医療に従事している身として、今までの社会保障制度のあり方や持続可能性には強い危機感を持っています。本書は、従来の「レールからの解放」により、人口減少時代をポジティブに生きるための政策作りに奔走する若き政治家たちの500日の記録であり、大変読み応えがありました。
「魔の二回生」など、不祥事ばかりが報道されましたが、人口減少という「静かなる有事」に真摯に向き合う政治家たちがいることを知り、未来に少し希望が持てたような気がします。
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人生100年時代の国家戦略―小泉小委員会の500日 Kindle版
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尾崎行雄財団主催「咢堂ブックオブザイヤー2017」大賞(国政部門)受賞!
「将来の首相」小泉進次郎の500日にわたる激闘を描いた、初めての本!
新しい日本の姿がここにある!
小泉進次郎が代表代行を務める「2020年以降の経済財政構想小委員会」で交わされた、500日間の激論。
これに端を発した社会保障改革は、安倍政権による「全世代型の社会保障論」へも多大な影響を与えた。
政財界を巻き込んだ論争へと発展した小泉らの「人生100年時代の国家戦略」の真意は、どこにあったのか。
小泉進次郎の前に立ちはだかった「抵抗勢力」とは何だったのか。
小泉らと共に走り続けた男、新世代のオピニオン・リーダー藤沢烈氏が、小泉進次郎と若手議員20人による
「激闘の500日」と、そこから見えた小泉進次郎らの「国家観」をドラマチックに描き出す。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かつて幸せになるために作られたレールが今、
この国の閉塞感につながっている。
政治が、その「レール」をぶっ壊していく。
もっと自由に生きていける日本を創るために。
――小泉小委員会の提言「レールからの解放」より抜粋
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【小泉小委員会とは】
2016年2月、小泉進次郎、村井英樹、小林史明を中心に若手議員でつくられた
自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」(委員長代行:小泉進次郎)の通称。
500日間にわたり、迫り来る人生100年時代の国家戦略が議論された。
全体コンセプトである「レールからの解放」(同年4月)に基づいて発表された
「厚生労働省分割案」(同年5月)、「人生100年時代の社会保障へ」(同年10月)、
「こども保険の導入」(2017年3月)はいずれも党内外で大きな話題を呼び、政府にも影響を与えた。
【主な内容】
はじめに
序 章 異議あり
第1章 レールからの解放
第2章 人生100年時代の社会保障
第3章 こども保険をつくる
終 章 骨太の方針
おわりに
資料編
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2017/12/8
- ファイルサイズ20955 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
藤沢 烈(フジサワ レツ)
小泉小委員会オブザーバー
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長
1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。現在、総務省「地域力創造アドバイザー」、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務。復興活動の中で小泉進次郎と出会い、小泉小委員会の民間オブザーバーに就任。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
小泉小委員会オブザーバー
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長
1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。現在、総務省「地域力創造アドバイザー」、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務。復興活動の中で小泉進次郎と出会い、小泉小委員会の民間オブザーバーに就任。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤沢/烈
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長。1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。総務省地域力創造アドバイザー、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
小泉小委員会オブザーバー/一般社団法人RCF代表理事/新公益連盟事務局長。1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・一般社団法人RCF)を設立し、情報分析や事業創造に取り組む傍ら、復興庁政策調査官、福島県「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設有識者会議」委員、国土交通省「まちづくり活動の担い手のあり方検討会」委員を歴任。総務省地域力創造アドバイザー、復興庁「新しい東北」復興・創生顕彰選定委員、釜石市地方創生アドバイザーも兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B077MZ37YM
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2017/12/8)
- 発売日 : 2017/12/8
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 20955 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 334ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,484位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,563位政治 (Kindleストア)
- - 3,972位政治入門
- - 6,268位社会学 (Kindleストア)
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トップレビュー
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2017年12月15日に日本でレビュー済み
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10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年2月から2017年にわたる小泉小委員会、と言われた政治家主体の、そして恐らく若手政治家のみでは初めての(古参議員と官僚主導ではない)政策提言に至る500日のルポ。
有識者講義に続き、それぞれの信念と事実と未来予想に基づき、政治家が議論し、想像し、思い描く次世代へのメッセージを描く。
これまで戦後形作られて来た人生や成功、仕事、家庭という形やあり方という固定感、レールから、さらに自由になれる時が来た。その自由さを進めるためにどんなルールや仕組みが大事なのか。戦後を第一の創業としたときに、今は日本の第二の創業にあたる、としている。
いずれも骨太の議論が収載されているが、特に子ども保険の部分は圧巻。政治家の本気を見ることができる。
白黒つかない事を苦しみながら、善意と良心で切り拓く政治という仕事の醍醐味を見た気分。
今(2017/12-2018/4月くらいか?)読むのに旬な本と思います。今後はさらに議論が進んで行くので、それ以降は過去の政策提言の貴重な資料になると思います。
有識者講義に続き、それぞれの信念と事実と未来予想に基づき、政治家が議論し、想像し、思い描く次世代へのメッセージを描く。
これまで戦後形作られて来た人生や成功、仕事、家庭という形やあり方という固定感、レールから、さらに自由になれる時が来た。その自由さを進めるためにどんなルールや仕組みが大事なのか。戦後を第一の創業としたときに、今は日本の第二の創業にあたる、としている。
いずれも骨太の議論が収載されているが、特に子ども保険の部分は圧巻。政治家の本気を見ることができる。
白黒つかない事を苦しみながら、善意と良心で切り拓く政治という仕事の醍醐味を見た気分。
今(2017/12-2018/4月くらいか?)読むのに旬な本と思います。今後はさらに議論が進んで行くので、それ以降は過去の政策提言の貴重な資料になると思います。
2017年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉進次郎氏の能力の高さと彼を取り巻く多様な人材の500日に及ぶ政策立案までの奮闘記。
「年金なんてもらえない」「子育てなんてできないよ」という若い世代こそ読むべきで、同世代の政治家の生々しい活動と政策に至る議論が見れる貴重な本。
日本の未来を楽観的に信じつつも、世代間ギャップを埋めようと現実を見据えて地に足がついた施策を遂行できるリーダーがいることに安堵しつつも、30代の大統領が誕生している世界において、日本の政治家の若返りの必要性を強く感じた。
「年金なんてもらえない」「子育てなんてできないよ」という若い世代こそ読むべきで、同世代の政治家の生々しい活動と政策に至る議論が見れる貴重な本。
日本の未来を楽観的に信じつつも、世代間ギャップを埋めようと現実を見据えて地に足がついた施策を遂行できるリーダーがいることに安堵しつつも、30代の大統領が誕生している世界において、日本の政治家の若返りの必要性を強く感じた。
2018年5月8日に日本でレビュー済み
2020年以降、例えば「勤労者皆社会保険制度に基づく新しい社会保障」の枠組みが出来上がった頃に、「そういえばこのシステムはどのように検討がなされたのか」と振り返る時が来ると思う。その時に「小泉進次郎をはじめとした当時の若手議員がどんな問題意識を持ち、どんな葛藤を抱えながら提言をまとめていったのか」運命の500日を克明に記録する本書が貴重な昔日譚になると考える。
政治は意思決定の連続だ。歴史年表ではたった一行で終わるであろう「新保険制度の施行」も、その背後に多くの人たちの創意工夫と検討過程がある。叩き台やその文章に対する委員からのコメントなども記されており、非常に緻密な内容だ。いくつかのコメントで「冗長」な指摘があるが、500日の過程を克明に記録し追体験する上では必要な記述と考える。きっと真価はこの小委員会の成果が具体化する数年後にわかるはずだ。
政治に関して報道されるのは醜聞ばかりで辟易する昨今、時代の転換点を見据えて青臭くも真摯に取り組む自民党若手政治家をはじめとした小委員会の姿には心を打たれる。まだまだ日本も捨てたものではないと感じさせてくれる一冊だ。
政治は意思決定の連続だ。歴史年表ではたった一行で終わるであろう「新保険制度の施行」も、その背後に多くの人たちの創意工夫と検討過程がある。叩き台やその文章に対する委員からのコメントなども記されており、非常に緻密な内容だ。いくつかのコメントで「冗長」な指摘があるが、500日の過程を克明に記録し追体験する上では必要な記述と考える。きっと真価はこの小委員会の成果が具体化する数年後にわかるはずだ。
政治に関して報道されるのは醜聞ばかりで辟易する昨今、時代の転換点を見据えて青臭くも真摯に取り組む自民党若手政治家をはじめとした小委員会の姿には心を打たれる。まだまだ日本も捨てたものではないと感じさせてくれる一冊だ。
2018年7月29日に日本でレビュー済み
小泉進次郎を中心とした若手メンバーが、政策提言をどのようにまとめていったのか。
自民党といえば、保守的なイメージが付きまとうが、そのなかでリーダーシップを発揮し、若手ならではの意見を小委員会としてまとめていく様子が赤裸々につづられている。
政治家の報道は国会中継での怠惰さのみがマスメディアには取り上げられるが、このような未来への取り組みこそ報道されるべきだと思う。
この中で印象に残ったのは、やはり政治家というのは非常に言霊を大切にしなければならない職業なのだなということ。
どの層に対して、どういう言葉を使ったメッセージを出すのか、それをすごく慎重に議論している。
政治家は失言などでもよく取り上げられるが、良くも悪くも「言葉を発する」ということが仕事なのである。
その議論の生々しいところを余すところなく記してあるのは貴重な資料のように思う。
リーダーがどのような言葉を発するべきなのかということについても通ずるものがあるという意味ではどんなリーダーが読んでも参考になるだろう。
自民党といえば、保守的なイメージが付きまとうが、そのなかでリーダーシップを発揮し、若手ならではの意見を小委員会としてまとめていく様子が赤裸々につづられている。
政治家の報道は国会中継での怠惰さのみがマスメディアには取り上げられるが、このような未来への取り組みこそ報道されるべきだと思う。
この中で印象に残ったのは、やはり政治家というのは非常に言霊を大切にしなければならない職業なのだなということ。
どの層に対して、どういう言葉を使ったメッセージを出すのか、それをすごく慎重に議論している。
政治家は失言などでもよく取り上げられるが、良くも悪くも「言葉を発する」ということが仕事なのである。
その議論の生々しいところを余すところなく記してあるのは貴重な資料のように思う。
リーダーがどのような言葉を発するべきなのかということについても通ずるものがあるという意味ではどんなリーダーが読んでも参考になるだろう。
2018年1月3日に日本でレビュー済み
「レールからの解放」の肯定派の議員は、
「レールを壊せば落ちこぼれはいなくなり、誰も年齢を気にしない社会を作る」 牧原議員
などといっているが現実感を感じられなかった。
また、レールを壊せと言っている議員の親が元総理大臣であったり、本人が東大法学部卒であったり、最上級のレールの上に乗っかっている。
自分は一貫してレールの外に生きてきたが、レールの外の厳しさが彼らにわかるのかと疑問に感じた
むしろ「レールからの解放」というスローガンに懐疑的な議員の発言の方が普通の人の考えを反映しているように思った。
「レールからの解放とは成功者のものだと思う」 大沼議員
「労働生産性を上げ続けられる人などどこにいるのか。普通の人は普通の生活がしたいだけだ。安心感がないと結婚したり子供産んだりすることはできない」
「レールをなくしたら社会は混迷する。新卒で就職しない道もあるかもしれないが、それを選べるのは余裕のある人。普通の人が読んだら何を言っているんだと思うのではないか」 安藤議員
「レールを壊せば落ちこぼれはいなくなり、誰も年齢を気にしない社会を作る」 牧原議員
などといっているが現実感を感じられなかった。
また、レールを壊せと言っている議員の親が元総理大臣であったり、本人が東大法学部卒であったり、最上級のレールの上に乗っかっている。
自分は一貫してレールの外に生きてきたが、レールの外の厳しさが彼らにわかるのかと疑問に感じた
むしろ「レールからの解放」というスローガンに懐疑的な議員の発言の方が普通の人の考えを反映しているように思った。
「レールからの解放とは成功者のものだと思う」 大沼議員
「労働生産性を上げ続けられる人などどこにいるのか。普通の人は普通の生活がしたいだけだ。安心感がないと結婚したり子供産んだりすることはできない」
「レールをなくしたら社会は混迷する。新卒で就職しない道もあるかもしれないが、それを選べるのは余裕のある人。普通の人が読んだら何を言っているんだと思うのではないか」 安藤議員