最近宝塚歌劇に興味を持ちだし、何度か宝塚大劇場に足を運ぶようになりました。いろいろ調べていくうちに
宝塚歌劇(昔は少女歌劇と呼んでいた)の1913年(大正3年)第1回上演作品がこの「どんぶらこ」だったと
知ったので、当時の音楽がどのようなものなのかを聞きたくなり購入しました。宝塚少女歌劇の公演のために
作曲されたのかと思っていましたが、すでにそれ以前にこの作品が存在していたらしく後からこの作品が歌劇に
採用されたみたいです。
現在の宝塚歌劇はオーケストラ伴奏ですが、この作品はピアノ伴奏と女声コーラスと朗読だけの40分程度で
小規模なものですが、こじんまりとまとまった暖かみのある親しみやすい音楽です。少女歌劇の当時もこれと
まったく同じ形式の演奏だったのかどうかは不明ですが、昔の大正時代の少女歌劇の様子が思い浮かぶようで
何かしら懐かしさも感じます。おなじみの桃太郎の鬼退治物語を取り扱った内容です。分かりやすいので
子供さんに聞かせてあげてもいいでしょう。きっと喜ぶと思います。
録音は2009年だそうです。大変鮮明で優秀な録音です。