上巻では真犯人探しに進展が全くありませんでしたので、どのような展開になるか楽しみに読みました。
いよいよ裁判が始まりました。同じ女王を戴き、共通の議会を持ちながら、イングランドとスコットランドでは法律が違うとは興味深い話でした。
裁判シーンは緊迫感があって面白かったのですが、その後の展開がご都合主義でした。裁判後のファラリン一家のあの反応ってありえますかね…?
裁判シーンが星4つ、その後の展開が星2つの評価で、下巻全体は星3つにしました。
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偽証裁判〈下〉 (創元推理文庫) 文庫 – 2015/1/29
ヘスターの命運は裁判の行方に委ねられた。緊迫の法廷劇を経て明らかになる殺人事件の真相とは。法廷弁護士の巧みな弁論が冴え渡り、息もつかせぬ心理戦が繰り広げられる!
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2015/1/29
- ISBN-104488295061
- ISBN-13978-4488295066
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ニューゲイト監獄に送られたヘスターの絞首刑を防ぐため、真犯人を突き止めようとファラリン家を調べるモンク。だが、手がかりは皆目つかめない。さらに頼みの綱である法廷弁護士ラスボーンは、スコットランドで裁判が開かれるため、ヘスターの弁護人として法廷に立つことができない。窮地に追い込まれたヘスターを救う手立ては?そして裁判を経て明らかになる事件の真相は?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ペリー,アン
1938年イギリス生まれ。本格的な時代・歴史ミステリで知られ、ベストセラー作家となる。代表作にアメリカン・ミステリ賞の最優秀伝統ミステリ賞を受賞した『護りと裏切り』がある
吉澤/康子
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1938年イギリス生まれ。本格的な時代・歴史ミステリで知られ、ベストセラー作家となる。代表作にアメリカン・ミステリ賞の最優秀伝統ミステリ賞を受賞した『護りと裏切り』がある
吉澤/康子
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2015/1/29)
- 発売日 : 2015/1/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 349ページ
- ISBN-10 : 4488295061
- ISBN-13 : 978-4488295066
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,080,262位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 3,120位創元推理文庫
- - 22,760位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 23,694位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
5 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月8日に日本でレビュー済み
本作の邦題が「偽証裁判」とあるとおり、やはり、最も深く印象に残ったのは法廷シーンです。
裁判官、弁護人、検察官の振る舞いに加え、傍聴席の様子も、傍聴人が発する咳の音や、衣服がこすれる音、また、速報を急ぐ記者たちの焦りようなど、非常に臨場感があり、自分自身が、実際に傍聴席にいるかのような思いになりました。
この裁判で、主人公の看護士「へスター」を被告人として、彼女が有罪か無罪かについて争われます。証言、そして証言に対する尋問、反対尋問といった法廷ミステリのみどころとなるシーンについて、本作でも、弁護側、検察側との対立の中で、しっかりと描かれています。その駆け引きの中から、弁護側が彼女の無実を勝ち取ることができるかどうか、非常に緊迫感があったと思います。
また、スコットランド内の法制度についても、このストーリの展開上、ポイントとなる部分について、うまく補足されており、裁判の状況にリアリティを持たせていたと思います。
上述の裁判のシーンは、物語の後半になってからです。前半のうちは、事件の発生から、その事件の背景となる被害者の人柄や、その家族の人間模様について丁寧に描かれています。被害者メアリはスコットランド・エジンバラの名家ファラリン家の女主人であり、その邸宅には、直系の子女だけでなく、その妻、夫もおり、複数の家族が同居しています。一見、豊かで平穏な日々をすごしているように見せつつ、ストーリーが展開していくにつれ、様々な事情があきらかになります。後半では、いかにも、この中から、真犯人が現れそうな、誰も彼もが怪しくなってきます。前半に描かれるファラリン家の人間模様が、この後半の展開に説得力を持たせていたと思います。
名家での、どろどろとした人間模様や恩讐を表に出してストーリを展開させつつ、事件の真相は、この名家に秘めた事情を持たせ、これに絶妙に埋め込んでいたと思います。
裁判官、弁護人、検察官の振る舞いに加え、傍聴席の様子も、傍聴人が発する咳の音や、衣服がこすれる音、また、速報を急ぐ記者たちの焦りようなど、非常に臨場感があり、自分自身が、実際に傍聴席にいるかのような思いになりました。
この裁判で、主人公の看護士「へスター」を被告人として、彼女が有罪か無罪かについて争われます。証言、そして証言に対する尋問、反対尋問といった法廷ミステリのみどころとなるシーンについて、本作でも、弁護側、検察側との対立の中で、しっかりと描かれています。その駆け引きの中から、弁護側が彼女の無実を勝ち取ることができるかどうか、非常に緊迫感があったと思います。
また、スコットランド内の法制度についても、このストーリの展開上、ポイントとなる部分について、うまく補足されており、裁判の状況にリアリティを持たせていたと思います。
上述の裁判のシーンは、物語の後半になってからです。前半のうちは、事件の発生から、その事件の背景となる被害者の人柄や、その家族の人間模様について丁寧に描かれています。被害者メアリはスコットランド・エジンバラの名家ファラリン家の女主人であり、その邸宅には、直系の子女だけでなく、その妻、夫もおり、複数の家族が同居しています。一見、豊かで平穏な日々をすごしているように見せつつ、ストーリーが展開していくにつれ、様々な事情があきらかになります。後半では、いかにも、この中から、真犯人が現れそうな、誰も彼もが怪しくなってきます。前半に描かれるファラリン家の人間模様が、この後半の展開に説得力を持たせていたと思います。
名家での、どろどろとした人間模様や恩讐を表に出してストーリを展開させつつ、事件の真相は、この名家に秘めた事情を持たせ、これに絶妙に埋め込んでいたと思います。
2017年1月5日に日本でレビュー済み
法廷シーンまでは面白かった。しかしその後、終盤のあたりは、それまでの重厚感もリアリティもすっ飛ばしたドタバタ劇になってしまい、ポカーンという感じでした。
まあそもそも、ヒロインのヘスターが魅力のない共感しづらいキャラクターなのが、このシリーズの最大の欠点だと思います。セイヤーズのハリエットみたいに、作者が自分を投影しすぎなのでは。
辛口のことばかり書きましたが、それでもアン・ペリーの作品は、それなりに読むに耐え、買ったお金を惜しまずに済む程度のクオリティは維持していると思います。
まあそもそも、ヒロインのヘスターが魅力のない共感しづらいキャラクターなのが、このシリーズの最大の欠点だと思います。セイヤーズのハリエットみたいに、作者が自分を投影しすぎなのでは。
辛口のことばかり書きましたが、それでもアン・ペリーの作品は、それなりに読むに耐え、買ったお金を惜しまずに済む程度のクオリティは維持していると思います。



