福島第一原発の事故で、日本の原発が安全だという見解が神話であることが明らかになり、原発政策を推進してきた人たちへの批判が高まっています。これまで、原発訴訟がなんども行われ、審理では裁判官が学者などの証言を聞いて、それなりの心証が形成されたと原告側が期待していると、裁判官が不自然に交代になり、それまでの審理を無視するような棄却判決が出されたり、地裁で原告を支持する判断が示されると上級審で地裁の審理内容を無視する判決になったりする経過が書かれています。裁判所の判断は、担当裁判官とは異なるどこか別の力によって決定されているのではないかと思える、不可解な動きが感じられます。
本の内容は、法律手続き論や原子力利用の問題の詳細が多く、分かりやすいとは言えません。少々、苦労しました。
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