<蒸留水の特長・・・大自然のシステムをそのままに>
水を沸騰させて水蒸気(気体)を発生させ、それを冷却して再度また水(液体)に戻したものです。
気体から液体という「蒸留」工程を経ることで、水(H2O)と水以外の不純物が分離され、限りなく純水に近い水「蒸留水」が誕生します。
実際に飲み比べますと、「蒸留水」と一般の水との違いを、舌と身体でご体感頂けることと思います。
自然界では、太陽に照らされた海水が蒸発し、空に上がって雲となり、きれいな雨水となって大地に戻ってくるという循環が行われています。
蒸留水器は、まさにこの大自然の偉大な営みをそのまま小さなボディに凝縮した装置とも言えます。
<浄水器と蒸留水器の違い>
「蒸留水器」と言うと、蒸留水器を知らない方々は、世間一般に出回っている浄水器と同列に考えてしまいがちです。
実は浄水器と蒸留水器は、水をきれいにする工程や仕組みが全く異なります。
浄水器は、細かい網目になった膜(まく)いわゆる「フィルター」を通すことで水に含まれる不純物を除去するというものです。
一方、蒸留水器は、水をいったん沸騰させて水以外の不純物を分離させ、きれいになった水蒸気のみを冷やして水に戻すというシンプルかつ画期的な方法です。
フィルターを用いた浄水器は、フィルターが新しい初めの数回は、説明書に記載された通りの浄化能力を発揮しますが、使用するにつれて浄化能力は徐々に低下していきます。
かたや蒸留水器はフィルターを用いないため、常に高い浄化能力を保持することができます。
それぞれの浄化能力の違いは、浄水器を通した水で蒸留水を作ってみると一目瞭然です。
ぜひ一度、皆様が現在お使いになっているお手元の浄水器を通した水で試してみてください。
蒸留後、機械本体の内釜に残る不純物を見て、驚かれることと思います。
「今までこのようなモノを体内に取り込んでいたのか」とショックを受ける方が多いです。
その衝撃と反動から蒸留水器を積極的にお使い頂けるようになります。
また、一般的に浄水器というのものは比較的高価で、さらに交換を必要とするフィルターも結構な出費となるケースが多いです。
中にはフィルターほんの数個分の代金で蒸留水器が1台買えてしまうなんていう事態も見受けられます。
長期的に使用することを考慮しても、浄水器に比べて蒸留水器はコストパフォーマンスも優れています。