齋藤氏の本には多数目を通しており、
また彼の講義も実際聴いた事のある上で思った率直な感想は
「齋藤氏の主張は原理原則がしっかりしている」である。
教育論でも、人生論でも出てくるような話を会議の場で活用している。
これを主張の使い回しと見る意見もあるようだが、
私は逆に齋藤氏が、自分自身の主張が、
どのような場面においても活用できることを証明しているように思える。
齋藤氏が主張されていることは至って単純である。
しかし、その単純であることをきちんと形に残し、
実践例を明確に示すことは先人の行わなかったことである。
例えば、野中郁次郎氏が主張している暗黙知を言語化することに
価値があることは皆承知している。
しかし、それに価値があるということが分かっていても
「じゃあ、どうすればいいの?」
というところが、最も知りたいところである。
齋藤氏は、そこまでを様々な視点で紹介している。
ここまでヒント出してくれたら、あとは会議リーダーのスキル次第である。
ただ、齋藤氏の主張の引き出しには、まだまだ会議の改善に繋がるものがあるのでは?
『会議革命2』や『会議革命(改訂版)』という形で、もう一冊分くらいのネタがあるはず。
そこを出し惜しみしたのか、急いで書いたのかは分からないが、
もう少しボリュームのあるものにしてほしかった。
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