孫子の本は以前も読んだことがあり、この本は2冊目になります。一般的な孫子の本と
違うのは、本質を捉えた「一文超訳」というスタイルであるということです。
掲載の順番は、テーマ、現代語訳、原文、書き下し文、解説、となっており、とても
シンプルです。他の本と比べて、余計な解説を省いているのでテーマや現代語訳が
すんなり頭に入ってきます。タイトルにある「本質を捉える」というのはこのこと
なのでしょう。読み返すだけでも覚えられそうです。
個人的に以前読んだ本は解説がしっかりしていたので、この本を読んで理解に難しい
ということはありませんでした。しかし、初めて孫子の本を読む、という方には
もう少し解説があった方がいいかもしれません。孫子の本の2冊目として購入する方が
読みやすい感じがしました。
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全文完全対照版 孫子コンプリート: 本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文 単行本 – 2017/12/4
野中 根太郎
(著)
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兵法書として古今東西もっとも著名な「孫子の兵法」。
戦をビジネスに置き換え、日本のビジネスマンにも人気が高い。
しかし、「孫子の兵法」はじつは戦術についてのみ述べている書ではない。
人生の問題として、統治思想として優れた示唆を与えてくれるものである。
そしてそのような思想的な側面を理解するには、総合的な理解が不可欠である。
世界は再び、動乱の時代となりつつある。
中国の台頭、隣国の怪しげな動き、それに日本も経済大国となって、こうした世界の動きと無関係でいるわけにはいかない。
改めて、私たち日本人において孫子の現代的理解が急がれているのである。
本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、覚えやすい【一文超訳】を掲載。
テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「孫子の兵法」の理解が飛躍的に向上する。
また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。
【一文超訳の一例】
「戦争は冷静に判断、準備すべきものである」
「トップの度量(人の意見を聞き入れることができる人かどうか)が勝敗を分ける」
「長期戦に利益はない」
「敵を傷つけずに勝つのが上策である」
「君主と補佐役たる将軍は密接な関係でなければいけない」
「有名であることと有能であることは違う」
「戦うべき場所と日時がわかれば勝てる」
「軍争には正しい情報、インテリジェンスが重要となる」
「敵味方の耳目を活用して戦いを有利に運ぶ」
戦をビジネスに置き換え、日本のビジネスマンにも人気が高い。
しかし、「孫子の兵法」はじつは戦術についてのみ述べている書ではない。
人生の問題として、統治思想として優れた示唆を与えてくれるものである。
そしてそのような思想的な側面を理解するには、総合的な理解が不可欠である。
世界は再び、動乱の時代となりつつある。
中国の台頭、隣国の怪しげな動き、それに日本も経済大国となって、こうした世界の動きと無関係でいるわけにはいかない。
改めて、私たち日本人において孫子の現代的理解が急がれているのである。
本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、覚えやすい【一文超訳】を掲載。
テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「孫子の兵法」の理解が飛躍的に向上する。
また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。
【一文超訳の一例】
「戦争は冷静に判断、準備すべきものである」
「トップの度量(人の意見を聞き入れることができる人かどうか)が勝敗を分ける」
「長期戦に利益はない」
「敵を傷つけずに勝つのが上策である」
「君主と補佐役たる将軍は密接な関係でなければいけない」
「有名であることと有能であることは違う」
「戦うべき場所と日時がわかれば勝てる」
「軍争には正しい情報、インテリジェンスが重要となる」
「敵味方の耳目を活用して戦いを有利に運ぶ」
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社誠文堂新光社
- 発売日2017/12/4
- 寸法13.5 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-104416717121
- ISBN-13978-4416717127
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
その胸に突き刺さる箴言を“一文超訳”で。全文掲載+注釈も完全網羅。孫子の兵法完全版。
著者について
野中 根太郎:早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。海外に進出し、日本および日本人が外国人から尊敬され、その文化が絶賛されているという実感を得たことをきっかけに、日本人に影響を与えつづけてきた古典の研究を更に深掘りし、出版企画を行うようになる。近年では古典を題材にした著作の企画・プロデュースを手がけ、様々な著者とタイアップして数々のベストセラーを世に送り出している。著書に『超訳 孫子の兵法』『吉田松陰の名言100―変わる力 変える力のつくり方』(共にアイバス出版)、『真田幸村 逆転の決断術―相手の心を動かす「義」の思考方法』『全文完全対照版 論語コンプリート 本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文』(共に誠文堂新光社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野中/根太郎
早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。海外に進出し、日本の文化が絶賛されているという実感を得たことをきっかけに、日本人に影響を与えつづけてきた古典の研究を更に深掘りし、出版企画を行うようになる。近年では古典を題材にした著作の企画・プロデュースを手がけ、様々な著者とタイアップして数々のベストセラーを世に送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。海外に進出し、日本の文化が絶賛されているという実感を得たことをきっかけに、日本人に影響を与えつづけてきた古典の研究を更に深掘りし、出版企画を行うようになる。近年では古典を題材にした著作の企画・プロデュースを手がけ、様々な著者とタイアップして数々のベストセラーを世に送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2017/12/4)
- 発売日 : 2017/12/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4416717121
- ISBN-13 : 978-4416717127
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,595位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 97位中国の思想(一般)関連書籍
- - 257位東洋哲学入門
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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ベスト500レビュアー
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孫子の兵法に関連するビジネス本はいろいろあるが、これは原文が載っている点が他のものと大きく違った。
私自身もこれまで孫子の兵法に関連する本は読んだが、原文から発展して、ビジネスリーダーとしてとか、ビジネス戦略としてとかという著者の観点でアレンジされたものが多かった。
ところがこの本の場合、原文や原文で使われている古語の単語の意味、現代語訳もあるのでエッセンスとして伝えられているものは実はこれだったんだなと改めて確認できた。また、高校生や大学生の場合、漢文を勉強しなければならない場面があると思うが、この本であれば単語の意味もついているので、もし、ビジネスに関心があるなら、一石二鳥で勉強になるだろう。
改めて書き下し文を見て、とても古い時代に書かれたものなのに、現代にも通用する部分が多くあることに気づく。孫子がいかに鋭い感覚の持ち主だったのかを思い知らされたような気がする。
私自身もこれまで孫子の兵法に関連する本は読んだが、原文から発展して、ビジネスリーダーとしてとか、ビジネス戦略としてとかという著者の観点でアレンジされたものが多かった。
ところがこの本の場合、原文や原文で使われている古語の単語の意味、現代語訳もあるのでエッセンスとして伝えられているものは実はこれだったんだなと改めて確認できた。また、高校生や大学生の場合、漢文を勉強しなければならない場面があると思うが、この本であれば単語の意味もついているので、もし、ビジネスに関心があるなら、一石二鳥で勉強になるだろう。
改めて書き下し文を見て、とても古い時代に書かれたものなのに、現代にも通用する部分が多くあることに気づく。孫子がいかに鋭い感覚の持ち主だったのかを思い知らされたような気がする。
ベスト1000レビュアー
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<一文超訳><現代語訳><原文><書き下し文>をパラグラフごとに収録し、人名や用語の解釈の仕方等の注釈も詳しいので、他のレビュアーさんも書かれていますが、受験等で漢文学習をする学生さんにも良い参考書になると思います。現代語訳はわかりやすく読みやすいですが、下手に読者にすりよってわかりやすくしようと意訳していることもないので、その点も評価に値します。(書き下し文が収録されているので、現代訳に極端な飛躍がないことは明白)
著者が強調しているように、全文を熟読して「孫氏」という書の示す骨太な思想を理解することで得られることはもちろん多いですが、まずは一文超訳(この一文超訳が優れもので、核心をしっかりついいてわかりやすい)を読んで、興味をもったところから読んでいくという読み方でもいいと思います。すると、自然と通しで読みたくなってくるあたり、やはり優れた書というべき所以かもしれません。
こうして通しで読んでみると私はコーポレートガバナンスという語が自然とうかびました。孫氏は兵法書というイメージが強く(実際そうではありますが)、戦争という面を意識して敬遠してしまう人もいると思いますが、企業経営や国家の運営に置き換えると、思想として普遍的であることがよくわかります。これが古代に書かれたのかと思うと驚くばかりです。
著者が強調しているように、全文を熟読して「孫氏」という書の示す骨太な思想を理解することで得られることはもちろん多いですが、まずは一文超訳(この一文超訳が優れもので、核心をしっかりついいてわかりやすい)を読んで、興味をもったところから読んでいくという読み方でもいいと思います。すると、自然と通しで読みたくなってくるあたり、やはり優れた書というべき所以かもしれません。
こうして通しで読んでみると私はコーポレートガバナンスという語が自然とうかびました。孫氏は兵法書というイメージが強く(実際そうではありますが)、戦争という面を意識して敬遠してしまう人もいると思いますが、企業経営や国家の運営に置き換えると、思想として普遍的であることがよくわかります。これが古代に書かれたのかと思うと驚くばかりです。
2021年12月25日に日本でレビュー済み
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余白がゆったり取られていて、本の装丁も素晴らしい。
自分のやっているビジネスの場合だったら、この格言がどういう意味を持つか。
それを考え、メモし、自分だけの孫氏の兵法を作る。
それがとても楽しく、充実した気持ちになれる。
多くの場合、本は電子書籍で済ませているが、これは紙の本ならではの楽しみ。
自分のやっているビジネスの場合だったら、この格言がどういう意味を持つか。
それを考え、メモし、自分だけの孫氏の兵法を作る。
それがとても楽しく、充実した気持ちになれる。
多くの場合、本は電子書籍で済ませているが、これは紙の本ならではの楽しみ。