ツイッターで存じ上げ、ファンになったイラストレーター・槻城ゆう子先生の漫画作品だということで、迷わず購入しました。
まず、魔術的イメージに満ちた表紙の美麗さにやられました。実物を目の前にすると、幻想性と確かな画力に裏付けられた現実感が同時に胸に迫ります。
内容も、耽美で妖艶な画風に、現実としてのシビアな魔術の追求、そしてパワーソースとしてのクトゥルー神話の神々の圧倒的存在感が拮抗し、独特の緊張感ある世界を構築しています(そんな中で、やけに普通の人っぽい主人公・栃草緋不美が妙な存在感ありますが)。
様々な魔術的知識、その象徴が随所にちりばめられた本書は、オカルト漫画として最上質の部類に入ると思います。
勿論、設定のベースとなっているクトゥルー神話のファンの方々も、心から満足いただける、濃厚な「クトゥルー濃度」です。この漫画の魔術師は、クトゥルー神話由来の魔導書を所有することで魔法を使います。「無名祭祀書」や「エイボンの書」など、もうそれだけでゾクゾクしますね。
作者様が本職イラストレーターさんだけあって、こちらはまず、絵が魅力的です。魔的で耽美で妖艶で迫力ある絵柄に、オカルト的な世界観が乗って、その魅力が倍増しています。1ページ1ページ、コマの隅々まで味わえます。キャラクターが男女とも耽美(一部例外あり)なのが、またたまらないです。
幕間のネクロノミコンについての蘊蓄も、解説・後書きも濃厚で面白いです。
こちらの漫画のあちこちに散らばる魔術的知識を、海辺で綺麗な貝殻を拾うように拾い集めるのも、楽しみ方の一つだと思います。
こちらはこれで完結なのかな?緋不美が成長していく続編など、読んでみたいなと思いました。
オカルト好きなら、絶対に満足できると保証できますので、文句なく星5つ。
絵柄の魅力を足してもう一つ星が欲しいくらいですね。
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召喚の蛮名―学園奇覯譚 (Beam comix) コミック – 2002/12/1
槻城ゆう子氏によって'97年に(株)ホビージャパン発行の「RPGマガジン」にて掲載されたコミックを単行本化。クトゥルー神話やネクロノミコン、錬金術・魔術などを題材とした学園オカルトコミック。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2002/12/1
- ISBN-104757712340
- ISBN-13978-4757712348
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年6月1日に日本でレビュー済み
当時私はこの漫画がRPGマガジンに載るのを楽しみにしていた。
RPGという世界を基点として、魔術というものにいささかの興味を持っていたためだ。魔術を器にクトルゥという素材を盛り、いささかの恋愛模様(?)をスパイスとして効かせたこの作品は当時の私の楽しみだった。絵も私の好きな奥瀬サキと同じ雰囲気を醸していたし。
時を越え、何故BeamComicsから発売されたかは私にはうかがい知れない。
しかし、後書きには朝松健氏という、魔術好きなら一度は当たる名前が載り、作者の後書きもかなり魔術色が濃い。
あなたが魔術好きなら、手に取られても損は無いと思う。
RPGという世界を基点として、魔術というものにいささかの興味を持っていたためだ。魔術を器にクトルゥという素材を盛り、いささかの恋愛模様(?)をスパイスとして効かせたこの作品は当時の私の楽しみだった。絵も私の好きな奥瀬サキと同じ雰囲気を醸していたし。
時を越え、何故BeamComicsから発売されたかは私にはうかがい知れない。
しかし、後書きには朝松健氏という、魔術好きなら一度は当たる名前が載り、作者の後書きもかなり魔術色が濃い。
あなたが魔術好きなら、手に取られても損は無いと思う。
2003年1月10日に日本でレビュー済み
待っていました。まず、そう口から言葉が出ました。
RPGマガジンで不定期連載だった作品がついにまとめて読める。
私にとっては作品のの全貌すら隠されていました。
なぞかけのようなセリフだけでなく、
絶妙に組み合いバランスをとって、
エッセンスとして随所にちりばめてあるクトゥルフ神話は
作品中に神秘の息遣いを与えています。
背景にはさまざまな設定がちりばめられています。
そう、この作品は他のクトゥルフ作品等を読むことで
何度読んでも新しい発見があると思います。
クトゥルフ入門にいかがですか?
RPGマガジンで不定期連載だった作品がついにまとめて読める。
私にとっては作品のの全貌すら隠されていました。
なぞかけのようなセリフだけでなく、
絶妙に組み合いバランスをとって、
エッセンスとして随所にちりばめてあるクトゥルフ神話は
作品中に神秘の息遣いを与えています。
背景にはさまざまな設定がちりばめられています。
そう、この作品は他のクトゥルフ作品等を読むことで
何度読んでも新しい発見があると思います。
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