想起します).地味なのに異様な日常が叙述されてますが、その奥に恐ろしく複雑で入り組んだ内部構造を有し、それらがつなぎ目が全く見えないほど滑らかに結合され、全ての謎はテクストに明瞭に明示されており(例えば行政官の名はヘルマン・ゲスラー)、何処まで深く読み込めるかは全て読者に委ねられている、恐ろしく閉じていながら同時に恐ろしく開いている小説です.勢力均衡の地政学を夢想する元詩人のゲスラー、ロマンの亡霊として生きる勘違い領主クワルスキ男爵,的確な判断と実際的な行動ですべてを司るその妻ウチィア、資本論を正しく語る無教養な密猟者=「父」(まるで「戦争の法」での父!)等々、全ての登場人物が魅力的です(もちろん料理や酒や銃や亜麻布も)....続きを読む ›
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形式: 単行本
一流の海外文学を、一流の文学翻訳家が訳したらこうなるでしょう、という品位を感じました。これが日本語を原語として書かれたのだから凄い。
読書中よく、私はホーソーンの『緋文字』を思い出しました。時代設定が放つ黴臭さ、土地設定が醸す土臭さ、泥臭さが、世界文学を読んでいるかのような感触でした。それでいて詩情で、美しい。
「吸血鬼」を題材に選ばれたこと、またそれに二重の意味(ダブルミーニング)を持たせたことはお見事です。
その時代、その土地に対する知識、造詣の深さだけでは書ける物語ではなく、まさしく佐藤亜紀さん一流の才気の面目躍如というところでしょう。一体何をどうしたらこんな小説を書けるのでしょうか。
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投稿者 sdfvbn 投稿日 2016/6/20
形式: 単行本
非常に素晴らしい作品だと思いましたまる
冗談でなくそんな陳腐な感想しか出てこない。
詩人が作中に出るとか関係なく誌的な美しさを感じさせる文体。
会話文が「」でなく棒線で区分されてるのもすぐに慣れました。

作品に没頭するのではなく、美術館で作品を鑑賞するような感覚。
作中の緩急があるのにそれに感情を左右されることなく陶酔して眺めていられます。
グロテスクであったり汚らしい表現・演出があっても気分が滅入ったりしませんでした。
割と読書歴は長く量もジャンルを選ばず量もそれなりにある方ですが
これほど「美しい」作品には初めて触れました。

タイトルの『吸血鬼』はあくまで象徴に過ぎず、前面には出てきませんので
オカルトやホラー的な物を期待すると肩透かしになるでしょうが
それは抜きにして世界や人物を鑑賞するだけでも一読の価値ありです。
評価が、母数が少ないとは言えオール5なのも納得、ケチを付ける箇所も見当たりません。
強いて言うならとある人物についてついにぼかされたまま終わったのが少し引っかかるくらいかな?
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