本書を読むと、PLMは単なる技術部門向けのツールではなく、経営戦略を支えるシステムだということがわかります。それでいて、技術者にも寄り添った丁寧な内容です。
導入にあたって関係者が多くなりがちなPLMですが、経営者/設計/製造/原価会計/ITなど、それぞれの立場の人が抱える課題に向き合い、事例も交えつつメリットを提示してくれています。ERPとの関係も非常にわかりやすいです。
個人的には、第4章での「PLMこそが製造業の事業力=戦闘力を強化し、事業運営を高度化する不可欠な武器」という言葉に深く頷き、「標準化の王道でこそIT活用」というメッセージは特に経営者にお伝えしたいと感じました。
国力を支え、グローバルに活躍されている製造業の皆様に、ぜひおすすめしたい本です。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
