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司法記者 単行本 – 2011/10/28
由良 秀之
(著)
佐々木譲氏絶賛!
「圧倒的なリアリティ! 取材では書き得ない迫力。
いま検察が抱える問題を鋭く指し示す、きわめて同時代的な問題作!
地検特捜部のありようを、現実に生きる検察官の姿を、ここまで生々しく描き切った小説はこれまであったろうか。わたしたちはいま『検察小説』という新しいジャンルの誕生を見たのかもしれない。これからも検察の内部からこれほど情報性豊かなエンターテインメントが続けて生まれてきたら、と、職業作家として、わたしは少しおののいている。」
密室の女性記者死体・大物政治家「政治とカネ」疑惑――二つの事件が交差するとき、驚愕の真実が明らかに。検察を知り尽くす謎の作家、鮮烈なデビュー作!
「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」
「……そんな供述のどこが真実なんだ」
美貌の女性記者はなぜ殺されたのか?
口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは……。
特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む!
「圧倒的なリアリティ! 取材では書き得ない迫力。
いま検察が抱える問題を鋭く指し示す、きわめて同時代的な問題作!
地検特捜部のありようを、現実に生きる検察官の姿を、ここまで生々しく描き切った小説はこれまであったろうか。わたしたちはいま『検察小説』という新しいジャンルの誕生を見たのかもしれない。これからも検察の内部からこれほど情報性豊かなエンターテインメントが続けて生まれてきたら、と、職業作家として、わたしは少しおののいている。」
密室の女性記者死体・大物政治家「政治とカネ」疑惑――二つの事件が交差するとき、驚愕の真実が明らかに。検察を知り尽くす謎の作家、鮮烈なデビュー作!
「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」
「……そんな供述のどこが真実なんだ」
美貌の女性記者はなぜ殺されたのか?
口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは……。
特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む!
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/10/28
- 寸法13.8 x 2 x 19.6 cm
- ISBN-104062170132
- ISBN-13978-4062170130
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」「…そんな供述のどこが真実なんだ」美貌の女性記者はなぜ殺されたのか?口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは…。特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む。
著者について
由良 秀之
一九七七年東京大学卒業、民間会社勤務を経て、一九八三年検事任官。東京地検特捜部、法務省法務総合研究所等に勤務。二〇〇六年に退官、弁護士登録、東京都内で法律事務所開設。大学教授として研究・教育にも従事。
一九七七年東京大学卒業、民間会社勤務を経て、一九八三年検事任官。東京地検特捜部、法務省法務総合研究所等に勤務。二〇〇六年に退官、弁護士登録、東京都内で法律事務所開設。大学教授として研究・教育にも従事。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
由良/秀之
1977年東京大学卒業、民間会社勤務を経て、1983年検事任官。東京地検特捜部、法務省法務総合研究所等に勤務。2006年に退官、弁護士登録、東京都内で法律事務所開設。大学教授として研究・教育にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1977年東京大学卒業、民間会社勤務を経て、1983年検事任官。東京地検特捜部、法務省法務総合研究所等に勤務。2006年に退官、弁護士登録、東京都内で法律事務所開設。大学教授として研究・教育にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/10/28)
- 発売日 : 2011/10/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 282ページ
- ISBN-10 : 4062170132
- ISBN-13 : 978-4062170130
- 寸法 : 13.8 x 2 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,015位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 845位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 5,401位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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著者について
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に面白く一気に読めた。
地検特捜部がどのような取り調べを行なっているのか、実際に東京地検特捜部に在籍した作者であるこその説得力がある。
ストーリーは面白く、申し分ない。一方で、少々物足りなさを感じた点をいくつか上げてみたい。
1.登場人物がページ数に対して多すぎる
現実にどれくらいの人が事件に関わっているのかを示したいという意図だとは思うが、それにしても登場人物が多すぎる。ストーリー上特に必然性のない登場人物もいたので、もっと集約しても良かったのではないか。読んでいて混乱することがあった。
ページ数から考えると、織田検事の妻とのやり取りは省略でも良かったかも。
あるいはページ数を1.5倍くらいにしてもう少し丁寧に書き込んでも良かった。
2.人物造形が不明確な登場人物が多い
1.の問題から派生するものだが、人物像の書き込みが足りていない人物が多い。
特に主人公の織田検事はシリーズ化を睨んで書き込みを増やしたほうがよかった。
また、邑上涼子と桜井智子は人物像がかなり似通っていて、人物の書き分けという点に物足りなさを感じた。
3.ストーリーにあと一捻りほしい
処女作として上出来だと思うが、振り返るともう少し途中に意外な展開があってもよかったのではないだろうか。また、真犯人が唐突で、もっと早い段階からストーリーに絡んでくれたら意外性があったかも。
以上、誠に生意気ながら、惜しい!と思った点を列挙しました。すみません。
読む価値のある小説です。
地検特捜部がどのような取り調べを行なっているのか、実際に東京地検特捜部に在籍した作者であるこその説得力がある。
ストーリーは面白く、申し分ない。一方で、少々物足りなさを感じた点をいくつか上げてみたい。
1.登場人物がページ数に対して多すぎる
現実にどれくらいの人が事件に関わっているのかを示したいという意図だとは思うが、それにしても登場人物が多すぎる。ストーリー上特に必然性のない登場人物もいたので、もっと集約しても良かったのではないか。読んでいて混乱することがあった。
ページ数から考えると、織田検事の妻とのやり取りは省略でも良かったかも。
あるいはページ数を1.5倍くらいにしてもう少し丁寧に書き込んでも良かった。
2.人物造形が不明確な登場人物が多い
1.の問題から派生するものだが、人物像の書き込みが足りていない人物が多い。
特に主人公の織田検事はシリーズ化を睨んで書き込みを増やしたほうがよかった。
また、邑上涼子と桜井智子は人物像がかなり似通っていて、人物の書き分けという点に物足りなさを感じた。
3.ストーリーにあと一捻りほしい
処女作として上出来だと思うが、振り返るともう少し途中に意外な展開があってもよかったのではないだろうか。また、真犯人が唐突で、もっと早い段階からストーリーに絡んでくれたら意外性があったかも。
以上、誠に生意気ながら、惜しい!と思った点を列挙しました。すみません。
読む価値のある小説です。
2014年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
検察庁の特捜部という特殊な部署で展開される捜査。政治家の汚職を立件する方法の一つとして、特捜部が描いたシナリオ通りに証拠固めを進める。恫喝や精神的な追い込みで自白をつなぎ合わせ立件していく特捜部。およそ一般市民が抱くイメージとかけ離れた特捜部の取り調べ「割る」。正義こそが察が目指すものとして検事任官した主人公検事が仕事と精神のジレンマの中で、それでも自分は真実を追求する検事でありたいという信条と司法記者として特捜部発表や個人的な捜査検事とのつながりの中で零れてきた情報でしか記事が描けないという現実に疑問を感じているもう一人の主人公とが手を組むことで、事件の真相に迫る。これまでなかった切り口で展開していく、とてもワクワクして読みました。先に読み終えてTVを観ているという状況の中でも、再度読みたくなる内容だったと思います。
ベスト500レビュアー
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検察特に、敗戦後GHQによって創設された特捜が組織を維持するため極めて歪になっている現況がよく描かれている。
そしてそれは、あらゆる組織が陥る罠でもある。
この小説は、2011年10月発行であるが2012年4月26日の小沢無罪判決に検察が受けたであろうものを推測出来る。
登場する人物の人間模様が節度ある筆致で描かれているのも特徴的である。恋もある。
小集団の閉鎖的で息が詰まるような上意下達の検察官の世界やその内在的論理が分かり見晴しがよくなる。
検察小説という新しいジャンルが生まれたという佐々木譲氏の評価の通りである。
そして、由良秀之とは郷原信郎さんのペンネームである。
そしてそれは、あらゆる組織が陥る罠でもある。
この小説は、2011年10月発行であるが2012年4月26日の小沢無罪判決に検察が受けたであろうものを推測出来る。
登場する人物の人間模様が節度ある筆致で描かれているのも特徴的である。恋もある。
小集団の閉鎖的で息が詰まるような上意下達の検察官の世界やその内在的論理が分かり見晴しがよくなる。
検察小説という新しいジャンルが生まれたという佐々木譲氏の評価の通りである。
そして、由良秀之とは郷原信郎さんのペンネームである。
2012年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大阪地検特捜部主任検事による証拠改竄、布川事件等々、ここ最近検察のあり方を改めて問い直す動きが強まってきています。同時に、ここ最近では見直す風潮も出ていますが、旧態依然としてマスメディアの偏向報道、迎合報道も相変わらず続いています。
本作ではこれらの問題を元検察官であり弁護士を務め、各種メディアでも取り上げられることの多い由良秀之こと郷原信郎氏が経験に裏打ちされたからこそ可能なリアリティで書き述べられています。
一際目を引くのが取調のシーンです。取調官は最初は敬語なのが、徐々に言葉がくだけ始め、遂には非常に荒い物言いを繰り返してる様子、恫喝で自白を吐き出させる手口、普通では知り得ない取調の光景がありありと浮かんできます。
また、検察に強く出ることのできない司法クラブ記者の実態も垣間見ることが出来ます。
物語のラスト、検察幹部が自分達の体制に反省をする描写があります。しかし実際の検察はどうでしょう。大阪地検特捜部の証拠改竄事件後、事件は全て主任検事の判断のみによって行われた、という主張を検察は続けています。果たして本当にそうなのでしょうか。証拠の改竄や隠滅は検察という権力機関で往々にして行われていたのではないか、あの事件は氷山の一角にすぎないのではないか。このような疑念を拭い去ることは出来ません。厚労省の役人をバッシングしていたと思ったら、冤罪の発覚後手の平返すようにマスメディアは報道しました。しかし、彼等の報道は事件の表面を撫でているだけで、その奥に潜む実態を捉えているとは言い難いです。検察には権力を振りかざす自白主義のアンシャンレジームを、マスメディアには権力への媚び諂いを、すぐにでも改善していただきたいと思います。
喫緊のテーマとなっている司法問題、堅い内容も多いのでなかなか取っ付きにくいと思います。しかし、このテーマへの入門書として本書を一読することをお勧めします。超特急なストーリーですので、一気に読み進められるでしょう。
本作ではこれらの問題を元検察官であり弁護士を務め、各種メディアでも取り上げられることの多い由良秀之こと郷原信郎氏が経験に裏打ちされたからこそ可能なリアリティで書き述べられています。
一際目を引くのが取調のシーンです。取調官は最初は敬語なのが、徐々に言葉がくだけ始め、遂には非常に荒い物言いを繰り返してる様子、恫喝で自白を吐き出させる手口、普通では知り得ない取調の光景がありありと浮かんできます。
また、検察に強く出ることのできない司法クラブ記者の実態も垣間見ることが出来ます。
物語のラスト、検察幹部が自分達の体制に反省をする描写があります。しかし実際の検察はどうでしょう。大阪地検特捜部の証拠改竄事件後、事件は全て主任検事の判断のみによって行われた、という主張を検察は続けています。果たして本当にそうなのでしょうか。証拠の改竄や隠滅は検察という権力機関で往々にして行われていたのではないか、あの事件は氷山の一角にすぎないのではないか。このような疑念を拭い去ることは出来ません。厚労省の役人をバッシングしていたと思ったら、冤罪の発覚後手の平返すようにマスメディアは報道しました。しかし、彼等の報道は事件の表面を撫でているだけで、その奥に潜む実態を捉えているとは言い難いです。検察には権力を振りかざす自白主義のアンシャンレジームを、マスメディアには権力への媚び諂いを、すぐにでも改善していただきたいと思います。
喫緊のテーマとなっている司法問題、堅い内容も多いのでなかなか取っ付きにくいと思います。しかし、このテーマへの入門書として本書を一読することをお勧めします。超特急なストーリーですので、一気に読み進められるでしょう。
2011年11月10日に日本でレビュー済み
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推理小説として読むよりむしろ、そこに描かれる人物像、登場する組織、職位、しくみなどその内実を知らない人たちに、わかりやすく解説し、小説という形をとってさまざまな問いかけをなされていると読みとれる。全体的に構築的でシンプルに書かれていて、とても読みやすい。このままでよいのか・・と思わされる現代社会のさまざまな問題定義をあらゆる角度から描き出している。女性側の主張なども多くをさいて書かれているのは、女性としてはとても共感を得、多くの読者の支持を得られることだろう。著者が、ノンフィクションジャンルや公的メッセージでは、長さ、形式などで表現できない部分をメタファーとして、より読者に深く訴えかける形で表されたのではないかと私は感じる。読後感は、あっさりとあたたかく、提示された内容がわりとしっかりと記憶に残る。ドロドロ感や、強い攻撃的なものや、ぐさぐさ感ではなく・・多くの方に読んでいただきたい良書!そして読後感を共有し、さまざまなコメントをシェアする機会があるとより読まれたお1人お1人にとって有意義なことになると思う。次作も超期待している。