「TV版の切り貼りで意味不明な、物語として成立していない**映画」というのが
「総集編映画」でよくある印象ですが、本作品はきちんと「1つの物語」として成立しており、
その繋ぎ繋ぎも自然で、「TV版見ないと意味不明だけどTV版見たら観る価値皆無」という
未見視聴者にも視聴済な人にも「意味が無い」映画であることも多いものと違い、
ちゃんと「映画単体でも成立している」というのが、好印象でした。
ここに加えて、「アニメでしか表現出来ない異世界」をキッチリ描写している部分は維持されており、
「異世界世界観にドップリ浸りながら、非日常感を満喫する」という
<娯楽作品>として、かなり上質な「物語」として完成されています。
しかも、総集編でありがちな「物語の説明がされなくて良く分からないまま」という
「未視聴者置いてけぼり」を、冒頭で上手に纏めて回避されていたのも好印象でした。
要は「異世界」「穴(アビス)の存在説明」「街と住民(探検家)の説明」がされれば
十分なのですが、この3点をキッチリ短く抑えることで比較的すんなりと
「異世界の世界設定とこれから始まる冒険の前提情報」が提供されるので、
「物語が開始」されても没入しやすかったのが良い作風でした。
また、冒険がサクサク進むので観ていて飽きが来ず、終わりも「続きが観てみたい」となり、
「総集編」でなく「3部作の1作目」と言われても納得するような形になっていました。
イラストが「ゆるい」ので勘違いされがちですが、かなり「ハード」な世界観であり、
「子供向け」ではないのですが、イラストで忌避せず「非日常感を体験したい時」とかに
視聴したら、かなり楽しめる映画だと思います。
やはり「総集編(切り貼り)」なのでどうしても「尺的に波幅」はあったのですが、
全体で見れば許容出来る範囲であり中々に良い作品だったと思います。
これは「大画面で観てみたい」と思わせる、良い映画。

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