本書を読んで私が最も驚いたのは
「まさにユヴァル・ノア・ハラリがホモ・デウスの中で述べていた問題提起そのものじゃないか!」ということ。
サピエンス全史で全世界を席巻したあの知の巨人が提起している問題をその20年ほど前にすでにSFという物語に乗せて表現していた作家がいたことに驚きを禁じ得ません。
そして虚構と現実の更に向こう側の世界、というよりこちら側?の世界にまさにSF的な筋書きを用意してくれている本書は、長い時間経過だからこそ味わえる登場人物たちへの親近感とともにSF世界を味わえるという極上の読書体験をさせてくれる。
「上」の段階ではやっと問題がすべて出そろったというところでしょうか。
その過程がすべて面白くまるで地球の人間世界のメタファーのようでもあり、それだけならつまらないなぁと思っていた私の鼻を明かしてくれました。
すぐさま「下」に取り掛かります!
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