全編余りに酷すぎて逐一取り上げるのは不可能。基礎的な哲学史的知識がある人が本書を読めばかなりひどい間違えがあることがわかるはずだ。例えばプラトンの章を読めば洞窟の比喩すら理解していないことがわかるしトマスの紹介は極めて適当でヘーゲル弁証法の特徴は無視、レヴィナスの他者概念についてもあからさまな誤用がある。どうしてこんなに間違えだらけなのかが不思議。誤解が段落どころか行ごとに存在しており枚挙すれば300はくだらない。
これを呼んでも自分で哲学諸書を紐解く気は起きないだろうし、したとしてもついていけずそれ以降哲学にふれることはないと思う。あの池田昌子を先生と呼んでいるのをみるに著者は哲学については池田の本やソフィーの世界、倫理の教科書くらいしか読んだことがないのだろう。読者に思索を促さず各思想家の術語を極めて皮相的に捉えその像を非常に単純な形で読者の知識に刷り込むものに哲学入門書を名乗る資格はない。
このレビューをご覧の哲学に入りたい方には樫山「哲学概説」藤本「哲学入門」プレピト「哲学オデュッセイ」などをおすすめする。
Stanford Encyclopedia of Philosophyは哲学用語、哲学史、哲学者の業績、研究史の知識を極めて詳細かつ広範に提供してくれる。例をあげれば
「ロマン主義」「唯物論」「ニヒリズム」
「無限」「言語」「否定」「認識論」「カント」
のような古典的話題から
「分子生物学」「音楽の哲学」「政治的正当性」「線形論理」「多文化主義」「コゲーテ」
など科学技術、芸術、社会科学、文学、数学などにまたがる最新の話題も含まれている。
射程は西洋のみならず、ロシア、インド、日本、朝鮮、東南アジア、アフリカ、ラテンアメリカにまで及び、このサイトをうまく活用すれば哲学の調べ者にはまず困らないだろう。
専門家の査読の上掲載されているので論文でも引用可能である。さらにインターネットの利点を活かし日々追加、増補、改訂がなされている。
紙の本では
まず思想史の枠組みを捉えるため
ヨーロッパの知的伝統―レオナルドからヘーゲルへ
勧める。科学、社会、哲学、政治思想史の連関を解明した名著である。
哲学通史としてはJonesやkenny、シャトレ(これのみ翻訳あるが前掲の2冊の方が良い)の大著が良い。
coplestonやÜberweg(後世の学者による改訂あり)は大変詳細かつ専門的で辞書代わりにも使える(中身はPDFや海外大学のリポリドジで見れる)。
邦語ではまず高坂正顕の「西洋哲学史」ミネルヴァ書房の「西洋哲学史」があげられる。
古代中世通史はリーゼンフーバー(文献表も優れている)が標準
古代哲学の入門書はnhk出版のものが平易。
近世、近代は野田又夫「西洋哲学史」。詳しいものであれば九鬼周造の「西洋近世哲学史稿」が丁寧でわかり易い。(高いので図書館や全集収録以前の版を利用するべき)
現代は岩波講座「現代思想」の興味ある巻を買えば良いだろう。深く掘り下げる場合には飯田隆、シューテクミラー、現代思想の冒険者シリーズを参照。
ある哲学者や哲学史の潮流(たとえば「ドイツ観念論」や「機械原因論」、「イギリス理想主義」など)について包括的な知識及び最新の研究成果を享受したい場合にはThe Cambridge Companion to Philosophyや Blackwell Companions to Philosophyなどをあたれば良い。
辞典は Cambridge Companion to Philosophy(用語)・東京堂「哲学用語辞典」・岩波「哲学思想事典」
マケプレで値段が吊り上げられている場合大きめの図書館か本の横断検索サイトで探すこと。
追記
といろいろ書いてきたがネットにて京大の福谷茂氏の優れた読書案内を見つけたので是非ご覧いただきたい(「福谷茂 読書案内」で検索)。
史上最強の哲学入門 (河出文庫) (日本語) 文庫 – 2015/11/5
飲茶
(著)
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本の長さ344ページ
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言語日本語
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出版社河出書房新社
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発売日2015/11/5
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ISBN-104309414133
-
ISBN-13978-4309414133
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Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
真理に殉じた最強の論客ソクラテス、近代哲学の偉大なる父デカルト、神を殺した狂気の超人ニーチェ…強者の論を踏み台に、さらなる強者が出現する。そう、哲学の歴史はまさに闘い!!偉大なる哲学者たちが繰り広げてきた、頭脳と頭脳の闘いの歴史を、驚異的な噛み砕き方でわかりやすく紹介。最強の哲学入門書、降臨!!
著者について
東北大学大学院卒業。哲学や科学など、敷居の高いジャンルの知識を楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。著書に『哲学的な何か、あと科学とか』『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
飲茶
東北大学大学院卒業。哲学や科学など敷居の高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東北大学大学院卒業。哲学や科学など敷居の高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より





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カスタマーレビュー
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2018年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学に興味が沸き、手始めに多くの哲学者のことを広く浅く知りたいと思い本書を購入しました。
結果から言うと大当たりでした。本書の素晴らしい点は、表紙の画からすでにお分かりかもしれませんが『バキ』分です!・・・と言いつつ実際、各哲学者の説明についてはバキ分は気にならないと思いますが、まえがきだけでもインパクト大。男心が燃え滾るでしょう。また、本文は非常に端的でかつ親しみやすい言い回しで語られており、短く分かりやすい!飽きずにすらすら読むことができます。そして、それぞれの哲学に対し書かれている著者の洞察がまた鋭くて惚れてしまいます。にもかかわらず巻末に載っている参考文献が薄弱なのが不思議なほどでした。
本書での学びは多かったのですが、特に印象に残った3人の哲学を挙げます。
・サルトル:「自由とは、何が正しいのか分からないのに『好きにしろ』と放り出されてしまった不安定な状態のとである」
これを読んでまさに、現代人のことだと思いました。私自身「自由」という無限の選択肢が与えられているのに、結果的に幸せになるとは限らない現実に苦しんでいました。本書で語られている通り、何をすべきか「決断するための価値観」を手に入れる必要があると気づきました。
・ソクラテス:「自分の考えを決めるための価値観」を持っていなければ、多数決は有効には働かない。民主主義は無責任な衆愚政治へと成り下がってしまう。
上述のサルトルと関連して、「決断するための価値観」を多くの人が持たないがために、日本はその場のノリで物事や政治家が決まるという状態にあるのではないでしょうか。
・ニーチェ:「弱者であることを賛美するかのような綺麗ごとの数々。しかし、それらはすべて弱者のルサンチマンにすぎない。」
宗教の力が失われた当時の西洋に限らず、現代の日本でも無害で無欲で謙虚な人間が称賛されているように感じます。それは、最大多数の幸福を目指す平等主義においては正しいことだと思いますが、本来の自然なあり方とは矛盾していると認識しておくことは必要なことだと感じました。
結果から言うと大当たりでした。本書の素晴らしい点は、表紙の画からすでにお分かりかもしれませんが『バキ』分です!・・・と言いつつ実際、各哲学者の説明についてはバキ分は気にならないと思いますが、まえがきだけでもインパクト大。男心が燃え滾るでしょう。また、本文は非常に端的でかつ親しみやすい言い回しで語られており、短く分かりやすい!飽きずにすらすら読むことができます。そして、それぞれの哲学に対し書かれている著者の洞察がまた鋭くて惚れてしまいます。にもかかわらず巻末に載っている参考文献が薄弱なのが不思議なほどでした。
本書での学びは多かったのですが、特に印象に残った3人の哲学を挙げます。
・サルトル:「自由とは、何が正しいのか分からないのに『好きにしろ』と放り出されてしまった不安定な状態のとである」
これを読んでまさに、現代人のことだと思いました。私自身「自由」という無限の選択肢が与えられているのに、結果的に幸せになるとは限らない現実に苦しんでいました。本書で語られている通り、何をすべきか「決断するための価値観」を手に入れる必要があると気づきました。
・ソクラテス:「自分の考えを決めるための価値観」を持っていなければ、多数決は有効には働かない。民主主義は無責任な衆愚政治へと成り下がってしまう。
上述のサルトルと関連して、「決断するための価値観」を多くの人が持たないがために、日本はその場のノリで物事や政治家が決まるという状態にあるのではないでしょうか。
・ニーチェ:「弱者であることを賛美するかのような綺麗ごとの数々。しかし、それらはすべて弱者のルサンチマンにすぎない。」
宗教の力が失われた当時の西洋に限らず、現代の日本でも無害で無欲で謙虚な人間が称賛されているように感じます。それは、最大多数の幸福を目指す平等主義においては正しいことだと思いますが、本来の自然なあり方とは矛盾していると認識しておくことは必要なことだと感じました。
2018年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学に関してはど素人で、1冊目の入門書として購入しました。
アマゾンのレビューが良かったので購入したのですが、表紙の絵があまり好みではなく、中身を開くまで正直内容が不安でした。
一言で感想を言いますと、1冊目の入門書としては「最高」です。
とにかく、内容が非常に分かりやすいです。
哲学ど素人でも分かるような言葉・表現しか使われていませんし、分かりにくい記述にはイラストを用いて説明しています。
また著者のユーモラスな表現も多用されており、すっかり著者のファンになってしまいました笑
他の本も是非読ませて頂きます。
アマゾンのレビューが良かったので購入したのですが、表紙の絵があまり好みではなく、中身を開くまで正直内容が不安でした。
一言で感想を言いますと、1冊目の入門書としては「最高」です。
とにかく、内容が非常に分かりやすいです。
哲学ど素人でも分かるような言葉・表現しか使われていませんし、分かりにくい記述にはイラストを用いて説明しています。
また著者のユーモラスな表現も多用されており、すっかり著者のファンになってしまいました笑
他の本も是非読ませて頂きます。
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
西洋哲学史上の著名人の思想について、平易に解説した哲学入門書です。
東洋思想は続編の別書籍なので、本書では扱っていません。
真理、国家、神、存在という4つのテーマで章分けして解説していくスタイルです。
つまり、単純に古い思想家から並べたわけではなく、本書の執筆方針に合う順序で思想家が登場します。
テーマの縛りがある状態で展開するからだと思われますが、各思想家について有名な用語や主張が網羅されているわけではありません。
各章のテーマについてその思想家が主張したことを紹介していき、それぞれの章が1つのストーリーとしてできあがる感じです。
章テーマが主で、思想家個人が従とイメージしてもよいと思います。
私は続編の東洋思想編を先に読んだのですが、本書最終章の「存在」は、東洋思想と並べて学習しておきたい内容なので、2冊セットで読んでも楽しめます。
個人的には東洋編の方がおもしろかったので、そちらを楽しむためのステップとして本書を読むのもありだと思います。
筆者は『バキ』の大ファンだそうで、バキやその他の古典的アニメをネタにした記述がところどころに出てきます。
元ネタを知らない人は楽しめない部分ですが、特に気にする必要はないかと思います。
本書の魅力はそこではなく、難解な思想を平易に説明して見せる執筆力にありますので。
著者の個人的センスだと思いますが、単に思想の紹介だけでなく、思想家の人物像が見えてくるような面白エピソードも盛り込んでいます。
前書きにあるルソーの紹介に「お尻を出した子、一等賞」とあるので、何のこっちゃという感じですが、実際に中身を読んでみるとわかります。
東洋思想は続編の別書籍なので、本書では扱っていません。
真理、国家、神、存在という4つのテーマで章分けして解説していくスタイルです。
つまり、単純に古い思想家から並べたわけではなく、本書の執筆方針に合う順序で思想家が登場します。
テーマの縛りがある状態で展開するからだと思われますが、各思想家について有名な用語や主張が網羅されているわけではありません。
各章のテーマについてその思想家が主張したことを紹介していき、それぞれの章が1つのストーリーとしてできあがる感じです。
章テーマが主で、思想家個人が従とイメージしてもよいと思います。
私は続編の東洋思想編を先に読んだのですが、本書最終章の「存在」は、東洋思想と並べて学習しておきたい内容なので、2冊セットで読んでも楽しめます。
個人的には東洋編の方がおもしろかったので、そちらを楽しむためのステップとして本書を読むのもありだと思います。
筆者は『バキ』の大ファンだそうで、バキやその他の古典的アニメをネタにした記述がところどころに出てきます。
元ネタを知らない人は楽しめない部分ですが、特に気にする必要はないかと思います。
本書の魅力はそこではなく、難解な思想を平易に説明して見せる執筆力にありますので。
著者の個人的センスだと思いますが、単に思想の紹介だけでなく、思想家の人物像が見えてくるような面白エピソードも盛り込んでいます。
前書きにあるルソーの紹介に「お尻を出した子、一等賞」とあるので、何のこっちゃという感じですが、実際に中身を読んでみるとわかります。
2018年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで哲学書は何冊かチャレンジしたが、大概途中で挫折したあげく放りだして寝てしまうというパターンの繰り返しであった。だが本書は違った。筆者はグラップラー刃牙の大フアンだそうだが、それこそマンガでも読むように一気に読めた。哲学の入門書としては最良の中の一冊だと思う。哲学に興味のある方にはぜひ一読をおススメしたい。
哲学はいったい実生活になんの役に立つのか?疑問に思う方もおられると思う。だが実際は格差社会を生んだ新自由主義も、共産主義も一種の哲学なのである。私たちはなぜ働くのか?その解答を考えるのも哲学の仕事なのだ。
ルソーの哲学がなければフランス革命もなかったかもしれない。その意味で哲学は私たちの生活に密接に関係している。
一つ不満に思ったことは本書では「哲学」と「宗教」の区別があいまいなままな事。
哲学者はみんな「真理」を求めて思索を続ける。そのことに変わりはあるまい。
しかし学説の範囲にとどまっている間は新しい学説が出てくれば、以前の学説は否定されて次の学説に置き換わる。
しかし中には、フオロワーの数が異常にふえて、その説を唱えた人は教祖様になってしまい、その説は「真理」となって否定することは許されない。それが宗教なのだろう。
おそらく本当の「真理」などどいうものには永久にたどり着けないのではあるまいか。
本書はあくまでも「入門書」である。いわば軽妙な映画評論家の解説を聞いているようなもので、実際のところは自分で本格的に勉強してみなければ解らない。そのことだけは心にとどめておきたい。
哲学はいったい実生活になんの役に立つのか?疑問に思う方もおられると思う。だが実際は格差社会を生んだ新自由主義も、共産主義も一種の哲学なのである。私たちはなぜ働くのか?その解答を考えるのも哲学の仕事なのだ。
ルソーの哲学がなければフランス革命もなかったかもしれない。その意味で哲学は私たちの生活に密接に関係している。
一つ不満に思ったことは本書では「哲学」と「宗教」の区別があいまいなままな事。
哲学者はみんな「真理」を求めて思索を続ける。そのことに変わりはあるまい。
しかし学説の範囲にとどまっている間は新しい学説が出てくれば、以前の学説は否定されて次の学説に置き換わる。
しかし中には、フオロワーの数が異常にふえて、その説を唱えた人は教祖様になってしまい、その説は「真理」となって否定することは許されない。それが宗教なのだろう。
おそらく本当の「真理」などどいうものには永久にたどり着けないのではあるまいか。
本書はあくまでも「入門書」である。いわば軽妙な映画評論家の解説を聞いているようなもので、実際のところは自分で本格的に勉強してみなければ解らない。そのことだけは心にとどめておきたい。
2018年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで、プラトンや、ニーチェなどの専門的な哲学書を読んでは挫折ばかりしてました。
発売当初、表紙のバキの絵で、なんじゃこりゃ?って思い敬遠してしまいました。
表紙で損してる気がします。
冒頭でのバキ感が半端なく、最大トーナメント風に哲学者を紹介していく様はワクワクしますよ。
作者の指摘通りで間違った読み方をして、哲学を小難しく考えてとらえていました。
古代ギリシャから現代まで、順番に読んでいかないと哲学って理解出来ないんですね(^^;
どんなに頑張ってもわからなかったのに、こんなに少ないページの本でなんとなくですが理解出来ました。
頭に残っています。これくらいの分量のほうがわかりやすいです。
この本を読んでから、専門書を読んだほうが、絶対に理解出来ると思いました。
発売当初、表紙のバキの絵で、なんじゃこりゃ?って思い敬遠してしまいました。
表紙で損してる気がします。
冒頭でのバキ感が半端なく、最大トーナメント風に哲学者を紹介していく様はワクワクしますよ。
作者の指摘通りで間違った読み方をして、哲学を小難しく考えてとらえていました。
古代ギリシャから現代まで、順番に読んでいかないと哲学って理解出来ないんですね(^^;
どんなに頑張ってもわからなかったのに、こんなに少ないページの本でなんとなくですが理解出来ました。
頭に残っています。これくらいの分量のほうがわかりやすいです。
この本を読んでから、専門書を読んだほうが、絶対に理解出来ると思いました。