- 文庫: 336ページ
- 出版社: SBクリエイティブ (2019/7/12)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4815601186
- ISBN-13: 978-4815601188
- 発売日: 2019/7/12
- 梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.6 cm
- おすすめ度: 52件のカスタマーレビュー
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 27,476位 (本の売れ筋ランキングを見る)
処刑少女の生きる道(バージンロード) ―そして、彼女は甦る― (GA文庫) (日本語) 文庫 – 2019/7/12
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商品の説明
内容紹介
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これは、彼女が彼女を殺すための物語。
この世界には、異世界の日本から『迷い人』がやってくる。
だが、過去に迷い人の暴走が原因で世界的な大災害が起きたため、彼らは見つけ次第『処刑人』が殺す必要があった。
そんななか、処刑人のメノウは、迷い人の少女アカリと出会う。
躊躇なく冷徹に任務を遂行するメノウ。
しかし、確実に殺したはずのアカリは、なぜか平然と復活してしまう。
途方にくれたメノウは、不死身のアカリを殺しきる方法を探すため、彼女を騙してともに旅立つのだが……
「メノウちゃーん。行こ! 」
「……はいはい。わかったわよ」
妙に懐いてくるアカリを前に、メノウの心は少しずつ揺らぎはじめる。
GA文庫大賞、7年ぶりの《大賞》作品!
――これは、彼女が彼女を殺すための物語。
出版社からのコメント
【編集部選評】
読み終えると同時に受賞を確信した作品でした。本当に面白かった……。
主人公のメノウをはじめ、キャラクターがとにかくすばらしく魅力的でした。
登場人物は数は多くないながら、どのキャラクターもいくつもの顔を持った複雑なキャラ造形になっていて、物語をぐいぐい引っ張っていく力を備えていたように思います。
随所に挿入される過去回想も感情を揺さぶるもので、キャラクターに深く感情移入させることに成功していました。
けして明るくない世界観であるにもかかわらずエンタメ感溢れる物語に仕上がっているのは、キャラクターのセリフに切れ味があったからこそだと思います。
シリアスなアクションシーンとコミカルな会話パートでメリハリが効いていて、読んでいてまったく飽きることがありませんでした。
「導力」や「純粋概念」といった要素をベースに、世界がしっかりと設定されているのも見逃せないポイントです。
世界をかつて滅ぼしかけた4つの脅威がなお残存するという世界観には、非常に想像力を刺激されました。
魔導詠唱にも利用される「教典」の文言などが作りこまれているのもすばらしい。
魔導詠唱文を読むだけでだけでわくわくするという久しくなかった体験をさせてもらいました。
言葉選びに非凡なセンスを感じます。
そして、単純にバトル描写がうまい! スピーディーかつハッタリが効いていて、お見事でした。
ストーリー面では、よくあるパターン……と見せかけて読者の予想を裏切る序盤の展開が強烈。
最初の数十ページで一気に物語に引き込まれました。
そのあとも、王道ながらノンストップでラストまで一気に駆け抜ける物語になっています。
そして、エピローグ。完全にネタバレになってしまうので内容には触れられませんが、今後の展開が非常に気になる構成になっているということは間違いないでしょう。
今後メノウたちの話がどう動いていくのか、いち読者として楽しみでなりません。
7年ぶりの《大賞》作品。ぜひ発売を楽しみにしていてください。
出版社より
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