著者の小野さんとは、実は数年前に
ベトナムでたまたまお目にかかったことがあり、
その時から著書は読んでみたいと思っていました。
結局、知り合ってから(相手は恐らく、私のことは覚えていないでしょうけど)
この本を読むまで数年のブランクが空いてしまいましたが、
ここまで、人間の弱みをグサグサとさらけ出している本は
他にもないんじゃないかなと思います。
私も、この著者の方と似たように
パニック障害を経験したことがありますし、
ある意味で「社会不適合」な部分は持っていると思うのですが、
そういうところがシンクロしたのも大きいのかなと。
世の中では、(精神的な)色んなハンディを負いながらも
それを克服してキラキラ生きる、というストーリーが
受けるし受け入れられる傾向にあると思いますが
(むしろ、その傾向が長いこと変わってないと思っていますが)
そんな「きれいごと」さえも打ち砕くというか、
敢えてきつい言い方をすると
人生に絶望している(した経験がある)人が読むと
ぶっささる内容になっていると思います。
人間、誰しも弱みを抱えているけれど、
歳と共にそういう部分を隠す、あるいは気にならなくなって
生きていくと思うんですね。
でも、かこにそういう経験をしたことがある
(トラウマを負ったことがある)というのは
全然マイナスではないし、むしろそういう経験があったからこそ
生きているなかで気づけることがある、
そういうメッセージがこの本には含まれていると思います。
人生に悩んでいる人、絶望している人、小休憩を挟みたい人。
そういう人は一度手に取って頂きたいですね。
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