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前へ ! 前へ ! 前へ ! ― 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。 ― 単行本(ソフトカバー) – 2011/4/9
- Kindle版 (電子書籍)
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高校3年生にあがる春、偏差値28だった。"東京都足立区の落ちこぼれ"税所篤快。そのわずか2年後には、バングラデシュの貧しい農村部に、同国初の映像教育プログラム「e‐Educationプロジェクト」を発足!現地の高校生といっしょに走る先に見えているのは、国立最高峰のダッカ大学と、バングラデシュの教育革命、果たして、彼らは夢を現実に変えられるのか!? 22歳の著者が、自身の成長ストーリーを描いた疾走ドキュメンタリー。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社木楽舎
- 発売日2011/4/9
- ISBN-104863240376
- ISBN-13978-4863240377
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出版社より
【目次】
冒険の前に。
第1章 プロローグ
20歳の革命家 / 博士の箴言
第2章 失恋して、グラミン銀行。
はじまりは失恋から / グラミン銀行を知っていますか / 夜明けの匂い / 初上陸。ベンガルの国 / アシル・アハメッド
第3章 ソーシャルビジネスの震源地へ。
あの井戸は涸れていた / チャリティが奪うもの / クレイジーなヤツが世界を変える!? / 成人式はマザー・テレサと / 最貧の村、チリマリ
第4章 足立区の落ちこぼれ。
日本人初のコーディネーター / ユヌス博士を見て自信喪失 / 背水の陣の1か月 / GCMPのファーストプログラム / 落ちこぼれの17歳 / 最貧国に日本の予備校モデル / 不法滞在で逮捕未遂…… / 海を越えた理科実験! / 腸チフスで死の淵に
第5章 20歳の社会起業家、誕生。
ケンタッキーのおじさんは微笑んで / 夢と消えたコラボレーション / 幻の連合軍 / ノックアウト列伝――足立区ただ塾 / ノックアウト列伝――六本木ヒルズNGO / 前へ! 前へ! 前へ!
第6章 バングラデシュ版ドラゴン桜、はじまる。
ダッカ大学生100人インタビュー / 最強講師をヘッドハントせよ! / グラミンとの喧嘩 / リボルバーで襲われた!? / 裏切り、そして師の雷 / 無期限中止命令 / 授業はまだか? / 歴史に刻まれた日 / ふられたワケ
第7章 ダッカ大学へ! 希望への疾走。
e-Educationが新聞デビュー! / 脱落者…… か!? / 女子生徒の憂鬱 / ダッカ大学バスツアー計画 / 灯火はベンガル人へ / 灯油ランプの光
第8章 辺境の村で起きた奇跡。
決戦のとき! / 2010年10月29日 / 世界とともに / 審判の瞬間 / 続け! 村の革命児たちの行進
第9章 もっと! 前へ! 前へ! 前へ!
ヘラルの入学式 / 教育革命、進行中 / 不可能はないことのシンボル / ペイフォワード
冒険の途中。
▼本書より
はじめに
この東京において、決して豊かでなく、むしろよくないイメージすら持たれている足立区で育ち、高校時代は100点満点の試験で2点や6点といった点数を連発し、先生からは留年勧告を受けたこともある(保護者宛の手紙をもらい、初めて高校にも留年があることを知った)、どうしようもないほどの落ちこぼれだった僕。
……(略)……
1989年、僕は公務員の親父と看護師の母親の間に生まれた。それからずっと、東京都足立区竹の塚の都営住宅で暮らしていた。僕の世界と言えばここしかなかったのである。将来は安定した職業について、安定した人生を送って……と両親に言われる、きわめて安定志向な環境で育ったのに、2009年、ついに僕は大学に休学届を提出して、新しい世界を求めて足立区を発つことにした。
向かった先は、アジア最貧国バングラデシュ。その土地で会いたかったのは、現代最高の社会起業家であるグラミン銀行のムハマド・ユヌス博士。博士のような人間になるために、グラミン銀行で修業をしたかったのだ。
幸運にもグラミン銀行に潜り込め、社会起業家の卵として走りはじめることができた。しかし、修業の先に待ち受けていたのは、足立区では、いや、いまの日本では体験することができない貴重な体験、言い換えれば大アドベンチャーだったのである。冒険の最中、グラミン銀行のアシル・アハメッド先生、一橋大学の米倉誠一郎先生、カリスマ予備校講師の板野博行先生……とどんどん周囲のオトナたちを巻き込みながら、転がるように進んでいった。ラッキーなことに走れば走るほど、このソーシャルビジネスは大きくなり、果てはバングラデシュの予備校業界までをも巻き込み、現地の貧しい農村に、小さな小さな教室を造るまでに成長していった。
僕をここまで突き動かしたのは、果たしてなんだったのだろう。バングラデシュに渡るきっかけは、20歳の大学生だった自分が、大好きだった彼女にふられたこと。ただ、それだけだったのに。
農村にできた教室で始めたのは、後に革命と呼ばれたバングラデシュ初の映像授業。国でトップクラスの先生たちがパソコンの画面で繰り広げる授業で、村の高校生の度肝を抜き、たくさんのトラブルを乗り越えながら、6か月後の大学受験を目標にして突っ走っていった。結果的に、僕と生徒たちは、そこまでなんとか辿り着くことができた。そして、この入学試験は、バングラデシュという国に大きなものを与えたのである。
都立高校で悶々としながら過ごしていた自分が、まさかアジアの片隅で奇跡を起こせるなんて思いもしなかった。とにかく、あの頃からは想像もできなかったことだ。
僕はいま、バングラデシュの首都ダッカにいる。この国の人とクルマが織りなす喧噪は、さまざまな希望に満ち溢れている。
そして、次々とビルが建つこの風景は、不可能なんてないんだと僕に教えてくれているかのようだ。
商品の説明
出版社からのコメント
●アシル・アハメッド(「グラミン・コミュニケーションズ」プロジェクト・ディレクター)
すばらしい実践者だ!
世の中に、いいアイディアはたくさんあるが、
それを実行に移せるかどうかが、大事なポイント!
アツヨシは、グラミンで勝手に動きまわり過ぎて、
みんなを怒らせたりもしていたけどね(笑)。
●黒川 清(政策研究大学院大学教授)
税所くんのしたこと、
バングラデシュの貧しい村の若者へ夢と希望を与えたこと。
挫折からのチャレンジ、やりぬくちから、
これは自分自身の体験だったのだ。
休学はどでかいインパクトを生み、
日本の若者たちへ大きな希望を与えた。
●駒崎弘樹(NPO法人「フローレンス」代表理事)
「最近の学生は草食系で覇気がない」なんて、
オヤジの寝言に耳を貸すな!
若者のアイディアによって、
世界を変えられることを、著者は証明した。
最貧国で日本人の若者が起こした教育革命に、万雷の拍手を!
●米倉誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター教授)
この青年が高校生の時に知った。
何かアイディアがあると、話し終わる間もなく行動をしていた。
それを見て、僕はいつも明るい気持ちになった。
失敗なんか小さなことに思え!
すごい未来をつくっていくと、確信しているから!
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
e-Educationプロジェクト http://eedu.jp/
単行本公式サイト http://www.sotokoto.net/mae/
ツイッター http://twitter.com/AtsuyoshiGCC/ http://twitter.com/DDG_books/
ブログ http://ameblo.jp/atsuyoshi-saisho/
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1989年生まれ。東京都足立区出身。バングラデシュ・ダッカ在住。早稲田大学教育学部3年。「e‐Educationプロジェクト」代表。19歳で、バングラデシュ「グラミン銀行」の研究ラボ「GCC」初の日本人コーディネーターに。その後「GCMP」を立ち上げる。2010年1月、20歳のとき、「グラミン銀行」史上最年少で事業「e‐Educationプロジェクト」を設立し、独立。同年12月、「みんなの夢アワード2010」で、大賞、特別賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 木楽舎 (2011/4/9)
- 発売日 : 2011/4/9
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4863240376
- ISBN-13 : 978-4863240377
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,511位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 111位起業・開業ノンフィクション
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ほぼ自分と同世代の人が、世界を変えるくらいのすさまじい挑戦をしてるという事実を知って
この本を読まずにはいられないと思い、手に取った本でした。
自分の志に向かってドストレートに行動する。
これに尽きないんだなと。
最近、人生についてよく考えていて、自分は何をしたいのだろうとか、
でかいことやりたいって思ったりして、それでも全然行動もしないし、なにをやりたいのかわからないし、
そんな中この本に出会って、とにかく今を全力で生きようって思った。
というか、年が近い人でこんなにも挑戦している人がいるんだと知って
負けられないなと思った。
どーせいつもみたいに知らん偉そうなおっさんがグダグダ話するだけだろう。
そんな気持ちでいやいや講演を聞きに行かされました。
そして出てきたのは自分と大して歳も離れていなさそうな爽やかな男性。
珍しいと思い少し話を聞いてみようと思いました。
そして気が付いたら講演が終わっていました。
ずっとその人の話に聞き入ってしまっていたのです。
その人こそが、この本の著者、税所篤快さんです。
家に帰ってさっそくPCで調べてみると、この本を見つけました。
あたり近所の本屋を5軒ほど走り回りましたが、この本は見つかりません。
いつもならわざわざ取り寄せるのも面倒なのであきらめるのですが、今回は違いました。
そこで、アマゾンのアカウントを作り、この本を購入しました。
届いて2日で読み終わりました。
内容は、一言で言うと「クレイジー」。
とにかくクレイジーでした。
読んでいてスラスラ読めるて、面白い。
しかもこれがノンフィクションというのだから驚きです。
この本を読んだら、世界の見え方変わるかもしれません。
とにかく、読んでみて損はないと思います。
体験談を語るスタイルのにときどき見受けられるようなきどった感じは一切しない。
むしろ、自分の友達の中にもこんな人いるなぁ、あ、実は私に似ているところがあるなぁ、と感じる場面の多さに驚く。そうしているうちに自分も何かできるのではないか、何か動きだせるのではないかと勇気がわいてくる。
バングラで起業する日本人が増えている中でも、現役の学生が起業するというのは聞いたことがなかった。ノウハウもスキルも一から勉強しつつ、走りながら考えて、転んでも立ち上がり、めげてもくじけてもまた頑張ろうとする姿がひたすらすがすがしい。
自分が何をしたいかわからなくなったときに手に取ってみると、とにかく走ってみようという気持ちになるだろう。
中学の時に貧しい国に井戸を掘るための資金集めをして成功したと思ったのに、
何年かして現地に行ってみると、井戸は何も使われていなかったとか、
読んだ本に感動して、著者に会うために秋田に行ってしまうとか、
行動力がハンパなく、でも動機が純粋というか単純で好感は持てる。
支援のプロジェクトもシンプルで実現可能性があり、
でもものすごく現地に役に立つという目のつけどころが素晴らしい。
ただこの手の本を読んで思うのは、
こんな素晴らしい行動力や実行力があるのなら、
はるか遠い見知らぬ国だけでなく、
日本の社会をよくするためにも力を発揮してほしいと思う。