医療・福祉従事者にとって、なぜコミュニケーションが必要なのかといった説明から始まり、具体的にどうしたらいいかという方法論までとても分かりやすく書かれています。
コミュニケーションの大切さは、最近重視されていますが、学校の授業や新人研修などで詳しく学ぶ機会も少ないと思います。
自分も、職場の新人研修では接遇・マナー等は簡単なものを受けましたが、コミュニケーションについては学ぶ機会がありませんでした。
臨床で働いていて知識・技術が大切なのはもちろんですが、患者様や同僚と良好な関係を築き、成果を上げるためにも、
コミュニケーションスキルは大切だと常々感じています。
そういった意味で、この本は、医療・福祉の現場で働く人には是非読んで頂きたい本であり、
また、養成校の授業や職場の新人研修にはうってつけのものだと思います。
個人的に、第3章の自分とのコミュニケーションでは、感情の作られ方やメンタルマネジメントといった、
自分の感情との向き合い方、コントロールの仕方が書かれており、とても参考になりました。
医療・福祉の現場で使える コミュニケーション術 実践講座 (医療・福祉で働く人のスキルアップシリーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2012/9/30
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本の長さ168ページ
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出版社運動と医学の出版社
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発売日2012/9/30
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ISBN-104904862031
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ISBN-13978-4904862032
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
患者様と良い関係を築ける人と、築けない人がいます。この違いはどこにあるのでしょう?この本にはその答えがたくさん記してあります…。たくさんの人と接する医療・福祉の現場では、コミュニケーションは最も基本となるツールです。
レビュー
コミュニケーションを学ぶ利点 ● 患者満足度を上げることができる 医療・福祉を提供する側と患者様との信頼関係ができている方が、当然、患者満足度は上がります。仮に、治療結果が同じだとしても、良いコミュニケーションを取れている方が満足度は上がるのです。 ● 患者様の治療に対する意識を変えることができる こちらの指示や提供を患者様が継続しない場合、それは相手に責任があると多くの治療者が考えます。しかし、こうしたことが分かると、少なくともこちらにも責任の一端があることが分かります。 このように、患者様と信頼関係を築き、治療に対する意識を変えることはとても大事なことです。実は私たち専門家がいかに効果的なコミュニケーションをとるかによって、個々の意識やモチベーションを変えることができます。つまり、効果的なコミュニケーションを学ぶことによって、患者様をより積極的に治療やケアに参加させることができるのです。 ● 患者様から情報を引き出すことができる 適切な質問や聴き方によって、患者様のニーズや情報をうまく引き出すことができます。「本当はどうしたいと思っているのか」「実際の状態はどうなのか」「何に悩んでいるのか」を具体的に把握することができます。これにより、質の高い医療が提供でき、患者様のニーズに的確に答えることができます。この点からも、患者様の満足度は高まるでしょう。 ● 医療事故を防ぐことができる 患者様や職場内のコミュニケーションが上手にとれることによって、指示や情報の伝達がより良好になり、連絡の不備が少なくなります。これにより、医療事故を少なくすることができます。また、患者様との信頼関係性が構築できていれば、何か不備があったとしても、クレームや訴訟に発展することも少なくなるでしょう。 ● 職場内の人間関係が良くなる 職場内においても良い人間関係を築ければ、職場内に活気が生まれ、笑顔が多くなり、協力体制がうまくとれるようになります。また、部下や後輩への教育もスムーズに進みます。これによって、患者様にも良い医療や福祉を提供できることにつながるでしょう。 ● 仕事が楽しくなる 嫌な相手と接するより、より良い関係の人と接する方が楽しいに決まっています。患者様や職場内のコミュニケーションが上手に取れることが毎日を楽しくし、それが仕事のやりがいにつながり、充実した日々を送る基盤をつくってくれます。 --医療・福祉の現場では必ずコミュニケーション術が役立ちます。
著者について
鯨岡 栄一郎 (クジラオカ エイイチロウ) 医療法人社団ときわ会 介護老人保健施設小名浜ときわ苑 施設長 理学療法士 (財)生涯学習開発財団認定コーチ 日本コーチ協会認定メディカルコーチ 老人保健施設の施設長として、コーチングの理論を応用した施設運営に取り組む。その傍ら、経営者や医療福祉施設の管理職などを対象にパーソナルコーチングを提供。全国各地での講演や企業研修、専門誌等での執筆活動なども精力的に行っている。現場実践者の視点ならではのレクチャーは、「分かりやすい」「モチベーションが上がる」と定評がある。医療福祉系コーチの先駆けとして、今、最も注目されている存在である。 セミナーDVDとして、「『超』リーダーシップ・コーチングセミナー」, 「その他大勢の療法士と一気に差をつける『成功コミュニケーション術』」(療法士.com )がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鯨岡/栄一郎
医療法人社団ときわ会介護老人保健施設小名浜ときわ苑施設長。理学療法士。(財)生涯学習開発財団認定コーチ。日本コーチ協会認定メディカルコーチ。老人保健施設の施設長として、コーチングの理論を応用した施設運営に取り組む。その傍ら、経営者や医療福祉施設の管理職などを対象にパーソナルコーチングを提供。全国各地での講演や企業研修、専門誌等での執筆活動なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
医療法人社団ときわ会介護老人保健施設小名浜ときわ苑施設長。理学療法士。(財)生涯学習開発財団認定コーチ。日本コーチ協会認定メディカルコーチ。老人保健施設の施設長として、コーチングの理論を応用した施設運営に取り組む。その傍ら、経営者や医療福祉施設の管理職などを対象にパーソナルコーチングを提供。全国各地での講演や企業研修、専門誌等での執筆活動なども精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 運動と医学の出版社 (2012/9/30)
- 発売日 : 2012/9/30
- 単行本(ソフトカバー) : 168ページ
- ISBN-10 : 4904862031
- ISBN-13 : 978-4904862032
- Amazon 売れ筋ランキング: - 508,338位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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2013年7月22日に日本でレビュー済み
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2013年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療従事者は基本的に高校を卒業してから、養成校や大学を経てそのまま病院に勤務されている方がほとんどで、
1度病院に入ってしまえば病院以外の社会環境に触れる機会はかなり少ないと思います。
友達も同じ医療従事者というパターンも多いのではないでしょうか?
私は社会人経験を経てから医療時事者となりましたが、
医療機関にみえられる一般社会の方と医療従事者との考え方やコミュニケーションのギャップを養成校時代から感じていました。
医療従事者向けのコミュニケーションを詳しく学べる書籍はあまりありませんが、
本書は著者が理学療法士であり医療の現場における内容を熟知しているだけでなく、
ともすれば医療従事者向けの書物は難解で読みにくい者が多いのですが、
大変わかりやすくまとめられており一般の方が読んでも読みやすい内容です。
各章では、なぜそれを学ばなけれなならないのかが明確にされており、
知識として理解するだけでなく現場でもすぐに実践できるように構成され、
学んだことがすぐに使える良書であると思います。
養成校のテキストに抜擢して欲しいと思います。
学生のうちから読んでおく価値がある本です。
1度病院に入ってしまえば病院以外の社会環境に触れる機会はかなり少ないと思います。
友達も同じ医療従事者というパターンも多いのではないでしょうか?
私は社会人経験を経てから医療時事者となりましたが、
医療機関にみえられる一般社会の方と医療従事者との考え方やコミュニケーションのギャップを養成校時代から感じていました。
医療従事者向けのコミュニケーションを詳しく学べる書籍はあまりありませんが、
本書は著者が理学療法士であり医療の現場における内容を熟知しているだけでなく、
ともすれば医療従事者向けの書物は難解で読みにくい者が多いのですが、
大変わかりやすくまとめられており一般の方が読んでも読みやすい内容です。
各章では、なぜそれを学ばなけれなならないのかが明確にされており、
知識として理解するだけでなく現場でもすぐに実践できるように構成され、
学んだことがすぐに使える良書であると思います。
養成校のテキストに抜擢して欲しいと思います。
学生のうちから読んでおく価値がある本です。
2012年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療福祉の現場で働く人のためのコミュニケーションの教科書になる本です。
患者さんに対するときはもちろん、職場内での人間関係についてもコミュニケーションは働く上で最も気を遣うところです。しかし、学校でも職場でも実践的なコミュニケーションについて学ぶ機会はありませんでした。この本は医療福祉職でおこりうる場面に応じたわかりやすく、実践的な相手とのコミュニケーションの仕方が学べる本です。今まで、こんな本はありませんでした。
それから、自分自身の感情のコントロールも大きなテーマになっています。私も医療福祉職ですが、自分のメンタルを崩してしまうことも経験しました。ですから、メンタルを保つことの非常に大事に思っています。この本の「自分とのコミュニケーション」の項で感情のコントロールについても学べます。過去の私のように苦労している方に、心から読んでほしいです。
患者さんに対するときはもちろん、職場内での人間関係についてもコミュニケーションは働く上で最も気を遣うところです。しかし、学校でも職場でも実践的なコミュニケーションについて学ぶ機会はありませんでした。この本は医療福祉職でおこりうる場面に応じたわかりやすく、実践的な相手とのコミュニケーションの仕方が学べる本です。今まで、こんな本はありませんでした。
それから、自分自身の感情のコントロールも大きなテーマになっています。私も医療福祉職ですが、自分のメンタルを崩してしまうことも経験しました。ですから、メンタルを保つことの非常に大事に思っています。この本の「自分とのコミュニケーション」の項で感情のコントロールについても学べます。過去の私のように苦労している方に、心から読んでほしいです。
2013年5月20日に日本でレビュー済み
この本には、医療福祉の現場で、患者さん・利用者さんと、ラポールを築く為の具体的な方法が豊富に書かれています。
私は、ことあるごとに、読み返して、毎日の臨床場面で「できているかどうか。」を確認しています。
本の中で紹介されているラポールを築く為の方法の中で、私が最も、気に入っているのは、
「相手(患者さんや利用者さん)の目標を聞いてみる。」という内容です。
この本を読んでから、私は、初診の患者さんには、「目標」を必ず質問します。
「良くなったら、何がしたいですか?」と。
この質問をすることで、瞬時に患者さんとラポールを築けることができるようになりました。
コミュニケーションの入門書であり、上級者が読んでも、たくさんの発見がある内容だと思いますので、★5つです!!
私は、ことあるごとに、読み返して、毎日の臨床場面で「できているかどうか。」を確認しています。
本の中で紹介されているラポールを築く為の方法の中で、私が最も、気に入っているのは、
「相手(患者さんや利用者さん)の目標を聞いてみる。」という内容です。
この本を読んでから、私は、初診の患者さんには、「目標」を必ず質問します。
「良くなったら、何がしたいですか?」と。
この質問をすることで、瞬時に患者さんとラポールを築けることができるようになりました。
コミュニケーションの入門書であり、上級者が読んでも、たくさんの発見がある内容だと思いますので、★5つです!!
2013年8月1日に日本でレビュー済み
社会人になると態度・マナーでトラブルを招くことがある。
しかし本当の問題はマナーではなくコミュニケーションの障害によるものだ。
だが殆どの場合、対応策として院内でマナー・接遇の講義となる。
いくら挨拶を丁寧に、丁寧語や尊敬語を織り交ぜたところで、
お客さん・患者さんの求めるものでなければ、やはりトラブルとなる。
大事なのは相手に寄り添うコミュニケーションだ。
筆者は現場で・肌で感じたことを本へわかりやすく記載している。
小賢しいテクニックではなく、どれもすぐ実践しやすいモノばかりだ。
必ず小項目ごとにまとめの言葉が書かれており、
忙しい人にとってはそれを読むだけでも十分な内容になっている。
気持ちよく仕事したい人に読んでほしい本だと思う。
しかし本当の問題はマナーではなくコミュニケーションの障害によるものだ。
だが殆どの場合、対応策として院内でマナー・接遇の講義となる。
いくら挨拶を丁寧に、丁寧語や尊敬語を織り交ぜたところで、
お客さん・患者さんの求めるものでなければ、やはりトラブルとなる。
大事なのは相手に寄り添うコミュニケーションだ。
筆者は現場で・肌で感じたことを本へわかりやすく記載している。
小賢しいテクニックではなく、どれもすぐ実践しやすいモノばかりだ。
必ず小項目ごとにまとめの言葉が書かれており、
忙しい人にとってはそれを読むだけでも十分な内容になっている。
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