ルイ15世の寵妃で当時の文化大臣のような役割を果たした女性ポンパドゥール侯爵夫人の生涯を知る入門書のような感じです。
著者は英国の作家でいろいろな人物の伝記を書いているようですが、それだけに、ポンパドゥール夫人関しては内容が上すべりの感が否めません。本書がフランスで黙殺されたのもむべなるかなですね。原文を見てみないとわかりませんが、翻訳もこなれてなくて読みにくいのも難点。類まれな美貌と芸術的センスに恵まれていたというポンパドゥール侯爵夫人の魅力的な人物像が、しっかりと伝わってこないのが残念です。
途中ではさまる彼女の功績や当時の文化人などの説明コラムは興味深く読めました。しかし、せめて巻末に夫人の年譜や18世紀フランスの年表をつけるべきだったのではないでしょうか?
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