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人間の叡智 (文春新書 869) 新書 – 2012/7/20

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

下がる賃金、厳しい就活、ひろがる格差。あなたの仕事がつらいのは、世界がすでに「新・帝国主義」時代に入っているからだ。食うか食われるかのゲームのルールを見極め、それを打ち破る武器としての「物語」を手に入れよ。日本とあなたが生き延びる道がわかる「国家論」決定版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤/優
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞と大宅壮一ノンフィクション賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 新書: 229ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2012/7/20)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 416660869X
  • ISBN-13: 978-4166608690
  • 発売日: 2012/7/20
  • 商品パッケージの寸法: 16.8 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 40件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 148,563位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 新書
ここ数年、筆者の著作はバブルとなっていた。

それは勝間和代や内田樹を見つけた出版業界がとった反応とまったく同じだった。
冊数を重ねるにつれ、当初の切れ味はどんどん鈍くなり、内容は薄くなっていった。
週間SPAの連載や自伝の漫画化あたりがそのピークだったと思う。
筆者の著作が出版界に登場したてのころは筆者の著作はほぼ全てチェックしていたが、バブルが進むにつれ、私は筆者の本を手にとることから遠ざかっていった。

私と筆者のそういう関係性の中、今回手にとったこの一冊は佐藤優の復活を告げる一冊だった。
切れ味鋭い筆者の洞察は現下の国際情勢を始め、大阪の橋下市長にまでおよぶ。
筆者なりの時事放談ともとれるが、一番の収穫は現在の国際情勢がゲームのルールが変わって、新たな帝国主義時代を迎えていると喝破したことにある。
この状況のなか、市井の一市民である我々がどのように生きていくまで論考は広がり、筆者渾身の一冊となっている。

ネットや既存メディアの低レベルの見解では満足できない全ての人におすすめする。
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形式: 新書 Amazonで購入
名著を読んだ後や力ある人物と語った後は、それ以前の自分より高められたような充実感を感じる。
まさに、この本の読後には、そんな感覚が胸の奥深くに心地よく残る。まぎれもない名著である。

本書は、「語り下し」という形式を取っている。
「できるだけわかりやすい本を作る」との狙いは、見事に成功していると思う。
読者目線で、“知と行動の巨人”佐藤氏に聞いてほしいことを、見事に聞き出し、実にうまくまとめている。
構成も、身近な場所からスタートして、国際政治や日本の進路を論じた後、佐藤氏の思想の根源にまで迫る。

具体的な章立ては、次の通り。

第1章 なぜあなたの仕事はつらいのか
第2章 今、世界はどうなっているのか
第3章 ハルマゲドンを信じている人々
第4章 国体、資本論、エリート
第5章 橋下徹はファシストか
第6章 いかに叡智に近づくか

それぞれの章に、佐藤氏のユニークかつ本質を鋭く衝く話が満ちており、「なるほど」とうなることの連続である。
話題の角度としては、「新・帝国主義」「国際ルールを知らぬ中国」「イランが核をもつ恐ろしさ」「エリート論」「橋下徹への新視点」など。
すでに、他の著作で目にした
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形式: 新書
日本において「知識人」という言葉が空疎に響くようになって
随分立つような気がする。作家の高橋たか子氏の言葉を引用させてもらえば
日本の知の世界が「空虚な知的おしゃべり」で満たされるようになったのは
やはりバブル期以降だろうか。

本書の著者、佐藤優氏などは、少なくとも近年には珍しいタイプの知識人では
ないか。該博な教養を備え、国際舞台の修羅場をくぐった元外交官であり、
「外務省のラスプーチン」として投獄された経験も持つ。
著者の著書は何冊か読んだが、本書は誰にでもわかるやさしい
言葉で彼の経験に裏打ちされた現代世界の分析(イランやロシア、
中国の危険性、ハシズムなどはその一例)が語られている。

現代が「資本の論理」にほとんどからめとられていること、
それが多くの人びとの不幸を創り出していることに
佐藤氏は警鐘を鳴らし、それに対抗する価値観を提言する。
これはやはり同志社大で神学を学んだ氏らしいもので、
彼の著書が広く読まれているのは、現代日本の人びとが
彼の主張に共感するところが大きいためだと思われる。

冷戦構造からソ連の解体を経て、大きく世界は変貌した。この激動の時代にあって、
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投稿者 トップ100レビュアー 投稿日 2012/7/22
形式: 新書
語り下ろしであるが秀逸な編集により書き下ろしと遜色なく、読み応え十分である。以下、概要。
.グローバル資本主義は、国家を超えると言われるがそれは有り得ない。国家を与件としなければ資本主義は発展しない。但し、国家は独自の原理で動く。自由経済が有利なら自由経済にするし、保護主義が有利なら保護主義にする。
.TPPとは自由貿易主義か、保護主義かの選択ではなく新・帝国主義の下で誰の身内になるかということである。
仮に、それが中国ということになれば中国との賃金格差なくなるまで日本国内の格差が拡がっていく。筆者の見解はアメリカである。そうでないと、何を目的としようとしているのか明らかでなく従ってゲームのルールが判然としない混沌とした中国にあっという間に呑み込まれてしまう危険がある。
.エマニュエル・トッドの保護主義論は、一種の棲み分け理論である。EU、北米、ユーラシアはそれぞれ関税なしでやる、それぞれの市場を外部から保護する。物の移動は構わないが、資本の移動を若干規制すると共に人の移動を止めるのがポイントである。完全な自由貿易であれば人の移動が自由となりヨーロッパの賃金がマグレブやトルコと同じになるまで下がる。すると、人々の購買力が下がりEU内の資本主義が駄目になる。現行のユーロは形を変えたマルクに過ぎずそれを利用してギリシャ、アイルランド、スペイン、ポ
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