おそらくすべての方が何気ない日常の中で感じたことのあるちょっとした偶然の一致、縁を感じる出会い、たまたま意図せずしてうまくいった出来事などの背後に隠されている心の存在、力について深く考えさせてくれる。日常的な出来事にとどまらず、その中にはいわゆる超能力や輪廻転生についてまでふれられている。著者を含めて、そういった現象を真摯に探求されてきた方々に深く頭がさがる。真理の探究ということがもはや死語ではないかという時代に私たちは生きている。キリストは「人はパンのみに生きるにあらず」と唱えたが、もはや「パン」以外は見えないのか、見ないのか…。
著者の本を読んでいるとそのパンに毒されている自分に気づかされる。そして真剣に生きることの大切さを改めて勇気づけられる思いがする。
私が著者の本と出合ったの今から15年ほど前になるのだろうか、たまたまフラリと寄った古本屋で「隠された心の力」を手に取って読んでみたことにはじまる。その時に印象深かった事例で障害をお持ちの神童の方のその後がこの本の中でも描かれていて、すでに亡くなられていることを知りました。本文終章でその方が亡くなられる前年のクリスマスにご家族にあてられた手紙を読んだ時にその方のことは実際には会ったことはなく、何も知りえないにもかかわらず、本当に生を全うされたんだなという不思議な感覚が私に生じ、キリストが十字架上で亡くなる前に「成し遂げた」とおっしゃって昇天した姿とふと重なりました。著者の言う、これも心の繋がりの一例なのかもしれません。私も自分に与えられた人生を深く深く掘り下げて、「成し遂げた」と思って、この地上を去りたいと思います。本当にありがとうございました。
人間の「つながり」と心の実在: 意味のある偶然あるいは超常的な事実の心理学 (日本語) 単行本 – 2020/1/30
笠原 敏雄
(著)
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本の長さ547ページ
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言語日本語
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出版社すぴか書房
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発売日2020/1/30
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寸法15.5 x 3.5 x 21.8 cm
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ISBN-104902630281
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ISBN-13978-4902630282
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
偶然でも、必然でもない。数々のふしぎな出来事、唯物論では説明できない“奇跡”“運命”“共時性”“憑依”…超常的な現象のパノラマから浮かび上がる心の存在。進化論を射程に入れた論究。
著者について
1947年生まれ。早稲田大学第一文学部心理学科卒業。病院での臨床経験(心理職)を経て、1996年4月、心理療法を行ないながら、クライエントとともに人間の心の本質を探究することを目的に〈心の研究室〉開設、現在に至る。超心理学、超常現象の研究家としても知られ、著・編著・訳書多数。著書:『隠された心の力ー唯物論という幻想』、『懲りない・困らない症候群ー日常生活の精神病理学』『幸福否定の構造』(春秋社)、『希求の詩人・中原中也』(麗澤大学出版会)、『本心と抵抗ー自発性の精神病理』(すぴか書房)、『超心理学読本』(講談社プラスα文庫)ほか。編著書:『サイの戦場ー超心理学論争全史』(平凡社)、『超常現象のとらえにくさ』『多重人格障害ーその精神生理学的研究』『偽薬効果』(春秋社)ほか。翻訳書:『がんのセルフコントロール』(共訳、創元社)、『前世を記憶する子どもたち 1・2』『前世の言葉を話す人々』『生まれ変わりの刻印』(春秋社)、『もの思う鳥たちー鳥類の知られざる人間性』(日本教文社)ほか
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
笠原/敏雄
1947年生まれ。早稲田大学第一文学部心理学科卒業。八王子市の永野八王子病院、小樽市の医療法人北仁会石橋病院心理科、大田区の医療法人社団松井病院心理療法室に勤務の後、1996年4月、品川区西五反田に“心の研究室”開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1947年生まれ。早稲田大学第一文学部心理学科卒業。八王子市の永野八王子病院、小樽市の医療法人北仁会石橋病院心理科、大田区の医療法人社団松井病院心理療法室に勤務の後、1996年4月、品川区西五反田に“心の研究室”開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : すぴか書房 (2020/1/30)
- 発売日 : 2020/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 547ページ
- ISBN-10 : 4902630281
- ISBN-13 : 978-4902630282
- 寸法 : 15.5 x 3.5 x 21.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 696,430位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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