この本は人に勧められて随分前に読みました。
一言でまとめると「有罪率100%と言われていた国税局査察部による刑事告発から無罪を勝ち取った外資系証券マンの話」ですが、無罪を勝ち取るまでの行動力とその行動を支える思考や泉のように湧く発想力が素晴らしく、テレビドラマでも観ているかのような展開で「これが事実なの?」と思いながら一気に読めました。読了後は重い映画を観た後のズドーンとした感じが残ったものの、この話のことはすっかり忘れていました。
それがつい最近、仕事で窮地に立たされ収入の半分を失いそうになった時に、ふとこの本の事を思い出したのです。この本の第零章には「人には時に人生を左右する試練が訪れる。その試練から逃げることなく挑戦する人に、私の物語が少しでも勇気を与えることができれば、望外の喜びである。」と書かれていたなと。そして久々にこの本を手に取りパラパラと読み返して対策を立て、仕事を乗り切りました。
私は法律も裁判も金融も門外漢で、この本の内容の細部までは理解していませんが、著者の八田氏は検察のあり方や刑事司法などについて疑問を呈するだけではなく、私の様な普通の人が何かを乗り越える時に諦めずにやり切る事を後押しする為にこの本を著したのかなと思っています。
それと余談ですが、この本は言葉のセンスが素敵で素人目線には平野啓一郎さんの『日蝕』くらいに感じました。
多くの方に読んでもらいた本です。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
勝率ゼロへの挑戦 史上初の無罪はいかにして生まれたか 単行本 – 2014/5/16
購入を強化する
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2014/5/16
- ISBN-104334977847
- ISBN-13978-4334977849
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
出版社からのコメント
堀江貴文氏絶賛!
「歪んだ正義を振りかざす国税・検察。決して間違いを認めようとしない巨大な敵に
ドン・キホーテのように単身で立ち向かい、勝利をもぎ取った、
いつでもポジティブで明るく困難に立ち向かう男の奇跡の物語である。」
田原総一朗氏
「国家最強捜査機関に、真っ向から立ち向かう著者。徹頭徹尾実話だというのが恐ろしい。」
江川紹子氏による13ページにおよぶ解説を収録!
【内容紹介】
マルサは突然やってきた。その日から「勝率ゼロへの挑戦」が始まった――。
刑事裁判の有罪率は99.9%を超える。ましてや、マルサ(国税局査察部)が刑事告発して、
検察特捜部が起訴しなかったこともなければ、起訴されて無罪になったことも歴史上一件もない。
そんな勝率100%を誇る、国家最強捜査権力タッグから、いかに史上初の無罪を勝ち取ったのか?
長期間にわたる、執拗かつ過酷な取調べをいかに乗り切ったのか?
確信犯的に、シロをクロに塗り替えようとする捜査権力との戦いを白日のもとにさらす、戦慄の物語。
【本文より】
私の話を一通り聞いた年輩のヤメ検弁護士はこう言った。
「随分と国税局も手こずったみたいですね。しかし一旦国税局が告発したとなると、 ほぼ確実に起訴されることが予想されます。
ご存じかどうか分かりませんが、刑事裁判では無罪を取ることは非常に難しいし、時間もかかります。
積極的にお勧めするわけではありませんが、納得することも必要です。痴漢の場合と同じです」
耳を疑わずにはいられなかった。
しかし、現場の経験豊富なプロフェッショナルが戦わずに白旗を掲げた方がいいという意見は重みがあった。
そして、こうして冤罪は生まれるのだと、その瞬間に理解した。
【著者紹介】
八田隆(はったたかし)
実家は石川県金沢市兼六園近隣。金沢大学附属高等学校、東京大学法学部卒業後、外資系証券の世界に。
ソロモン・ブラザーズ証券、クレディ・スイス証券、ベアー・スターンズ証券に在籍。
クレディ・スイス証券在籍時の株式報酬過少申告を故意の脱税とされ、国税局査察部強制捜査後、刑事告発。
東京地検特捜部起訴。法廷闘争により、査察部告発・特捜部起訴の事案で史上初の無罪が確定。それまで税務調査開始から5年余りを要した。
座右の銘「人間万事塞翁が馬」「After all, tomorrow is another day」。
趣味はブリティッシュ・ロック、ブルゴーニュ・ワイン、100を切るか切らないかのゴルフ。
2014年3月現在、19歳のメス猫Autumnの給仕係としてカナダ、バンクーバーに在住。
「歪んだ正義を振りかざす国税・検察。決して間違いを認めようとしない巨大な敵に
ドン・キホーテのように単身で立ち向かい、勝利をもぎ取った、
いつでもポジティブで明るく困難に立ち向かう男の奇跡の物語である。」
田原総一朗氏
「国家最強捜査機関に、真っ向から立ち向かう著者。徹頭徹尾実話だというのが恐ろしい。」
江川紹子氏による13ページにおよぶ解説を収録!
【内容紹介】
マルサは突然やってきた。その日から「勝率ゼロへの挑戦」が始まった――。
刑事裁判の有罪率は99.9%を超える。ましてや、マルサ(国税局査察部)が刑事告発して、
検察特捜部が起訴しなかったこともなければ、起訴されて無罪になったことも歴史上一件もない。
そんな勝率100%を誇る、国家最強捜査権力タッグから、いかに史上初の無罪を勝ち取ったのか?
長期間にわたる、執拗かつ過酷な取調べをいかに乗り切ったのか?
確信犯的に、シロをクロに塗り替えようとする捜査権力との戦いを白日のもとにさらす、戦慄の物語。
【本文より】
私の話を一通り聞いた年輩のヤメ検弁護士はこう言った。
「随分と国税局も手こずったみたいですね。しかし一旦国税局が告発したとなると、 ほぼ確実に起訴されることが予想されます。
ご存じかどうか分かりませんが、刑事裁判では無罪を取ることは非常に難しいし、時間もかかります。
積極的にお勧めするわけではありませんが、納得することも必要です。痴漢の場合と同じです」
耳を疑わずにはいられなかった。
しかし、現場の経験豊富なプロフェッショナルが戦わずに白旗を掲げた方がいいという意見は重みがあった。
そして、こうして冤罪は生まれるのだと、その瞬間に理解した。
【著者紹介】
八田隆(はったたかし)
実家は石川県金沢市兼六園近隣。金沢大学附属高等学校、東京大学法学部卒業後、外資系証券の世界に。
ソロモン・ブラザーズ証券、クレディ・スイス証券、ベアー・スターンズ証券に在籍。
クレディ・スイス証券在籍時の株式報酬過少申告を故意の脱税とされ、国税局査察部強制捜査後、刑事告発。
東京地検特捜部起訴。法廷闘争により、査察部告発・特捜部起訴の事案で史上初の無罪が確定。それまで税務調査開始から5年余りを要した。
座右の銘「人間万事塞翁が馬」「After all, tomorrow is another day」。
趣味はブリティッシュ・ロック、ブルゴーニュ・ワイン、100を切るか切らないかのゴルフ。
2014年3月現在、19歳のメス猫Autumnの給仕係としてカナダ、バンクーバーに在住。
内容(「BOOK」データベースより)
刑事裁判の有罪率は九九・九%を超える。ましてや、マルサ(国税局査察部)が刑事告発して、検察特捜部が起訴しなかったこともなければ、起訴されて無罪になったことも歴史上一件もない。そんな勝率一〇〇%を誇る、国家最強捜査権力タッグから、いかに史上初の無罪を勝ち取ったのか?長期間にわたる、執拗かつ過酷な取調べをいかに乗り切ったのか?確信犯的に、シロをクロに塗り替えようとする捜査権力との戦いを白日のもとにさらす、戦慄の物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
八田/隆
実家は石川県金沢市兼六園近隣。金沢大学附属高等学校、東京大学法学部卒業後、外資系証券の世界に。ソロモン・ブラザーズ証券、クレディ・スイス証券、ベアー・スターンズ証券に在籍。クレディ・スイス証券在籍時の株式報酬過少申告を故意の脱税とされ、国税局査察部強制捜査後、刑事告発。東京地検特捜部起訴。法廷闘争により、査察部告発・特捜部起訴の事案で史上初の無罪が確定。それまで税務調査開始から5年余を要した。2014年3月現在、カナダ、バンクーバーに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
実家は石川県金沢市兼六園近隣。金沢大学附属高等学校、東京大学法学部卒業後、外資系証券の世界に。ソロモン・ブラザーズ証券、クレディ・スイス証券、ベアー・スターンズ証券に在籍。クレディ・スイス証券在籍時の株式報酬過少申告を故意の脱税とされ、国税局査察部強制捜査後、刑事告発。東京地検特捜部起訴。法廷闘争により、査察部告発・特捜部起訴の事案で史上初の無罪が確定。それまで税務調査開始から5年余を要した。2014年3月現在、カナダ、バンクーバーに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1分以内にKindleで 勝率ゼロへの挑戦~史上初の無罪はいかにして生まれたか~ をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2014/5/16)
- 発売日 : 2014/5/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4334977847
- ISBN-13 : 978-4334977849
- Amazon 売れ筋ランキング: - 534,808位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 6,649位法律入門
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

石川県金沢市出身
1987年 東京大学法学部卒業
1987-2001年 ソロモンブラザーズ証券(ディレクター)
2001-2007年 クレディ・スイス証券(マネージング・ディレクター)
2007-2008年 ベア―・スターンズ証券(シニア・マネージング・ディレクター)
現在はカナダ、バンクーバーに在住
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
33 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「冤罪被害者の戦い」の記録となると暗くウエットな話を想像しがちだがいい意味で予想は裏切られた。やや硬い文体であるが論旨は非常に明快で判りやすく、何が起きて何が問題なのか第三者でも容易に理解できる。この表現力は曖昧な説明では顧客に納得してもらえない外資系証券マンという著者の出自によるものだろうか。
全体を通して感じられるのは著者の闘争心である。自分が犯罪者でないことを何としてでも証明してみせる・・という強烈な闘争心である。そして試行錯誤しながらこの気持ちを勝つためのモーメントに繋げていく過程は娯楽小説では到底味わえない緊張感に満ちている。特に検察取調べから裁判、そして無罪判決確定までの検事・裁判官とのやりとりは圧巻で快哉を叫びたいくらいである。
検察・国税にとっては焚書にしたいくらいの本であろう。 いやひょっとすると今後彼らが地雷を踏まないための「マニュアル」の一つになるかもしれない。
全体を通して感じられるのは著者の闘争心である。自分が犯罪者でないことを何としてでも証明してみせる・・という強烈な闘争心である。そして試行錯誤しながらこの気持ちを勝つためのモーメントに繋げていく過程は娯楽小説では到底味わえない緊張感に満ちている。特に検察取調べから裁判、そして無罪判決確定までの検事・裁判官とのやりとりは圧巻で快哉を叫びたいくらいである。
検察・国税にとっては焚書にしたいくらいの本であろう。 いやひょっとすると今後彼らが地雷を踏まないための「マニュアル」の一つになるかもしれない。
2014年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読んであらためてこの戦いの意義を感じさせられた。
そして、国家権力という傘の下で何処までも強気に出るものの卑屈さを再認識した。
彼らは法には抵触しないだろうが、ぎりぎりの線で活動している実態がある。
例えば、マスコミへの都合のよいタイミングでのリークである。
メディアとの馴れ合いとほぼ100%有罪の安心感からか、検察側に偏った報道を赦してきた。
世論を操作する事により犯人が出来上がる。
取り調べにも弁護人は同席できないなど、日本は先進国でありながら、こと訴訟などに関しては後進国極まりない。
検察及び国税庁の人権を無視した冤罪を作り上げた事に対して謝罪を要求したい。
そして完全無罪を勝ち取った八田さんの勇気とこの戦いの意義にあらためて敬意を表したい。
そして、国家権力という傘の下で何処までも強気に出るものの卑屈さを再認識した。
彼らは法には抵触しないだろうが、ぎりぎりの線で活動している実態がある。
例えば、マスコミへの都合のよいタイミングでのリークである。
メディアとの馴れ合いとほぼ100%有罪の安心感からか、検察側に偏った報道を赦してきた。
世論を操作する事により犯人が出来上がる。
取り調べにも弁護人は同席できないなど、日本は先進国でありながら、こと訴訟などに関しては後進国極まりない。
検察及び国税庁の人権を無視した冤罪を作り上げた事に対して謝罪を要求したい。
そして完全無罪を勝ち取った八田さんの勇気とこの戦いの意義にあらためて敬意を表したい。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホリエモンがツイッターで「検察糞クソクソクソ」とツイートしていたので手に取ってみた。この手の本を読んだことがないからかもしれないが非常に面白く読むことができた。取り調べはどんなふうに行われるのかや調書がいかに重要なのかなど、興味深い内容が克明に記されていた。自分が同じ立場に立たされたときはおそらく不毛なやり取りを回避するためにダメージコントロールを図るだろうと思いつつも、自分の子供のためにも真正面から向き合った著者の姿勢は素晴らしく、尊敬する。またこの本は検察の体制について問題を提起するものであり、
・検察は有罪ありきで捜査を行い、無罪の証拠には興味がないこと。
・検察の無謬性という神話に囚われて組織として間違いを冒した時の修正が効かないこと。
ということが描かれ、一般市民はフェアに捜査をしてくれるものだとなんとなく思っていたが、そうではないのだと分かった。
著者がこの裁判に巻き込まれて失ったことは大きく、無罪を勝ち取ったところで取り戻すことのできないものである。今までメディアで脱税の事件を目にしたときは「どうせこの人も何か悪いことやったんだろうな」と思っていたが、よく知りもせずそんなこと思ってはいけないなと考えさせられた。
・検察は有罪ありきで捜査を行い、無罪の証拠には興味がないこと。
・検察の無謬性という神話に囚われて組織として間違いを冒した時の修正が効かないこと。
ということが描かれ、一般市民はフェアに捜査をしてくれるものだとなんとなく思っていたが、そうではないのだと分かった。
著者がこの裁判に巻き込まれて失ったことは大きく、無罪を勝ち取ったところで取り戻すことのできないものである。今までメディアで脱税の事件を目にしたときは「どうせこの人も何か悪いことやったんだろうな」と思っていたが、よく知りもせずそんなこと思ってはいけないなと考えさせられた。
2014年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この著者でなければ戦えない裁判だと思いました。理不尽なことにも”大人の対応”と考えて妥協してしまう人々が多い中で、見事と思いまます。日本の文化を変えてしまうぐらいのインパクトがある戦いだったと思います。
2014年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私がこの本を手に取った理由は、著者と数年間だけ同じ職場で働いていたからです。しかし、彼の人となりを全て把握しているわけではなく、なので嘆願書に名を連ねる事を躊躇していました。それでも短期間でも同じ空間を過ごした人の裁判の行方は気になり、ブログは読んでいました。今回、無実が確定し、本が出版される事になり、今度こそ真実を知ろうと思いました。
冤罪に関して聞きかじってはいたものの、実際に知人が経験した経緯を本書で知り、読み進めて行くうちに、やるせなさと恐怖を覚えました。
私の知っている彼の姿は、いつも軽い足取りで仕事をこなし、楽しい時間を共有できる人でした。余談ですが、東大卒のイメージが初めて覆されました。しかし、その職場でも人種差別や心ない言動を受けていたとは、当該章を読むまで知り得なかった事で、自分の想像力の欠如を恥じました。
この本こそ、金融を知らない人、外資の実情を知らない人、私のように無知な人に読んでもらいたいと思います。そんな私でも解りやすく読み終える事が出来ました。
冤罪に関して聞きかじってはいたものの、実際に知人が経験した経緯を本書で知り、読み進めて行くうちに、やるせなさと恐怖を覚えました。
私の知っている彼の姿は、いつも軽い足取りで仕事をこなし、楽しい時間を共有できる人でした。余談ですが、東大卒のイメージが初めて覆されました。しかし、その職場でも人種差別や心ない言動を受けていたとは、当該章を読むまで知り得なかった事で、自分の想像力の欠如を恥じました。
この本こそ、金融を知らない人、外資の実情を知らない人、私のように無知な人に読んでもらいたいと思います。そんな私でも解りやすく読み終える事が出来ました。


