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伊豆の踊子 (新潮文庫) 文庫 – 2003/5/5

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商品の説明

内容紹介

旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かける。途中、旅芸人の一団と出会い、そのなかの踊子に、心をひかれてゆく。清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児意識の強い主人公の心がほぐれるさまは、清冽さが漂う美しい青春の一瞬……。ほかに『禽獣』など3編を収録。巻末の三島由紀夫による「解説」は、川端文学の主題と本質についてするどく論じている。

内容(「BOOK」データベースより)

紅葉の美しい、秋の伊豆を旅する学生が出会った、ひとりの踊子。いっしょに旅をしながら、学生は、まだ少女のあどけなさをのこした、かれんな踊子に、しだいに心ひかれていく。だが、みじかい旅はすぐに終わり、ふたりのわかれは、すぐそこにせまっていた。小学校三・四年生から。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 201ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2003/5/5)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4101001022
  • ISBN-13: 978-4101001029
  • 発売日: 2003/5/5
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3 58件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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形式: 文庫 Amazonで購入
「二十歳の私は自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省を重ね、その息苦しい憂鬱に耐え切れないで伊豆の旅に出て来ているのだった」
川原乞食と旅芸者は、まともな人間扱いをされない時代に、旧制高校性というエリートが何の違和感もなく彼らと交わって、人間としての何かを得るのが話の骨子。
人間はみな平等であり、同じ心と目鼻口を備えた人間じゃないかというヒューマニズムも感じさせる。よく言われるようにさわやかさを書かせたら川端康成の右に出るものは少ないのかもしれない。
踊り子と別れ船で伊豆から東京へ帰るときに、せがれ夫婦を失い、孫三人が残されたおばあさんを水戸まで送ることをたのまれて違和感なく引き受けるそこで話は終わるが、ここでなにか人としての繋がりの大切さや共感といったものを得てこの話は終わる。
思わず読者ものこ学生と同じ立場に立って、旅芸者と一緒に少しの時間を味わってみたい、このほろんだ光景にタイムスリップしてみたいと思わせる作品である。
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形式: 文庫 Amazonで購入
商品に関しては全く問題ありません。期待していた通りの品物でした。
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形式: 文庫 Amazonで購入
あらすじとタイトルだけで、うぶな青年が伊豆のダンサーに恋い焦がれる恋愛小説だと勘違いしていた自身が恥ずかしい。

これは、自我と社会との乖離に戸惑い、自身の存在価値に疑問を抱き煩悩する青年の心の機微と変化を扱った爽やかな青春小説ではないか。

大人に成り切ってしまう前に是非とも読んでおきたい一冊。
そして成熟し切った後に再読し、物語の「私」に、若かりし頃の自分自身を重ね合わせ、当時の自分の未熟さに苦笑いしながら読みたい作品だ。
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投稿者 goku トップ100レビュアー 投稿日 2016/7/28
形式: Audible版
川端康成先生の、代表作ですから、中学校の時代家から、何度か読んでいます。
ところが、他の方も書かれていますが、何度読んでも新鮮で、また、受け取り方が微妙に違います。
自分の人生と、小説の読解力が、上手くリンクしているのでしょう。流石に、巨匠の作品です。
それに、今回は、オーディブルで榊原忠美さんのピュアーなナレーションで楽しめるのですから、天にも昇る気分です。
長生きはするものですね。
ありがとうございます。
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投稿者 街道を行く #1殿堂トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2009/6/18
形式: 文庫 Amazonで購入
「伊豆の踊り子」は、数十年ぶりに読み返しました。ようやく、主人公「私」の心の動きを察せられるような思いがいたしました。そして、川端康成の言葉のきらめきに圧倒される思いがいたします。一語一語が氷の結晶にように冷たく、煌き、ヒヤリとさせられます。この作品を、若い頃の稚拙な文章で直したいという思いがありながら、若さの持つ瑞々しさにより書き直しをすることを作品が拒んだ、という逸話があります。若い日の無垢な正義感や不条理に抗する心が言葉の中に埋め込まれているのではないか、そんな思いです。川端文学を称する新感覚派というのは、言葉に置き換えられない、感性や思いを読む人の想像力を刺激しながら伝えてゆく文体でしょうか。日本語の特質、日本人の心情を汲み取った文学と思います。新潮文庫は、三島由紀夫の解説が掲載されている点もお勧めです。
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形式: 文庫
「伊豆の踊子」は言わずと知れた名作です。こんど久しぶりに読み返しましたが、やはり「古き良き日本」の情緒がうまく結晶した作品ですね。

ただ今回、より素晴らしいと思ったのは、この本に収録されている「抒情歌」という作品。マイナーで短い作品ですが、川端康成の美意識がどのようなところからやってくるのかを窺い知るには絶好の作品だと思いました。さすがに三島由紀夫の才能を見抜いた人だけあって、これは三島由紀夫が書いたと聞かされたとしても違和感のない作品です。「抒情歌」を読むと、川端康成という人が、変な言い方ですが、「この世ならぬ美を求めた、怪しい変人」だったのだなぁ〜と妙に納得させられてしまいます。「伊豆の踊子」ばかりが有名ですが、「非凡なる変人・川端」といった側面から、もう一度彼の作品を読み直してみたいと感じさせられました。
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形式: 文庫
 大人になって読み直して、一座の人間関係も理解できたし、「私」の立場も飲み込めた。
 学生なのに、回りから「旦那様」と呼ばれるが、社会的地位が全く違うのだ。
 主人公の宿に遊びに来た男と一緒に食事をすれば、当然主人公が支払うのである。もちろん、下心があって一座が主人公と一緒に行動するのではない。しかし、そうすることが当然なのだ。
 主人公は二十歳、踊子は十四歳だがいずれも数え年。川端康成が実際に体験したことを元にしているらしい。
 題は「伊豆の踊子」だが、主人公はあくまでも「私」であり、「私」の知り得ないことは書いてない。その点は映画やテレビとは違う。
 映画は、今回読んだ本に収録されていた「温泉宿」を元にして新たな登場人物を作りだしていたことを知った。
 吉永小百合の出演した映画で、たしか十朱幸代が演じたのは原作にない役だったが、「温泉宿」のお清なのである。
「伊豆の踊子」という題がいい。題名がいいために何度も映像化されているのではないだろうか。
 ほかに、「抒情詩」「禽獣」の二編が収録されているが、正直なところ、読んでもよく理解できない。奥深い情念が渦巻いていて、何かをかいま見ることができそうな気はするのだが、そこに何があるのかは分からなかった。
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