千少庵の婿入りから死ぬまでの話で少庵が主役ですが、実質的には利休と秀吉が話の中心になります。
井ノ部氏の小説は初めてでしたが、いいですね。
この時期はいろいろなドラマが多いので脱線してしまいがちですが、千家中心でぶれず、
利休七哲ですら話の後半に少庵と氏郷の話がちらと出るほどしかなく徹底しています。
また変にドラマチックに盛り上げたり、大げさなシーンがあったりということもなく、淡々とストーリーを追っていくのでスラスラと読み進められます。
この淡白さは好みが分かれるところかもしれません。
利休を初めて読む人には向いているかもしれません。
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千家再興 (中公文庫) 文庫 – 2012/2/23
千利休は秀吉の勘気に触れて切腹。都から追放された利休の嫡男・娘婿・孫たちが様々な葛藤・苦難の末、千家を蘇らせるまでを描いた長編時代小説。
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2012/2/23
- ISBN-104122056055
- ISBN-13978-4122056053
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
秀吉から絶対的な信頼を得ていながら、勘気に触れて切腹に追い込まれた利休。千家一族は一旦は追放の憂き目に遭うが、やがて秀吉の許しが出る。誰が利休の後を継ぐのか。利休の嫡男と娘婿、そして孫たちの手で千家が蘇るまでを描いた長編時代小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井ノ部/康之
1940年福井県に生まれる。東北大学文学部美学美術史学科卒業。図書編集者を経て、テレビの構成作家。テレビ番組の代表作品は『日本列島のさびしい老人たち』(NET・1975年度芸術祭参加)、『雪炎!星と語る男たち』(静岡朝日テレビ・1993年度ギャラクシー選奨受賞)など。2000年以降は小説、ノンフィクションの執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1940年福井県に生まれる。東北大学文学部美学美術史学科卒業。図書編集者を経て、テレビの構成作家。テレビ番組の代表作品は『日本列島のさびしい老人たち』(NET・1975年度芸術祭参加)、『雪炎!星と語る男たち』(静岡朝日テレビ・1993年度ギャラクシー選奨受賞)など。2000年以降は小説、ノンフィクションの執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2012/2/23)
- 発売日 : 2012/2/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4122056055
- ISBN-13 : 978-4122056053
- Amazon 売れ筋ランキング: - 860,012位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 4,381位中公文庫
- - 11,421位歴史・時代小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2010年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
400年以上前の時代に千利休はどう生きたか?
秀吉には秀吉の美意識があり、利休には利休の美意識がありどちらも確固としており
相容れることは無かった。
現代に生きる私たちはこの二人のどちらがどうと断ずることをしてはいけないと思う。
あまりに政治と生々しく結びついているゆえにややこしいがお茶に関してみれば自分の
お茶を貫き通しただけのこと。
裏千家を学んでいる私としてはこの後の物語を是非とも読みたい!
「千家奔流」「千家分流」と続いているらしいです。
秀吉には秀吉の美意識があり、利休には利休の美意識がありどちらも確固としており
相容れることは無かった。
現代に生きる私たちはこの二人のどちらがどうと断ずることをしてはいけないと思う。
あまりに政治と生々しく結びついているゆえにややこしいがお茶に関してみれば自分の
お茶を貫き通しただけのこと。
裏千家を学んでいる私としてはこの後の物語を是非とも読みたい!
「千家奔流」「千家分流」と続いているらしいです。
2019年8月30日に日本でレビュー済み
利休が作った茶室「待庵」での秀吉との問答は、著者が一番力を入れた場面のように感じたが、ちょっとやり過ぎ…?
総じて、淡々と描かれている中で、この場面だけ浮いているというか、異質に感じた。
利休の娘婿であり、千家中興の祖と言われる宗旦の父である少庵に関する記述は、ほとんど読んだことがなかったので、大変興味深かった。
牡丹雪が降りしきる中、少庵が、自作三畳台目「麟閣」で蒲生氏郷に茶を点てるシーンが一番好きだった。
中柱には竹一重切花入「園城寺」に、白玉椿。
「夜桜棗」に、利休との合作、銘「矢瀬」の茶杓。
そして、赤樂「早船」。
しんしんと降る雪の音、松風、茶筅を振る音。
氏郷と少庵のように、何も言わずとも、心が通い合う「一座建立」の時を、生涯に一度でいいので、持ちたいものです。
S先輩、ありがとうございました。
総じて、淡々と描かれている中で、この場面だけ浮いているというか、異質に感じた。
利休の娘婿であり、千家中興の祖と言われる宗旦の父である少庵に関する記述は、ほとんど読んだことがなかったので、大変興味深かった。
牡丹雪が降りしきる中、少庵が、自作三畳台目「麟閣」で蒲生氏郷に茶を点てるシーンが一番好きだった。
中柱には竹一重切花入「園城寺」に、白玉椿。
「夜桜棗」に、利休との合作、銘「矢瀬」の茶杓。
そして、赤樂「早船」。
しんしんと降る雪の音、松風、茶筅を振る音。
氏郷と少庵のように、何も言わずとも、心が通い合う「一座建立」の時を、生涯に一度でいいので、持ちたいものです。
S先輩、ありがとうございました。
VINEメンバー
94年に発行された単行本の文庫化です。
千家再興、千家奔流、千家分流の3作品の第1作目です。
まず、文章が良いですね。
読んでいて自然で、読み進めてしまう内容で
さらさらと千利休について知識が深まります
侘び寂びを考えてくと内容が難しくなりがちなだけに
これは大歓迎できる要素でしょう。
昨今ありがちな戦国武将の人生を追った通り一遍の内容でなく、
千利休の茶道が如何にして今の形につながったか?についての
作者の疑念が出発点なので、多くの読者が共感できる視点に立っています。
残念というほどではないですが、利休や戦国時代の予備知識がない人ほど、
パッと読み飛ばしてしまいそうなディテールの凄みがあります。
「へうげもの」等で有名になったとはいえ、
千利休の凄さを全く知らないと楽しめないかもしれない点は
題材からして致し方ない所でしょうか。
これからお茶を始めてみようと思う人にとっても
パッと読める程度で飽きず、丁度よい本かもしれないと思えますが、
やはり京・大阪観光のお供に、旅情を高めるガイドブック副読本としてオススメです。
千家再興、千家奔流、千家分流の3作品の第1作目です。
まず、文章が良いですね。
読んでいて自然で、読み進めてしまう内容で
さらさらと千利休について知識が深まります
侘び寂びを考えてくと内容が難しくなりがちなだけに
これは大歓迎できる要素でしょう。
昨今ありがちな戦国武将の人生を追った通り一遍の内容でなく、
千利休の茶道が如何にして今の形につながったか?についての
作者の疑念が出発点なので、多くの読者が共感できる視点に立っています。
残念というほどではないですが、利休や戦国時代の予備知識がない人ほど、
パッと読み飛ばしてしまいそうなディテールの凄みがあります。
「へうげもの」等で有名になったとはいえ、
千利休の凄さを全く知らないと楽しめないかもしれない点は
題材からして致し方ない所でしょうか。
これからお茶を始めてみようと思う人にとっても
パッと読める程度で飽きず、丁度よい本かもしれないと思えますが、
やはり京・大阪観光のお供に、旅情を高めるガイドブック副読本としてオススメです。

