1,精神論・感情論が多く、「真剣・人柄・器量」などの言葉が乱舞する
2,「加藤・小泉・青木」など個人についての話(愚痴)が多く、一般性がない・情報が古くなる
3,自身の経験に基づいた現実性のない改革論を連発する
・・・などなど挙げきれません
作中で2回ほど「学者はわかってない」的な文言を読みました。
全く逆であると思います。
この本を読むことで、上辺だけの政治気分・改革気分に乗せられてしまうでしょう。
読む価値なし、以上に、読むと政治観に有害です。
作中で悪く言われる「学者」の本を読み、
冷静に学術的に政治制度を考える人が増えることを願います。
参議院なんかいらない (幻冬舎新書) (日本語) 新書 – 2007/5/1
村上 正邦
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
筆坂 秀世
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
平野 貞夫
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
-
本の長さ214ページ
-
言語日本語
-
出版社幻冬舎
-
発売日2007/5/1
-
ISBN-104344980409
-
ISBN-13978-4344980402
よく一緒に購入されている商品
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
庶民感覚に欠け平気で嘘をつき議員特権にあぐらをかく政治家が国家の舵を握っている。これはまさに国民の悲劇だ。参議院が否決したにもかかわらず郵政民営化法案は成立した。すでに国会は二院制の原理を否定し死んでいるのだ。こんな政治家のご都合主義を許していいのか―いま参議院の腐敗が、国会の死に体を象徴している。かつて「参議院の天皇」の異名をとった村上正邦、小沢一郎の知恵袋・平野貞夫、元共産党の論客・筆坂秀世が参議院大改革案を緊急提言。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
村上/正邦
1932年福岡県生まれ。柘植大学政経学部卒業。玉置和郎議員の秘書を務めた後、生長の家政治連盟本部で活動。80年に参議院議員に初当選。国会対策委員長を経て、宮澤改造内閣に労働大臣として入閣。その後、参議院自民党幹事長、議員会長を務める。野党にも及ぶ政治的影響力から「村上天皇」との異名をとった。KSD事件により2001年議員辞職
平野/貞夫
1935年高知県生まれ。法政大学大学院政治学修士課程修了後、衆議院事務局に就職。衆議院議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する唯一の政治家として高い評価を得る。04年、政界引退
筆坂/秀世
1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に就職。十八歳で日本共産党に入党。二五歳で銀行を退職し、専従活動家へ。日本共産党国会議員秘書などを経て95年、参議院議員初当選。「共産党のナンバー4」として国会論戦で指導的役割を担ってきた。2003年にセクハラの嫌疑をかけられ議員辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1932年福岡県生まれ。柘植大学政経学部卒業。玉置和郎議員の秘書を務めた後、生長の家政治連盟本部で活動。80年に参議院議員に初当選。国会対策委員長を経て、宮澤改造内閣に労働大臣として入閣。その後、参議院自民党幹事長、議員会長を務める。野党にも及ぶ政治的影響力から「村上天皇」との異名をとった。KSD事件により2001年議員辞職
平野/貞夫
1935年高知県生まれ。法政大学大学院政治学修士課程修了後、衆議院事務局に就職。衆議院議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する唯一の政治家として高い評価を得る。04年、政界引退
筆坂/秀世
1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に就職。十八歳で日本共産党に入党。二五歳で銀行を退職し、専従活動家へ。日本共産党国会議員秘書などを経て95年、参議院議員初当選。「共産党のナンバー4」として国会論戦で指導的役割を担ってきた。2003年にセクハラの嫌疑をかけられ議員辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 214ページ
- ISBN-10 : 4344980409
- ISBN-13 : 978-4344980402
- Amazon 売れ筋ランキング: - 911,887位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.3
星5つ中の3.3
13 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年2月11日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2009年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの「参議院なんかいらない」は、実は「現状の参議院」なんか要らないという意味なのだが、本書で繰り広げられた鼎談は、現状を嘆くにとどまらず、参議院の存在理由とは一体なんなんだという本質にさかのぼって、そこからきっちりと、冗談を交えながら(笑)も具体的で建設的な多くの提案をするに至っている。読み手に伝わってくるものの多い、良書である。
実は評者は最近、ある市民講座で一院制に関する研究をしたのだが、そのときこの書の存在を知らなくて良かったと思う。それはつまり、私が得た、言わば「理念追求型の机上の結論」と、政治の最前線で戦ってこられたお三方が本書で語る具体案とが、機能分担・選挙制度などの細部に至るまでほとんど同一なのを発見したからだ。もう少しでオリジナリティを欠くところだった(笑)。
政治家でもなんでもそうだと思うのだが、経験を積めば積むほど人間は、現状に埋没しがちになり、スジ論というものを忘れてしまう。ところが本書に登場するお三方は、混沌とした政治状況の中で政局に翻弄されながらも、常にきちんと理念を追求してこられたことが本書を読めばよく分かる。ここには私利私欲はない。ただ国政の発展が願われているのみである。心底、感心した。参議院議員はこうありたい。彼らの提言は、ほぼ正しい。問題があるとすれば、頭がやや古いことにある(笑)。
ところで、本質論と本質論の間にちりばめられたギャグ的エピソードの数々は、硬くなりがちな本書をとても親しみやすいものにしてくれてはいるが、おもしろすぎる(笑)。コーヒーを飲みながら読んでいて噴き出し、新書がべったべたになった。どうしてくれるww。村上氏・筆坂氏には、もう一冊買う本代を負担して欲しい。
さて、政治家への信頼を少し取り戻すことができた。良書にめぐりあえたことに感謝する。お三方のご功績を称えたい。
実は評者は最近、ある市民講座で一院制に関する研究をしたのだが、そのときこの書の存在を知らなくて良かったと思う。それはつまり、私が得た、言わば「理念追求型の机上の結論」と、政治の最前線で戦ってこられたお三方が本書で語る具体案とが、機能分担・選挙制度などの細部に至るまでほとんど同一なのを発見したからだ。もう少しでオリジナリティを欠くところだった(笑)。
政治家でもなんでもそうだと思うのだが、経験を積めば積むほど人間は、現状に埋没しがちになり、スジ論というものを忘れてしまう。ところが本書に登場するお三方は、混沌とした政治状況の中で政局に翻弄されながらも、常にきちんと理念を追求してこられたことが本書を読めばよく分かる。ここには私利私欲はない。ただ国政の発展が願われているのみである。心底、感心した。参議院議員はこうありたい。彼らの提言は、ほぼ正しい。問題があるとすれば、頭がやや古いことにある(笑)。
ところで、本質論と本質論の間にちりばめられたギャグ的エピソードの数々は、硬くなりがちな本書をとても親しみやすいものにしてくれてはいるが、おもしろすぎる(笑)。コーヒーを飲みながら読んでいて噴き出し、新書がべったべたになった。どうしてくれるww。村上氏・筆坂氏には、もう一冊買う本代を負担して欲しい。
さて、政治家への信頼を少し取り戻すことができた。良書にめぐりあえたことに感謝する。お三方のご功績を称えたい。
2015年9月4日に日本でレビュー済み
題名は内容と違って、「あるべき参議院の姿」である。
まあ、そんなことを話し始めればいくらでも意見は出てくるに違いない。参議院議員経験者であれば多少は現状を知った改革案を出せるという程度であろう。しかし、「参議院議員は党首選挙に参加しない」などという、明らかにおかしい主張(参議院制度ではなく政党の制度である)が出てくるのはいかがなものか。
それに、一番驚いたのは村上正邦が最高裁国民審査の仕組みを知らないということである。182ページで、村上は最高裁国民審査は○×をつける仕組みであると言っている。しかし実際には、罷免したい判事に×をつけるだけで、ほかには何も書いてはいけないのである。×以外の記号が書いてあればすべて無効票である。(その判事の部分だけでなくすべてが無効)×をつけていない判事は信任したことになるのである。こんな基本的なことを国会議員すら知らないほどに国民審査は形骸化しているのだ。
まあ、そんなことを話し始めればいくらでも意見は出てくるに違いない。参議院議員経験者であれば多少は現状を知った改革案を出せるという程度であろう。しかし、「参議院議員は党首選挙に参加しない」などという、明らかにおかしい主張(参議院制度ではなく政党の制度である)が出てくるのはいかがなものか。
それに、一番驚いたのは村上正邦が最高裁国民審査の仕組みを知らないということである。182ページで、村上は最高裁国民審査は○×をつける仕組みであると言っている。しかし実際には、罷免したい判事に×をつけるだけで、ほかには何も書いてはいけないのである。×以外の記号が書いてあればすべて無効票である。(その判事の部分だけでなくすべてが無効)×をつけていない判事は信任したことになるのである。こんな基本的なことを国会議員すら知らないほどに国民審査は形骸化しているのだ。
2007年7月5日に日本でレビュー済み
3人が3人とも、90年代後半から2000年代初頭、参院各党で大をなした人物だ。どうせ、政界を追放されて、愚痴を言ってるんだろう。また、参院で大をなした人物が、本気で「参院なんかいらない」というはずがないと思っていた。本を読んだらやっぱりそうで、本の本旨は、「参院をどう再生するか」だった。でも、本の中身は単なる愚痴にとどまらない建設的なものも多かった。
意外だったのが、本書での筆坂氏の仕切りっぷりだった。共産党というバックグラウンドがある以上、過激にバンバン暴発するのか、と思いきや、筆坂氏以上に過激な両氏をいなしたり、あおったり、特に「村上天皇」時代の参院を村上氏本人からうまく引き出している。
村上氏は大臣反対といいながら大臣をやったり、派閥解消を訴えながら派閥会長になったり、普通に考えれば、自己矛盾のすさまじい人物なのだが、いわゆる、村上氏の情ある語り口だとそれもありかと感じてしまう。なんとも懐の深い人物なのかなあという気がした。
右翼の村上、左翼の筆坂では話がまったくかみ合わないんじゃないかと思ったが、二人とも小泉からの自民党は悪くなっているという1点で一致した。政治家の悪口など暴露的要素もあり、無謀のように思える参院改革案など骨太な要素もあり、単なる老兵のうらみつらみよりはぜんぜん面白くなっている。ただ、これらの改革を3人が現職のときにやらなかったの…っていう不満はあるのだけれど。
意外だったのが、本書での筆坂氏の仕切りっぷりだった。共産党というバックグラウンドがある以上、過激にバンバン暴発するのか、と思いきや、筆坂氏以上に過激な両氏をいなしたり、あおったり、特に「村上天皇」時代の参院を村上氏本人からうまく引き出している。
村上氏は大臣反対といいながら大臣をやったり、派閥解消を訴えながら派閥会長になったり、普通に考えれば、自己矛盾のすさまじい人物なのだが、いわゆる、村上氏の情ある語り口だとそれもありかと感じてしまう。なんとも懐の深い人物なのかなあという気がした。
右翼の村上、左翼の筆坂では話がまったくかみ合わないんじゃないかと思ったが、二人とも小泉からの自民党は悪くなっているという1点で一致した。政治家の悪口など暴露的要素もあり、無謀のように思える参院改革案など骨太な要素もあり、単なる老兵のうらみつらみよりはぜんぜん面白くなっている。ただ、これらの改革を3人が現職のときにやらなかったの…っていう不満はあるのだけれど。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
「参議院なんかいらない」というタイトルは、例によって「売らんかな」のタイトルであって、内容は3人の元参議院議員が、あるべき参議院を提案しようとする対談記録。
多くの部分は、3人がどのように政治にかかわってきたかや、出版当時の青木参議院議員会長の政治手法への批判となっており、2009年11月に読んだ私にとっては「ずいぶん前の話」のように感じた。でも、それなりに興味深く読めるのは、3人の談論風発ぶりでいきいきとした対談になっていることによる。
一方、私はもっと制度論のようなものを期待して読んだだけに、現状に対する悲憤慷慨部分が長く感じたのも事実。本書は、具体的な参議院改革像の部分がやや少ないと感じる。
参議院の改革論なので、当然、衆議院とどう役割分担するかが課題となるのだが、本書を読んで、憲法上、参議院がいかにその役割分担がなされていなくて、衆議院のコピーのような位置づけになっているかを再認識した。
後の「ねじれ国会」で政治が停滞したことからも「本当に参議院はどうあるべきか」が憲法改正議論の上で喫緊の課題であると感じられる。
その意味で、一読には値する。
多くの部分は、3人がどのように政治にかかわってきたかや、出版当時の青木参議院議員会長の政治手法への批判となっており、2009年11月に読んだ私にとっては「ずいぶん前の話」のように感じた。でも、それなりに興味深く読めるのは、3人の談論風発ぶりでいきいきとした対談になっていることによる。
一方、私はもっと制度論のようなものを期待して読んだだけに、現状に対する悲憤慷慨部分が長く感じたのも事実。本書は、具体的な参議院改革像の部分がやや少ないと感じる。
参議院の改革論なので、当然、衆議院とどう役割分担するかが課題となるのだが、本書を読んで、憲法上、参議院がいかにその役割分担がなされていなくて、衆議院のコピーのような位置づけになっているかを再認識した。
後の「ねじれ国会」で政治が停滞したことからも「本当に参議院はどうあるべきか」が憲法改正議論の上で喫緊の課題であると感じられる。
その意味で、一読には値する。
VINEメンバー
良いこと言っているのに、それを自身の経歴と照らし合わせてみると完全に自己矛盾に陥っている村上氏。良い意味でも悪い意味でも「職人的」な匂いを感じる平野氏。離党した(させられた)けど、やっぱりしゃべりは共産党臭さが抜けない(当たり前か?)筆坂氏。この中の誰かが企画を出版社に持ち込んだのか出版社が企画したのかは知らないが、既に引退して何年にもなる元参議院議員達の対談。
しかし、引退した議員達の放言といった類のものではなく、参議院のあるべき姿について建設的な意見も多い。「老いてなお盛ん」という感想を持った。三者三様の個性を持つが、参議院議員は大臣になっていかんと言いながら自分は大臣になっているなど自己矛盾に陥ってしまっているにもかかわらず人物的な魅力を感じさせる村上氏の発言が興味を惹いた。
だけど、やっぱり引退しているから言うことができるんだよなぁ、という思いを拭い去ることはできないのも事実。
しかし、引退した議員達の放言といった類のものではなく、参議院のあるべき姿について建設的な意見も多い。「老いてなお盛ん」という感想を持った。三者三様の個性を持つが、参議院議員は大臣になっていかんと言いながら自分は大臣になっているなど自己矛盾に陥ってしまっているにもかかわらず人物的な魅力を感じさせる村上氏の発言が興味を惹いた。
だけど、やっぱり引退しているから言うことができるんだよなぁ、という思いを拭い去ることはできないのも事実。
2007年10月28日に日本でレビュー済み
既に参議院を去って数年が経っている御三方.
与野党の立場は違えども,政党や議会の現場からの叩き上げで各党の参議院のフィクサーに上り詰めた者達であるから,政治,政党,そして参議院に対する愛情は人一倍である.
決して不要論ではなく,いかにレピュテーションを高めるかという点で鼎談は進められている.衆院のコピーであっては存在意義はない.憲法の制約や改正の必要性など,各人のスタンスの違いはあれ,その点では意見は一致している.今世紀に入ってからの森・小泉以降の体制の中で,参議院は良識の府としての機能を発揮しているかといえば,必ずしも言えていない.特に郵政民営化の時には,その存在意義さえ否定されたにも等しいことを御三方は嘆いている.しかし,村上氏など言っていることと行っていることの乖離があり,他の2人に揶揄される場面もあるのは,ご愛嬌.
今夏の参院選をターゲットにした出版であったが,まだ読む価値はある.
与野党の立場は違えども,政党や議会の現場からの叩き上げで各党の参議院のフィクサーに上り詰めた者達であるから,政治,政党,そして参議院に対する愛情は人一倍である.
決して不要論ではなく,いかにレピュテーションを高めるかという点で鼎談は進められている.衆院のコピーであっては存在意義はない.憲法の制約や改正の必要性など,各人のスタンスの違いはあれ,その点では意見は一致している.今世紀に入ってからの森・小泉以降の体制の中で,参議院は良識の府としての機能を発揮しているかといえば,必ずしも言えていない.特に郵政民営化の時には,その存在意義さえ否定されたにも等しいことを御三方は嘆いている.しかし,村上氏など言っていることと行っていることの乖離があり,他の2人に揶揄される場面もあるのは,ご愛嬌.
今夏の参院選をターゲットにした出版であったが,まだ読む価値はある.
2013年5月6日に日本でレビュー済み
語り部は、元・参議院議員の村上正邦、平野貞夫、筆坂秀世。
(2007/05/30 第1刷発行)
政治家の本っていうのは、100%鵜呑みにしちゃいけないけれど、読み物としては楽しく拝読させてもらいました。まぁ愚痴大会って感じです。
みなさん、本書には書かれていないけれど、「ノブレス・オブリージュの精神」で政治に向き合っているんだなぁ、と言うのは伝わってきました。
日本の政治っていうのは職業として「仕事」という感覚が大きいのと、既得権益にすごい拘るのがよくないなぁ、と庶民感覚から感じました。
本書あとがきにも書いてありますが、『参議院なんかいらない』というのは誤りで、参議院をもっといい形にしましょうや、という内容です。
(2007/05/30 第1刷発行)
政治家の本っていうのは、100%鵜呑みにしちゃいけないけれど、読み物としては楽しく拝読させてもらいました。まぁ愚痴大会って感じです。
みなさん、本書には書かれていないけれど、「ノブレス・オブリージュの精神」で政治に向き合っているんだなぁ、と言うのは伝わってきました。
日本の政治っていうのは職業として「仕事」という感覚が大きいのと、既得権益にすごい拘るのがよくないなぁ、と庶民感覚から感じました。
本書あとがきにも書いてありますが、『参議院なんかいらない』というのは誤りで、参議院をもっといい形にしましょうや、という内容です。