色々と思ったことを書き連ねていったら、非常に長くなってしまったので
興味と時間のある時にでも読んでいただけると幸いです。
因みに、内容としては酷評な方向なので、
ファンの方やこの作品を面白いと思っている方々にとって不快となる表現が多々出てくると思います。
そういった方々は、別の事に時間を使っていただければと思います。
ヴィラン編総評
まず最初に、ヴィラン編に対する私の結論を述べさせてもらいますが
「茶番」の一言に尽きると思います。
結局、長々と描写した死柄木の過去なのですが
環境故に歪んだとするなら「明確な殺意をもって家族を殺してスッキリした」「殺しによる快感」という台詞や、
(父親以外)死亡時のいかにも悲劇的みたいな演出と食い違いがでますし、
はじめからサイコパス的に狂ってるのなら「誰かが手を差し伸べてくれたら」みたいな責任転嫁めいた台詞は要らないですよね。
そもそも、頭が蛇だったり百足だったりする異形種のいる社会で不気味ってだけで子供をスルーするのは不自然に感じますし、
インターン編のエリちゃんと違って誰かに追われている訳でもないのだから、警察なり、病院なり、ヒーロー事務所なりに行けば済む問題でしょう?という感じで
それこそ、インターン編の言葉を引用させてもらうと「救われる覚悟」がなかっただけで、結局この「オリジン」と銘打った過去回想で何を伝えたかったのか、
死柄木をどういうキャラクターにしたかったのかががまるで解らなかったです。
この悲劇的展開自体、図らずも起きてしまった悲劇というよりかは、そういう展開にしたいがために生み出された悲劇としか…
あと、何度見直しても手の大きさとかで性別や年齢の違いとかも分からなかったです。
…過去回想は置いておいて本編に話を戻しますが、余波での被害に比べてデストロ、死柄木の戦いなんですが…どうも薄味といいますか…
覚醒した死柄木の前にデストロが降伏するというところまでは百歩譲っていいとしても
戦いもせずに勝手な納得で死柄木を認めるギガントマキアは興醒めとしか言いようがないし、何しに来たの?って感じるんですよね。
例えば、初めて死柄木と戦って「弱すぎる」っていう場面でAFOとの回想で「圧倒的な力の前に敗れた」「圧倒的な破壊の場面を見せつけられて心酔した」
というような描写があれば「あの時のAFOと同等かそれ以上か…」というように飲み込みやすくなるのですが、特にそういうのもないので、
ヴィラン編に飽きたか、描写から逃げたとしか感じられませんでした。
その後も、連合と解放軍の統合という誰でも予想できる展開なので関心も出来ないし。
戦闘結果も11万対6で一人も連合側に死人が出ないというなろう系もびっくりな展開見せられても何を感じればいいのかという感じで…
ただ、それらももうどうでもいいくらい致命的な部分として「成長のリセット」だけはどうにかならなかったんですかね?
自分を束縛するもの=手の破壊やトラウマ克服よる能力覚醒。それ以って成長とするというのは本当に感心しましたし、納得できる部分だったのですが、
結局は自分を束縛するもの(手)や精神分裂ギャグを手放せないままで、その癖成長してます感だけ出して、本当になにがしたかったのかが分からないです。
作り手側が「手」や「分裂症ギャグ」のような記号抜きでキャラクターを活かす自信が無いのか、それとも怖いのかは知りませんけど本当にこれだけは論外だと思います。
だから、その辺はイライラしながら読んでいたのですが、思い返してみますと
ヒーロー科で散々鍛えてきた主人公が普通科出身者に力負けしたり、「見下したままじゃ~」とガキに説教して精神的成長を遂げた筈の爆豪が他者をモブ扱いして見下しまくっていたりと、
成長しているげで成長していないのはヴィラン編だけじゃなかったのだと納得はしたがその意図は理解はできないので、それでまた暗澹たる気持ちにさせられてという感じで…
つまりは、どんなにそれっぽい描写をしても「おしゃぶりを手放せない子供」を成長してると捉えることはできないし、
ついでに思い返すと、手=束縛の象徴という割には手を外してる場面も多く、外していても特に何もないので別に束縛されてない感じもあって…結果「何?」としか感じられませんでした。
あと、「異能解放戦線」という組織はデストロのカリスマというよりかは異能解放の「理念」に重きを置いた組織の筈ですよね?それこそ、宗教と揶揄されるぐらいでしたし。
だというのに、トップが心変わりしたからと全員が改宗してついていくなんてことあると思います?
仮にデストロのカリスマで成り立っていたにしても、今の彼はただのゴマすりクソハゲ野郎じゃないですか。
なんで10万人も残ってるのか、幹部も全員ついていくのかがまるで解らないです。
規制や制限の緩和による自由と無政府主義や原始的な自由とは明らかに意味合いが違いますよ。
ここで、ヴィラン編を総括すると
各キャラの過去回想…理解に苦しむ描写が多いので別にどうでもいい
各キャラの成長…能力自体は向上してるが精神的成長は全く感じられない
戦闘シーン…派手だがごちゃごちゃして見辛い
勝利や作戦を成功させるためのロジック…ご都合主義だけで話が進むので皆無
オールマイトとの因縁…なし
総合…茶番となりました
邪悪さ丸出しの表紙ほどの内容は無いです。
こんなんだったら連合が解放軍の街に足を踏み入れてからホークスが「超常解放戦線」の会合に足を踏み入れるまで全カットでも問題ないと思います。
社会・倫理観
解放軍の隠蔽工作で「20人だかの武装集団と住民との戦い」「その結果の街崩壊」という事になっているとの事ですが
普通は街一つ壊れるぐらいの被害が出たら詳しく捜査されるだろうから隠蔽なんか不可能に近いだろうし、
「ヒーローが誘い込まれた結果街が崩壊」という事の割には
交通整理をしてるスライディン・ゴーの姿とか見られてるはずだろうとか杜撰な部分が多すぎるし、
ヒーローの失態を責めるのではなく応援する流れの社会といえば聞こえはいいですが、ヒーローの失態で現に街一つが消えているのは間違いないわけじゃないですか。
そのとんでもない損害を「ヒーローも頑張ってたから」と流される社会ってどうなんですかね?
私には明確なディストピアにしか思えないんですが。
仮に、街一つ崩壊したレベルの事を隠蔽できるだけの権力が解放軍にあったなら、真っ当な政治活動で異能解放を成し遂げられたのでは?と思うのは私だけですかね?
また、なんというか、この作品の倫理観が今巻で行くところまで行ったって感じがします。
なにせ「学徒動員」ですからね。はたして、作り手側はこの言葉の重みや背景を理解したうえで使ってるのかというところに疑問が残るところではありますが、
それは置いておいても、「ヒーロー飽和社会で学徒動員」という明らかにおかしい上からの方針に
「子供たちを戦わせるなんてとんでもない!」と断固抗議したり、「不信感を感じて探りを入れる」というような大人としての責任感や矜持を持つ人物は一人もいないんですかね?
というか、調べたところ、当時の学徒動員でも最低でも19歳からということらしいですし、
現在の国際法でも「18歳未満の者の戦闘行為の参加は禁止」となっていますけど、これはどういうことですかね?
公的組織主導で少年兵を徴用してるようなものだと思うんですけど…本当に何なんですかね?
別に、漫画と現実の法や歴史が完全にリンクしているべきとは言わないけど
それにしてもどうなんですかね?現実より治安が悪い世界で弱者や被害者への法制度が未整備ってありますかね?
やっぱディストピアなんですかね?
エリちゃん
倫理観に対する指摘で思ったのですが、エリちゃんに対する扱いというのもどうかと疑問が残るところです。
「現在は辛い過去を乗り越えて幸せに暮らしている」「デクやミリオに懐いている女の子」という立ち位置のキャラだと思うのですが、いまいち納得が出来ないところで
ミリオはともかく、デクに関しては、私が何度も指摘する様に「一度見捨てた」「何の了承もなく背負って戦いに巻き込んだ」「その戦闘中一度も背負ったエリちゃんの事を顧みなかった」
という負のやらかしに対して、最低限のラインとしての謝罪レベルの禊や和解の描写すらない訳ですよ。
それなのに「手紙を送ってくれるほど懐いてる」みたいな描写をされても理解できないし、正直気持ち悪いし、
単に「自分を助けてくれた人」という刷り込み的な好意に甘えてるだけにしか見えず、全然良いシーンには見えなかったし、
クリスマスパーティーでの豆まきギャグなんかも別に面白くないしと違和感を感じる描写が多いです。
その違和感について考えたところ、「作り手側は真の意味で人救けや被害者救済という題材に興味がない」か
「エリちゃんを人間として扱ってないから」だと感じました。
凄い壮絶な過去をした割には施設で療養とか親類を探して預けることもせずに「学校で預かる」ですよね?それって捨て猫や捨て犬とかの扱いとどう違うんですかね?
学校で預かってる割には誰が面倒見てるかも示されず、クリスマスパーティーで節分をやり出す始末ですよ?雄英は超エリート校じゃないんですかね?一般常識は教えなかったんですかね?
その癖、やたらと角を強調して見せて、どう考えても「巻き戻し」を利用する気ですよね?
根本的な所、自分たちの都合の為にエリちゃんを利用しようという部分ではヒーロー側もオーバーホールもあまり変わらなく無いですか?
要は、今のエリちゃんの役割が「デク達との絆を主張する」か「巻き戻しを使う」あとは「たまにデク達の前に現れて可愛がられる」という犬や猫でもできるような役割ぐらいしかないからで、
それに応じた扱いしかされてないからだと感じました。
もし、本当に「人救け」を重要視しているのなら、こういった弱者や被害者に対するフォローや救済描写にこそ力を入れるべきではないんですかね?
ホークス
仕事が早い優秀な男で、その素質を見要られて公安委員会を通じて二重スパイをしてるとのことですが
そこにも疑問が残るところで
ぶっちゃけ、それっぽい台詞と雰囲気で演出しているだけで「優秀」とか「素質がある」という部分がまるで見えてこないんですよ。
彼が行ってきたことを振り返ってみても
ハイエンド事件は不信感を持たれて荼毘に信用されず、連合が10万以上になるまで気付けず、
「わざわざ管轄外のエンデヴァーにマーカーの引かれた本を渡しに行く」という不審な行動をして不信がられましたよね?
というか、普通はお気に入りの本を布教するときは新品を渡すと思うんでそこにも違和感がありますし。
なにより1番マズいのが「異能解放戦線」の本を布教していたことですよね?
今の解放戦線はデストロが心変わりしたので教義も組織名も変わってる訳で…だのに旧態の本を布教してるっていうのはあまりにも組織への理解を欠いているということになりません?
もし、ホークスがそれに気付いてないならホークスが、デストロが気付いてないならデストロが馬鹿なだけってことになりません?
雰囲気とそれっぽさだけでここまで来たせいか、あちらが立てばこちらが立たずという状況になってる気がしてならないです。
あと、連合に取り入るための見返りに「No2じゃないと入手できない情報の提供」というのがあったと思うのですが、何時回収しますかね?
普通に解放軍所属のヒーローだけで十分じゃね?と思うのは私だけでしょうか?
エンデヴァーへ警告し、生徒を鍛え、成長を促すという一連の流れにしても
当のエンデヴァーは「後ろで見ていろ」という命令を無視したデク達に対して注意や説教すらしない甘やかし指導者なので、それも適切な判断だとは到底思えませんでした。
最初のインターンでは「学生もプロと同様に扱われる」と言っていませんでしたっけ?
プロが命令違反するって普通に処分事案だと思うんですけど。
長々と書きましたが、端的にいうなら、ホークスの有能な部分を探す方が難しいという事です。
あと、細かい部分を突くのなら
・AFO後継者だから追い込む必要があるといいつつ、前巻ではギガントマキアを早起きさせているドクター
・体内の爆発で少なくとも内臓などの負傷を負っているはずなのに消化に悪そうな寿司を食っているトガ
・心変わりからの降伏からのゴマすり化でキャラも個性(ストレスでパワーアップ)も完全に死んだデストロ
・生徒の安全のために全寮制にしたのに、学徒動員を拒絶しないせいで「危険に晒してでも生徒を成長させたい」のか「晒したくない」のか主義があやふやになってる雄英
・インタビュー回の扉絵のデクの絵が顔と身体のバランスがおかしくて気持ち悪い
・クリスマスパーティーでエリちゃんが手に入れた剣が途中から捻じれてるのか歪んでいるのかわからないがおかしい
・「20%で扱える力じゃない」「完全にOFAを使えるようになってか始めて使える力」と言い切っていた黒鞭が現時点の相応の出力で出せるよう都合よく設定変更されている
・鞭を使えたところでペン1本持てるか定かでない程度の相応の出力しか出せないし、それをバトルに活かせるようには思えない
・4か月後に決起すると分っているのに、何故か律義に4か月後まで待つヒーロー勢。解放軍が万全な状態になる前に攻めるべきでは?
・ガラスを操る老ヴィランの行き先を何の理由も説明もなく読んで先周りしていた生徒たち
・容量をメモリと表していたが、メモリは記憶のことなのでPC用語で容量を表すなら、キャパシティやストレージやドライブと表現する方が適切なのでは?
といったところでしょうか
どうも自分には文才がなく、短く纏める力が無いせいか今回も長くなってしまいましたがこの辺にしておきたいと思います。
最後に、次巻以降に期待できる部分でも書いていこうと思います。
現状、オールマイトともデクとも特に因縁がなく、印象が薄かった死柄木ですが、
「現時点でも作り手側が持て余すのでは?というくらい強いのに
慢心することなく更なるパワーアップを見せる…「本気」を見せてくれるとの事でこれは凄く期待が持てますよね。
まぁ正直、トゥワイスか能力コピーを出来るようになったトガが、死柄木と黒霧かワープ脳無のコピーを大量生産した後、コピー死柄木を各都市に送って
広域崩壊を使えばぶつかり合いをする間もなく終わると思うのですが…多分、そういうのは出来ないのでしょう。理由は何一つわからないですけど
何はともあれ、超強化された敵と、修行や訓練で強くなった主人公の戦い…これも間違いなく燃えますよね?
まあ…現状が8~20%でエアフォースすら万全ではないのに鞭のお披露目をしている時点で嫌な予感しかしないですけど…きっと大丈夫ですよね。
良くて20%でピョコっとしか出ない鞭を、私を含めた読者全員が驚くような使い方で活かしてくれたり、応用を見せてくれることでしょう。
流石に、「何の理由もなく実用レベルの出力の黒鞭を使う」なんて愚劣極まることはしないと信じています。
と、いうような淡い期待を胸に抱きつつ、次巻に期待です。
評価はもちろん1とします。
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出版社集英社
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発売日2019/12/4
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ファイルサイズ52118 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
632 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月5日に日本でレビュー済み
25巻を買ってから何回も何回も読み返しました。レビューを書く前もすごく悩みました。自分が感じたことをどう言葉にすれば良いのか分からず困ったのですが、文章で表現することが難しいくらいのモヤモヤ感、不完全燃焼な気分をずっと味わってしまったような徒労感であるというのが正確なのかもしれません。
あの第1巻から味わったきた鮮烈な躍動感をもう一度感じたいと思い、これまでずっと買い続けてきました。紆余曲折は色々ありつつも、あのオールマイト最後の戦いでも「この本を読んでて本当に良かった!」とすごく泣きました。だからこそ現状との落差が激しいのかもしれません。オールマイト引退以降、24巻まではひたすら「つまらない」と感じる展開ばかりで憤りを感じていました。この25巻では「つまらない」とは感じませんでした。しかし、酷い言い方ですが、この25巻は「つまらないわけではない」というだけで「面白い」とは全く感じられなかったのです。死柄木君の過去やヴィラン連合による異能解放軍の乗っ取りなどは「興味深い」とは感じられますが、「面白い」と感じる展開はどこにもなかったのです・・・
もちろん遂に明かされた死柄木君の過去には思わず引き込まれてしまいました。ヴィラン連合による異能解放軍の乗っ取りなども心躍る部分があり、まさかの展開という点ではばっちりだと思います。いよいよ迫る最終決戦に向け舞台は整ったといえるでしょう。
しかし、これは死柄木君が主役のストーリーではありません。あくまでデク君が主役なのです。他者であれば最初からあきらめてしまうようなことでも本気で何とかしようとするデク君のストーリーだったのです。「才能がない!?努力が足りない!?違う!大事なのは今やるかやらないか!」というストーリー開始時に見せたデク君の魂の叫び、これこそがこの作品の根底を担うテーマであり、そんなデク君にひっぱられる形でオールマイトやA組のメンバーをはじめとする皆が己の全てを賭けて駆け抜ける、それこそが『僕のヒーローアカデミア』の醍醐味だったはずです。それにも関わらず、これでは死柄木君が成り上がっていくダークストーリーであり、鮮烈ではあっても爽快感はどこにもありません。登場段階で身勝手な思いで他人の人生をめちゃくちゃにしてきていた死柄木君なのに。「実は彼がこんな風になってしまったのは辛い過去があったから!!」と後付けで設定が変わっても最初の印象は中々変えることができません。どうしても死柄木君を主役にするのであればサイドストーリーとして新作を描くべきだったと思ってしまうのです。
もはや最終巻も近づいている以上、このままの流れが連載が続くしかないというのは理解しているのですが・・・自分が大好きだった作品を悪く評価するのは複雑な気持ちですが、もはや『ぼくのヒーローアカデミア』は名作でもなんでもなく、最終巻を迎えた後の半年後ぐらいには「なんであの作品が人気だったのだろう?」と多くの人に首をかしげられてしまう程度の内容になってしまっていると思います。こんな滅茶苦茶な展開になるのであれば、第1巻の時点で買わなければ良かったという思いは否定できません。
大変厳しいレビューになってしまいましたが、皆さんの参考になれば幸いです。
あの第1巻から味わったきた鮮烈な躍動感をもう一度感じたいと思い、これまでずっと買い続けてきました。紆余曲折は色々ありつつも、あのオールマイト最後の戦いでも「この本を読んでて本当に良かった!」とすごく泣きました。だからこそ現状との落差が激しいのかもしれません。オールマイト引退以降、24巻まではひたすら「つまらない」と感じる展開ばかりで憤りを感じていました。この25巻では「つまらない」とは感じませんでした。しかし、酷い言い方ですが、この25巻は「つまらないわけではない」というだけで「面白い」とは全く感じられなかったのです。死柄木君の過去やヴィラン連合による異能解放軍の乗っ取りなどは「興味深い」とは感じられますが、「面白い」と感じる展開はどこにもなかったのです・・・
もちろん遂に明かされた死柄木君の過去には思わず引き込まれてしまいました。ヴィラン連合による異能解放軍の乗っ取りなども心躍る部分があり、まさかの展開という点ではばっちりだと思います。いよいよ迫る最終決戦に向け舞台は整ったといえるでしょう。
しかし、これは死柄木君が主役のストーリーではありません。あくまでデク君が主役なのです。他者であれば最初からあきらめてしまうようなことでも本気で何とかしようとするデク君のストーリーだったのです。「才能がない!?努力が足りない!?違う!大事なのは今やるかやらないか!」というストーリー開始時に見せたデク君の魂の叫び、これこそがこの作品の根底を担うテーマであり、そんなデク君にひっぱられる形でオールマイトやA組のメンバーをはじめとする皆が己の全てを賭けて駆け抜ける、それこそが『僕のヒーローアカデミア』の醍醐味だったはずです。それにも関わらず、これでは死柄木君が成り上がっていくダークストーリーであり、鮮烈ではあっても爽快感はどこにもありません。登場段階で身勝手な思いで他人の人生をめちゃくちゃにしてきていた死柄木君なのに。「実は彼がこんな風になってしまったのは辛い過去があったから!!」と後付けで設定が変わっても最初の印象は中々変えることができません。どうしても死柄木君を主役にするのであればサイドストーリーとして新作を描くべきだったと思ってしまうのです。
もはや最終巻も近づいている以上、このままの流れが連載が続くしかないというのは理解しているのですが・・・自分が大好きだった作品を悪く評価するのは複雑な気持ちですが、もはや『ぼくのヒーローアカデミア』は名作でもなんでもなく、最終巻を迎えた後の半年後ぐらいには「なんであの作品が人気だったのだろう?」と多くの人に首をかしげられてしまう程度の内容になってしまっていると思います。こんな滅茶苦茶な展開になるのであれば、第1巻の時点で買わなければ良かったという思いは否定できません。
大変厳しいレビューになってしまいましたが、皆さんの参考になれば幸いです。
2019年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ついに死柄木の過去が明らかになり大いに盛り上がる巻でした。
少年の死柄木が個性に目覚めるシーンは「少年漫画でやっていいの!?」というくらい凄惨で、堀越先生の画力を存分に堪能できました。
ただその一方、話の内容自体は想像の範疇から出なかったというか、おおむね想像通りなので今までの死柄木像から大きな変化はなく、印象が変わらなかったのは残念でした。
最終戦にむけて伏線を仕込んでいるんだろうな、という話が多くこれからの盛り上がりを感じさせる良い巻だと思うのですが一点だけ…
泥花市のニュースを受けて飯田君が「被害規模は神野以上だが地方だった為死傷者数は抑えられたそうだ」と発言するのですが、この言い方だと事件が起こったのが都会ではなく地方でよかった、とも捉えられます。
悪気はないと思うし、単に今回の事件の規模を読者に伝えるための台詞だと思うのですが、言い方は考えて欲しかったです。これからヒーローvsヴィランの戦いが本格化する中でのこの台詞は残念でした。
少年の死柄木が個性に目覚めるシーンは「少年漫画でやっていいの!?」というくらい凄惨で、堀越先生の画力を存分に堪能できました。
ただその一方、話の内容自体は想像の範疇から出なかったというか、おおむね想像通りなので今までの死柄木像から大きな変化はなく、印象が変わらなかったのは残念でした。
最終戦にむけて伏線を仕込んでいるんだろうな、という話が多くこれからの盛り上がりを感じさせる良い巻だと思うのですが一点だけ…
泥花市のニュースを受けて飯田君が「被害規模は神野以上だが地方だった為死傷者数は抑えられたそうだ」と発言するのですが、この言い方だと事件が起こったのが都会ではなく地方でよかった、とも捉えられます。
悪気はないと思うし、単に今回の事件の規模を読者に伝えるための台詞だと思うのですが、言い方は考えて欲しかったです。これからヒーローvsヴィランの戦いが本格化する中でのこの台詞は残念でした。
2019年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴィランの話がいらないと言ってる人達は
何も分かっていない。
物語の敵について描くか描かないかで
物語の深さ面白さは全く違う。
最後はヴィランVSデク達という構図になると思うが
それぞれの陣営が何を思って何故戦うのか
そういう事が分かってるのと分かっていないのでは
物語の完成度は変わってくる。
同じジャンプ作品のワンピースで興行収入歴代
トップはワンピースフィルムZだが
なぜあの作品がトップなのか?
それはゼットという敵を鮮明に描いたからだ。
最後の戦闘シーンの面白さは
敵を描いたからこそ栄えたのだ。
何も分かっていない。
物語の敵について描くか描かないかで
物語の深さ面白さは全く違う。
最後はヴィランVSデク達という構図になると思うが
それぞれの陣営が何を思って何故戦うのか
そういう事が分かってるのと分かっていないのでは
物語の完成度は変わってくる。
同じジャンプ作品のワンピースで興行収入歴代
トップはワンピースフィルムZだが
なぜあの作品がトップなのか?
それはゼットという敵を鮮明に描いたからだ。
最後の戦闘シーンの面白さは
敵を描いたからこそ栄えたのだ。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
Amazonで購入
さすがジャンプの次世代を担うと言われるヒロアカ。
とにかく面白い!の一言。
今回はクリスマス〜年末年始で小休止編に近く先頭半分、ほっこり半分といった感じです。
週刊誌でこの丁寧さ、この仕上がりは本当に素晴らしい。
芸も細かく、峰田がデクの机に腰掛けてるシーン、数コマ後には飯田君がおろすなど本当に細かいところまでしっかり描いてくれているなと感じます。
もう25巻も出ているのに勢いも衰えず熱い展開がこれだけ続くのは凄いですね。
ファンよ心をしっかり掴みながらも周りに流されない作風、たまりません。
とにかく面白い!の一言。
今回はクリスマス〜年末年始で小休止編に近く先頭半分、ほっこり半分といった感じです。
週刊誌でこの丁寧さ、この仕上がりは本当に素晴らしい。
芸も細かく、峰田がデクの机に腰掛けてるシーン、数コマ後には飯田君がおろすなど本当に細かいところまでしっかり描いてくれているなと感じます。
もう25巻も出ているのに勢いも衰えず熱い展開がこれだけ続くのは凄いですね。
ファンよ心をしっかり掴みながらも周りに流されない作風、たまりません。
2019年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前巻から引き続きヴィランサイドでスタート。
前巻で掘り下げる対象を絞った方がいいとレビューしましたが、今巻を読んであらためてヴィランサイドのエピソードや掘り下げで、ギガントなんとかに攻撃を受けているエピソードやトゥワイスの過去などは蛇足と感じました。
(弔の過去はストーリーに関わってくるのであって当然の掘り下げで、トガは主人公たちとの直接接触があるのでギリギリ許容範囲か…)
正直、悪役はメインの2.3人以外はベラベラしゃべらせずに、会敵するまでは能力なども含めて謎の部分が多い方が不気味でいいと思うんですよね。
後半のヒーローサイド(ホークスの内偵があるから実際には両サイドですかね)は特に主人公の活躍はなく地味な展開。
以降の展開に備えた「溜め」の巻だとは思いますが、肝心の溜めが弱い気が …
次巻で大きな盛り上がりがあればいいんですが…
前巻で掘り下げる対象を絞った方がいいとレビューしましたが、今巻を読んであらためてヴィランサイドのエピソードや掘り下げで、ギガントなんとかに攻撃を受けているエピソードやトゥワイスの過去などは蛇足と感じました。
(弔の過去はストーリーに関わってくるのであって当然の掘り下げで、トガは主人公たちとの直接接触があるのでギリギリ許容範囲か…)
正直、悪役はメインの2.3人以外はベラベラしゃべらせずに、会敵するまでは能力なども含めて謎の部分が多い方が不気味でいいと思うんですよね。
後半のヒーローサイド(ホークスの内偵があるから実際には両サイドですかね)は特に主人公の活躍はなく地味な展開。
以降の展開に備えた「溜め」の巻だとは思いますが、肝心の溜めが弱い気が …
次巻で大きな盛り上がりがあればいいんですが…
他の国からのトップレビュー
JLacey
5つ星のうち5.0
Smaller
2021年2月4日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Japanese manga is smaller than the American printed version.






