米国の統治下だった1967年、私は調理師として那覇の地を踏みました。
沖縄を愛し、育まれこの地に骨を埋める決意をした私ですが、ふるさと福島の蕎麦を懐かしく思う気持ちから1977年、沖縄で蕎麦処「美濃作」を開業し、皆様のご愛顧を頂いて参りました。
ここで、蕎麦店を営む以上、沖縄ならではの蕎麦を作りたいと念じ、苦心の末に完成したのが、「月桃蕎麦」でございます。
あでやかな花を咲かせる南国の植物、月桃は古くから漢方の原料として欠かせないものとされてまいりました。
その葉を良質の国内(宮崎)産蕎麦粉に打ち込み、鮮やかな緑とかぐわしい香りの蕎麦を作ることに成功しました。
亜熱帯の味覚、また最高の健康食品として、「月桃蕎麦」をご賞味賜りたく存じます。
店主 小山 健
(月桃とは)
沖縄の生活になくてはならない植物です。殺菌効果があり、沖縄の餅(ムーチー)を月桃の葉でつつんでおくと長持ちします。
また、近年、月桃の葉に多量のポリフェノールが含まれていることが分かり、殺菌などの効能とともに、その抗酸化成分が注目されています。
(月桃蕎麦)
月桃蕎麦は、ご自宅で茹でて頂き、コシと香りのある蕎麦をお召し上がり頂けます。
お取り寄せ用の蕎麦は、日持ちを考えて機械で製麺しています。そのため、本土のお客様にお求め頂いても、しっかりつながった美味しい蕎麦をお召し上がり頂けます。
日本蕎麦と沖縄の自然とのコラボレーションを実現させた”南国の香り漂う「月桃蕎麦」を是非、ご賞味ください。