ほっこりするシーンとかなんだか愉快な場面とかがやはりこの作者っぽい感じで良かったです
敵の小物悪っぷりの描写は丁寧で、それでいてちょっと嫌な描写はあまりくどくしないところも好感を持ちました
展開も中々緊張感があってスルスル読めましたしジュブナイル?っぽい雰囲気が全体から漂っています
あとは何といってもヒロインや出てくる味方キャラ達に好感を持てるところがやっぱり好きだなあと思います
文章はあまり期待していませんでしたが実直で読みやすく良かったです
俺の心臓は彼女にしか撃ち抜けない Kindle版
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2014/4/13
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ファイルサイズ1538 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
見た目どこにでもいる普通の高校生(妹属性のアニオタ)・杵屋孝志は、ある日、ふと下校途中に立ち寄った神社で超絶美少女の巫女・霞に出会う。聞けば、自分は神に選ばれたのだという。なにかの悪戯か?当然のごとく訝しむ孝志だったが、霞があまりに気になってしまい、どんどんと見えざる相手の思惑に巻き込まれていってしまう。一方で、ふがいない生活を続けている中年サラリーマンにも、同じような出来事が出来していた―。『今日から俺は!!』『天使な小生意気』の人気漫画家が描く意欲的な書き下ろし小説。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西森/博之
1963年東京都生まれ。漫画家。2000年に『天使な小生意気』で第四十六回小学館漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
1963年東京都生まれ。漫画家。2000年に『天使な小生意気』で第四十六回小学館漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00JTTHGL4
- 出版社 : 小学館 (2014/4/13)
- 発売日 : 2014/4/13
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1538 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 321ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 203,228位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 26,028位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画と思っていました。
小説だったとは…
折角買ったので暇なとき見てみます。
良ければ星を更に引き上げます
小説だったとは…
折角買ったので暇なとき見てみます。
良ければ星を更に引き上げます
2014年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平凡なアニオタ高校生「杵屋孝志」はある日、「神」だという存在から
絶世の「巫女」美少女と超人的な身体能力を授かる。
しかし力の誇示や他人を支配するといったことに興味を示さない、妹属性持ちのアニオタ孝志は
「霞」と名乗るその美少女に自分を「お兄様」と呼ばせるだけで満足していた。
一方「神」はうだつのあがらない中年「加戸哲文」にも超人「神選者」としての力と
「巫女」美少女「朧」を与えていた。
加戸は圧倒的な力に溺れ、残虐で傲慢な人間へと変わっていく。
「神選者」を殺せるのは「神選者」だけ。そして「巫女」は「神選者」の居場所を判別できる。
加戸は人類を支配する王になるため、もう一人の「神選者」を殺すと決めた。
孝志は平凡な生活と霞を守るため、加戸から逃げることを決めた。
世界の運命はオタクとおっさんが握っている。
というのがさわりの部分、60ページ目くらいまでは「今度は萌系の境地を開くのか」
と思っていましたが違いました。
前作よりもかなり今風というか、いい意味で判りやすくエンターテイメント感が増しています。
ヒロイン「霞」の描写にはかなり気合が入っていますし、アクションや派手なシーンも数多く用意され
するすると読める文章も相俟ってシナリオの没入感も高く、終わりまで一気に読んでしまいました。
少年と少女の純情さや逃避行であるとか、どことなくノスタルジックで綺麗な印象の孝志サイドと
崩壊しかけの家庭や生々しい暴力など荒んだ描写の多い加戸サイドの対比
正反対なその二つが段々と重なり加速する展開とともに
現実感が否応なしに増していく描写は一読の価値があります。
ヒーロー物にも分類されそうな内容なのに、主要な登場人物たちは地に足がついており
生活臭まで感じられそうなキャラクターが多いとか
少年の孝志が大人のように育て守るために闘い
不惑をとっくに過ぎた中年の加戸が幼稚で自分勝手な理由から破壊し支配するために戦う
というのも面白いですね。
後半からは西森作品には欠かせない名脇役たち、春日井、中村、後藤といった「大人」が登場するのですが
彼らと出会い成長していく孝志の描写は正に王道。
ネタバレになるので書けませんが今回は名台詞がとても多く、自らを作られたまがい物だという霞と
その霞を信じて守ろうとする孝志、そんな孝志に段々と心を開いていく霞。
二人の純粋さ、眩しいほどの青さが心に響きます。
最初の60ページはかなり濃ゆい印象ですが実は(タイトル通り)かなり直球な青春モノ。
読後感も爽やかですしこれ以上ないくらいキチッと完結し
テンポもよくかつ読みやすいと揃っている良作と言えます。
西森氏のファンはもちろん、ジュブナイルや青春モノが好きな人にもオススメです。
本書の直接的な評価には関係ないのですがアマゾンさんで購入した所
唯一の西森氏の絵が載った表紙(例によって挿絵はありません)が
傷だらけの中古本と見紛うようなものが届きました。
あくまで表紙だけで中身はきれいとはいえ、この表紙絵にもちゃんと意味がある重要なページなのに…
発売から年月の経過したものなら仕方ないとも思えるのですが、発売から一月もせずに注文してこれは(T_T)
絶世の「巫女」美少女と超人的な身体能力を授かる。
しかし力の誇示や他人を支配するといったことに興味を示さない、妹属性持ちのアニオタ孝志は
「霞」と名乗るその美少女に自分を「お兄様」と呼ばせるだけで満足していた。
一方「神」はうだつのあがらない中年「加戸哲文」にも超人「神選者」としての力と
「巫女」美少女「朧」を与えていた。
加戸は圧倒的な力に溺れ、残虐で傲慢な人間へと変わっていく。
「神選者」を殺せるのは「神選者」だけ。そして「巫女」は「神選者」の居場所を判別できる。
加戸は人類を支配する王になるため、もう一人の「神選者」を殺すと決めた。
孝志は平凡な生活と霞を守るため、加戸から逃げることを決めた。
世界の運命はオタクとおっさんが握っている。
というのがさわりの部分、60ページ目くらいまでは「今度は萌系の境地を開くのか」
と思っていましたが違いました。
前作よりもかなり今風というか、いい意味で判りやすくエンターテイメント感が増しています。
ヒロイン「霞」の描写にはかなり気合が入っていますし、アクションや派手なシーンも数多く用意され
するすると読める文章も相俟ってシナリオの没入感も高く、終わりまで一気に読んでしまいました。
少年と少女の純情さや逃避行であるとか、どことなくノスタルジックで綺麗な印象の孝志サイドと
崩壊しかけの家庭や生々しい暴力など荒んだ描写の多い加戸サイドの対比
正反対なその二つが段々と重なり加速する展開とともに
現実感が否応なしに増していく描写は一読の価値があります。
ヒーロー物にも分類されそうな内容なのに、主要な登場人物たちは地に足がついており
生活臭まで感じられそうなキャラクターが多いとか
少年の孝志が大人のように育て守るために闘い
不惑をとっくに過ぎた中年の加戸が幼稚で自分勝手な理由から破壊し支配するために戦う
というのも面白いですね。
後半からは西森作品には欠かせない名脇役たち、春日井、中村、後藤といった「大人」が登場するのですが
彼らと出会い成長していく孝志の描写は正に王道。
ネタバレになるので書けませんが今回は名台詞がとても多く、自らを作られたまがい物だという霞と
その霞を信じて守ろうとする孝志、そんな孝志に段々と心を開いていく霞。
二人の純粋さ、眩しいほどの青さが心に響きます。
最初の60ページはかなり濃ゆい印象ですが実は(タイトル通り)かなり直球な青春モノ。
読後感も爽やかですしこれ以上ないくらいキチッと完結し
テンポもよくかつ読みやすいと揃っている良作と言えます。
西森氏のファンはもちろん、ジュブナイルや青春モノが好きな人にもオススメです。
本書の直接的な評価には関係ないのですがアマゾンさんで購入した所
唯一の西森氏の絵が載った表紙(例によって挿絵はありません)が
傷だらけの中古本と見紛うようなものが届きました。
あくまで表紙だけで中身はきれいとはいえ、この表紙絵にもちゃんと意味がある重要なページなのに…
発売から年月の経過したものなら仕方ないとも思えるのですが、発売から一月もせずに注文してこれは(T_T)
2014年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに,買ってよかった,最後まで読んでよかったと思える素敵な小説でした。
実は,最初の40ページちょいを読み進めた時点では,「もしかすると今回の西森先生の小説は駄作なのだろうか」
と不安に感じていたのですが,段階的にSF的要素が濃くなっていき,作品内の「巫女」,「神」,「世界」
の真実が少しずつ見えてきてからは,ページをめくる手を止めることができずに,気付くと一晩で本作を
読み切っていました。
西森ファンはもちろんのこと,藤子・F・不二雄さんのSF短編や星新一さんのショートショートを好きな方も,
本作を楽しめるのではと思います。
話の展開としては荒唐無稽な部分もあるため,冷静に考えればツッコミどころもありそうなのですが,
何といっても西森先生の描く魅力的なキャラクター一人一人が生きているかのような存在感があるため,多少のトンデモ
展開でも本作に説得力を持たせ,作品として成立させているのだと思います。
また,本作は物語終盤の盛り上げ方と着地のさせ方が非常に見事です(具体的に説明しようとするとネタバレに
なってしまうため,うまく伝えられずもどかしいのですが。)。
「大風呂敷の広げ方がうまい作品はたくさんあるが,広げた大風呂敷をきれいにたたむことのできた作品はほとんどない」
と誰かが言っていたように記憶していますが,本作は広げた大風呂敷をきれいにたたむことに成功した稀有な作品と
言えるでしょう。
なお,前作(満天の星と青い空)は,ストーリー自体は素晴らしかったものの,状況がわかりづらい描写がところどころあったため,
漫画家西森博之さんが小説という表現方法に苦労しているような印象を受けたのですが,本作は状況がわかりづらい描写
というのはほとんどありませんでした(ただし,ラストの方で1か所だけ,この書き方は正確ではなくずるいのでは,と思った部分は
ありましたが。)。
前作と比べてだいぶスムーズに言葉を紡いでおり,小説を書く力を付けている印象を受けました。
本作は,小説の特性上,漫画と比べて人の目に触れる機会が少ないのは仕方ないとは思うのですが,漫画とは違った西森先生の
魅力がたっぷり詰まった良作を埋もれさせないよう,西森ファンはもちろんのこと,それ以外の多くの人にもできるだけ
読んでもらいたい,そんな小説です。
余談ですが,本作は全部読み終わった後,すべてを理解した上でもう一度初めから読み直すことをお勧めします。
(ペットショップでの主人公との会話等)各場面におけるヒロイン霞のセリフや仕草一つ一つに意味があるのだなということが
わかり,また,意図せずして主人公の言葉や行動が霞を救っていることがわかり,あらためて本作を堪能することができます。
実は,最初の40ページちょいを読み進めた時点では,「もしかすると今回の西森先生の小説は駄作なのだろうか」
と不安に感じていたのですが,段階的にSF的要素が濃くなっていき,作品内の「巫女」,「神」,「世界」
の真実が少しずつ見えてきてからは,ページをめくる手を止めることができずに,気付くと一晩で本作を
読み切っていました。
西森ファンはもちろんのこと,藤子・F・不二雄さんのSF短編や星新一さんのショートショートを好きな方も,
本作を楽しめるのではと思います。
話の展開としては荒唐無稽な部分もあるため,冷静に考えればツッコミどころもありそうなのですが,
何といっても西森先生の描く魅力的なキャラクター一人一人が生きているかのような存在感があるため,多少のトンデモ
展開でも本作に説得力を持たせ,作品として成立させているのだと思います。
また,本作は物語終盤の盛り上げ方と着地のさせ方が非常に見事です(具体的に説明しようとするとネタバレに
なってしまうため,うまく伝えられずもどかしいのですが。)。
「大風呂敷の広げ方がうまい作品はたくさんあるが,広げた大風呂敷をきれいにたたむことのできた作品はほとんどない」
と誰かが言っていたように記憶していますが,本作は広げた大風呂敷をきれいにたたむことに成功した稀有な作品と
言えるでしょう。
なお,前作(満天の星と青い空)は,ストーリー自体は素晴らしかったものの,状況がわかりづらい描写がところどころあったため,
漫画家西森博之さんが小説という表現方法に苦労しているような印象を受けたのですが,本作は状況がわかりづらい描写
というのはほとんどありませんでした(ただし,ラストの方で1か所だけ,この書き方は正確ではなくずるいのでは,と思った部分は
ありましたが。)。
前作と比べてだいぶスムーズに言葉を紡いでおり,小説を書く力を付けている印象を受けました。
本作は,小説の特性上,漫画と比べて人の目に触れる機会が少ないのは仕方ないとは思うのですが,漫画とは違った西森先生の
魅力がたっぷり詰まった良作を埋もれさせないよう,西森ファンはもちろんのこと,それ以外の多くの人にもできるだけ
読んでもらいたい,そんな小説です。
余談ですが,本作は全部読み終わった後,すべてを理解した上でもう一度初めから読み直すことをお勧めします。
(ペットショップでの主人公との会話等)各場面におけるヒロイン霞のセリフや仕草一つ一つに意味があるのだなということが
わかり,また,意図せずして主人公の言葉や行動が霞を救っていることがわかり,あらためて本作を堪能することができます。
