天下泰平を願い切れ者たる政宗を味方につけ頭を押さえ大人しくさせ、一方で豊臣とは講和政策を取り――。初代将軍のこうした政策が、以降の徳川200年の太平を招いたのでしょう。深謀遠慮の面で家康は、政宗より明らかに一歩も二歩も先んじてるものなあ。
それにしても、関ヶ原の戦い以降も動乱の種はいたるところにあったんですねえ。これが戦国の世の余波か、政宗自身まだ家康に協力しつつ野心はあったみたいですし。どう転ぶか分からぬ世、故にみなが天下を虎視眈々と狙っていた――またそれが当然でもあったのでしょう。大阪城がかなりきな臭くなってきた3巻、最終巻も見逃せないです。
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