司馬さんが作品を通して私たちに残したメッセージを読み解いたテキスト。著者磯田さんの司馬さんを崇拝する気持ちが全編から伝わってきました。
日本を終生見つめ続けてきた司馬さんですが、特に昭和の日本が戦争に突き進んだ過ちについて深く考えていたことがよくわかりました。過ちを繰り返さないにはどうすればよいのか、将来の日本国家を案じ続けた司馬さんは未来の子供たちに向けて他人への共感性と自己の確立の大切さを伝えました。
著者磯田さんは司馬さんを後世の歴史にも影響を与える「歴史を作る歴史家」だと記述しています。日本人及び日本国家はどうあるべきか、司馬さんのメッセージを大切に心に留めて生きていくことが私たちの責務であると思います。司馬さんの偉大さに改めて気づかせてくれるテキストでした。
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