遺跡を巡るギリシャ旅行の前に購入しました。
本当は遺跡になどさらさら興味なく、ただ昨今話題のギリシャが一体全体どうなっているのか、野次馬根性のみで出かけただけですが、せっかく遺跡を巡るなら、それなりに勉強しておかないと、意味がない。ギリシャの遺跡といえばシュリーマン。ということで読んだ次第です。
前半は発掘に至るまでの彼の前半生、後半は発掘物語です。面白かったのは、前半だけ。特に彼の語学習得法は(嘘まみれなのかもしれないが)大変ユニークで(ロシア語習得の際は、夜な夜な大声で朗読するので大家に追い出されたとか)さっそく真似してみました。
大声で英語のテキストを朗読。家族からはど顰蹙。でも、頭に入る。効果があるんですよ。
後半の発掘物語は、古代に興味ゼロの私には退屈なだけでした。この本は、嘘が多いという人もいますが、どの辺が嘘なのか、教えていただけるとありがたいです。
今回、ギリシャの遺跡をいろいろまわりましたが、ミケーネ遺跡には感動しました。のどかな田園地帯に立つ丘に突如として現れる遺跡。丘の上からギリシャの美しい緑を見晴らし、無粋な私もしばし古代に思いを馳せました。
基礎知識を得るには(少なくとも古代音痴の私には)いい本でした。
- 文庫: 181ページ
- 出版社: 新潮社; 改版 (1977/9/1)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4102079017
- ISBN-13: 978-4102079010
- 発売日: 1977/9/1
- 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.5 x 2 cm
- おすすめ度: 22件のカスタマーレビュー
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