2002年、カレン・キングストンの「ガラクタを片付ければじぶんが見える」を読んで
その効用に衝撃を受け、家の中の不用品を捨てに捨てて、人生が好転しました。
その後、「断捨離」という言葉が浸透してきて、この手の本を定期的に買っては、
物を「持ちすぎな」い事を日々心がけて生活をしてきましたが、
それでも気がつくと、徐々に何かと物が溜まってきてる事に気がつきました。
その後、また自分の人生がしんどくなってきて、基本に戻ろうと思い、
「断捨離」言葉の産みの親、やましたひでこさんのこの本を取りました。
昨今、本屋さんには片付け系の本が所狭しと並べられていて、ちょっとうんざりしていた部分もあり、
ある時期からこの手の本を読まなくなったけど、久しぶりに読むと、この本は他の本とはちょっと違うと思いました。
「断捨離」がお金になる(マーケットがある)と分かった途端、このジャンルもすぐに玉石混合になり
内容が薄っぺらい本が乱立しましたけど、氏の主張や考え方は、うわべだけの片付けるということだけではなく、
むしろ、なぜそういう状態に陥ってしまうのかと、分析をして、人の心と物との関係性を述べています。
自分もかなりこの手の本を読んでいましたが、すぐに物が溜まってしまうのは、
氏が述べている「自分軸」の考えがなかったからだと、再認識しました。
そして改めて、人間だけにかかわらず、万物は、アウトがあって初めてインが発生して、
そのリズムで進化し続けるのだと思いました。
今の自分は、アウトがないので、糞詰まり状態だと感じました。
その点に改めて気がつけただけでも、価値がありました。
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