まず、最初に・・・。
帯に「読めばわかる。ボクがなぜコイツを弟と呼ぶのか」とありますが、
まずGACKT氏がローロンド氏を「弟」と読んでいる事実を知りませんでしたよね。笑
本書の内容ですが、さすがホスト界の帝王と呼ばれるだけはあります。
個性的で、かなりのナルシシズムを感じます。
「自分に酔っているのか?」と思いました。
それもローランドさんらしいといえばそうなんですけれど。
しかし、本にするということはずっと残るものを作るということです。
年老いてヨボヨボになってもそれは残ります。
本人はこの本をあとで見返したときに恥ずかしくならないのでしょうか?笑
前日の夜に書いたラブレターを、次の日に見返すと恥ずかしくなるというあの感覚です。
そういった感覚を凌駕している感性の持ち主なのかもしれませんが、
それはそれですごいことです。
本題に話を戻します。
彼は、多種のビジネスで成功されているので
その根底にあるローランド哲学には説得力はありそうです。
しかし、本書のタイトルの通り、
「俺(ローランド)はこう考えてこう成功してきた。」ということであり、
結局は「俺(ローランド)以外」の人間(私たち読者)が読んでも、
「へーすごいっすね」で終わりになりそうです。
ところどころ共感できる部分や参考にできる部分はありましたので、
いいところもありました。
しかし、個人的には真似できないし、真似する必要もないと感じました。
遠目に見ていると派手で面白いひとなので今後も注目はしたいですが
全ページからほどばしる「俺すごいだろ感」に苦笑いしながら読みました。
まあ、なんていうか、「重い」んですよね。
ローランドさんのファンにはたまらないのではないでしょうけれど
私にはちょっと重かった。
その「重さ」を例えるなら・・・。
二日酔いの朝に、
カツカレーの大盛りを無理やり食べさせられた時のような「胃モタレ感」といったところでしょうか。
ローランドさんの大ファンにはもちろん、
彼に興味のある人にはオススメできそうですよ。
参考になれば幸いです。
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