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古寺巡礼 (岩波文庫) 文庫 – 1979/3/16

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商品の説明

内容紹介

大正7年の5月に、20代後半の和辻は、友人たちとともに、唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良とその周辺の寺々を巡り、法華寺十一面観音や、薬師寺吉祥天女、百済観音、法隆寺金堂壁画など、飛鳥・奈良の古建築・古美術に感動して、その印象を情熱をこめて書きとめた。それを大正8年に出版したが、情熱が滲み出た筆致を自ら恥ずかしく思うようになり、戦後直後に全集として出版されるに当たり、改訂版を収録した。本書は、その改訂版を収録している(岩波文庫版が底本)。戦時中、戦地に赴く前に、本書を手に奈良を巡った人もある由。 --このテキストは、オンデマンド (ペーパーバック)版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊び、その印象を情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった美の世界がここにはある。


登録情報

  • 文庫: 287ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1979/3/16)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4003314417
  • ISBN-13: 978-4003314418
  • 発売日: 1979/3/16
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 19件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 130,405位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
奈良在住の27歳です。

僕はこの奈良という土地から一歩もですに今まで育ってきた。
だけど、僕は奈良県がずっと好きじゃなかった。

なーんにもない土地。
全然都会じゃないのに、かといって大自然を満喫できるほどの田舎でもない。
田んぼと畑ばかり。

同い年の友人はたいした夢もなく、就職の際も県外へ出たがらない。
若者の遊ぶ場所といえば、イオンのような大型のショッピングモールかパチンコか、せいぜいラブホテルくらい。
ヤンキーにかぶれる友人は、給料をつぎ込み、せっせとクルマを改造する。それも下品に下品に改造するのである。

ようするに、夢も希望もないシケた街。
こんなクソみたいな街ぜったいに早く出てやる!
そう思っていたぼくだけど、人生うまくいかず。。挫折を経験し、結局未だ奈良の人である。

前置きが長くなったが、そんな僕が、奈良を好きになりたい。
そんな思いで手にとったのがの本でした。

一日で読み切りましたが、内容は、正直に言うと、読みにくかった。。
ガンダーラがどうした、グプタ王朝がこうした。。などの歴史的考察が多く出てきます。

しかし、この読みにくさの
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形式: 文庫
若い頃、店頭でパラパラとページを繰って目に入った写真から、お寺や仏像の紹介本と思ってこの本を読み始めたところ、アジャンターの壁画がどうの、「甲子夜話」がどうの、どこそこに行って風呂がどうの、などと続き、何じゃこれは、と思い棚に戻したことがあった。

今度、改めて通読し、全く違う内容をたいへん面白く読むことができた。それは、初見の時からすれば相応に歳をとったせいかもしれないが、それはさておいて、何が面白かったかといえば、奈良や飛鳥の諸寺院や、博物館を中心に訪れ、そこの建築や仏像などにふれるにあたって、それを取り巻く空間や時間を自由に飛翔し、それらの特質、本質を考究する知的な旅をする、その旅が面白かったのである。

そのような旅をなぜ若き和辻ができたのか。

それは、彼の若くして有する該博な知識に負うところはあろうが、それに加えて、彼の視角が広いこと、そこにあるのではなかろうか。たとえば、伎楽面を巡って、その面が大仏開眼の時にどのように楽と舞において使われたかは勿論、それが作られた天平にとどまることなく、平安、鎌倉以後にも目を移して、猿楽、田楽、能、狂言などとの関係を考察し、その目は、ギリシャ、ペルシャ、ガンダーラ、西域、中国をも経巡り日本へと帰ってくる。評者は才あらず的確に要約できず、そのすごさは本文にあたっていただくほかな
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投稿者 八雲立つ VINE メンバー 投稿日 2006/10/14
形式: 文庫
世に名著といわれるものは数々あれど、間違いなく名著といっていい本だろう。これを紐解く度に、名著とは名文ゆえではないかとの思いを強くする。仏像、建築、回廊を著者とともに巡り歩き、イメージゆたかに流れる文章が心に染み入ってくる心地よさ…。これぞ読書の醍醐味といえよう。
こんな名文が若干29歳の青年によって書かれたというのだから、本当に舌を巻く。和辻哲郎は仏像と建築をこよなく愛する“眼の人”だったが、美的印象を文章化する才能には脱帽するしかない。この点、ゲーテ以上といって過言ではないだろう。この本自体が世界に誇るべき文化遺産だといっていいのではないか。
しかし時を経た今、止むを得ないことと思われるが、内容的には疑問な点が多々出てきている。特に法隆寺に関してはそのまま事実として受け入れるには問題がある。この点を補う良書として、87年の時を経て今年出版された『法隆寺の謎を解く』(武澤秀一著、ちくま新書)をお薦めしたい。著者は建築家で、『古寺巡礼』を引用しながら、最新の知見を踏まえ分かりやすく書いている。
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形式: 文庫
京都はもちろん素敵ですが、奈良もなかなか魅力的です。今回、30年ぶりに『古寺巡礼』(和辻哲郎著、岩波文庫)を読み返して、そう実感しました。

本書は、20代であった和辻哲郎が、奈良付近の古寺を見物した時の印象記です。「この書の取り柄が若い情熱にあるとすれば、それは幼稚であることと不可分である。幼稚であったからこそあのころはあのような空想にふけることができたのである」。

法隆寺の百済観音については、こう記されています。「抽象的な『天』が、具象的は『仏』に変化する。その驚異をわれわれは百済観音から感受するのである。人体の美しさ、慈悲の心の貴さ、――それを嬰児のごとく新鮮な感動によって迎えた過渡期の人々は、人の姿における超人的存在の表現をようやく理解し得るに至った。神秘的なものをかくおのれに近いものとして感ずることは、――しかもそれを目でもって見得るということは、――彼らにとって、世界の光景が一変するほどの出来事であった」。著者は、当時の人々の感動に思いを馳せているのです。

和辻を魅了した中宮寺の中宮寺観音(弥勒菩薩半跏思惟像)は、私の最も好きな仏像の一つです。「あの肌の黒いつやは実に不思議である。この像が木でありながら銅と同じような強い感じを持っているのはあのつやのせいだと思われる。・・・あのうっとりと閉じた眼に、しみじみ
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