筆者の死生観にひかれて購入しましたが、人口減少と定常社会への議論がたいへん面白く、かつ啓発されました。
ただ、10の提言をどこを突破口にしてどう現実化していくかについての説得力のある提言がないのにやっぱりねという落胆をおぼえました。
例えば、消費税を20%にせよ、という第1の提言はどこの党派が提唱するのでしょう? 安部さんはしばらくは上げないというし、オポチュニスト山本太郎氏は消費税廃止だし・・・。新しい党派「定常党」を作りましょうか?
それに反して、地域のコミュニティづくりについては筆者が実際にかかわっているということもあり、すぐに一歩踏み出せそうです。私も「地元で活きる・地元を活かす」をスローガンにしたNPO活動にたずさわっています。
ただ、筆者はローカルからグローバル・ユニバーサルへの反転攻勢を考えているようですが、私は市場における自由な交換という意味でのグローバリゼーションと資本主義のイノベーションへのドライブは止めようがないと思っています。従って、ローカルな活動はグローバリゼーションへの反撃としてではなく、グローバリゼーションのイノベーションのとめどない荒波を少しだけではあっても解毒するサブシステムとして機能すると思っています。里山資本主義という概念も同様で、すべてを貨幣化し均一化するグローバル資本主義のただなかで、自然を仲立ちにした贈与と互酬という地元コミュニティによるサブシステムを作り上げることが急務だと思います。老人と子どもによる地元人口の増加という筆者の指摘する現象は非常に重要だと思います。
ところで、この本には日本とヨーロッパ・アメリカ(ちょっと中国)しか出てきませんが、アフリカ・中東・南アメリカはどこに行っちゃてるのですか? 移民の流入の問題だけでも筆者の好きなドイツを揺るがしているというのに・・・。
最後に、筆者のおおもとの関心事である死生観についてじっくっりと取り組んでいただくことを期待します。死の害悪を論じる分析哲学は死の問題の急所を外しています。まさに筆者の指摘するように「たましいの行方」こそが問題なのです。宗教ではなく、且つまた還元主義的物理科学でもなく、いったい「たましいの行方」はどこなのでしょうか。私は夕焼けに赤く染まった西の空の裏側のような気がするのですが。ありゃ、これは仏教的イメージですな。ちなみに私は71歳です。
人口減少社会のデザイン (日本語) 単行本 – 2019/9/20
広井 良典
(著)
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本の長さ315ページ
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言語日本語
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出版社東洋経済新報社
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発売日2019/9/20
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ISBN-104492396470
-
ISBN-13978-4492396476
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2050年、日本は持続可能か?「日立京大ラボ」のAIが導き出した未来シナリオと選択。「都市集中型」か、「地方分散型」か、あるいは第3の道はあるのか。借金の先送り、格差拡大、社会的孤立の進行…転換を図るための10の論点と提言。
著者について
広井 良典(ヒロイ ヨシノリ)
京都大学こころの未来研究センター教授
京都大学こころの未来研究センター教授。1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。その他の著書に『ケアを問いなおす』『死生観を問いなおす』『持続可能な福祉社会』(以上、ちくま新書)、『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞受賞)『定常型社会』『ポスト資本主義』(以上、岩波新書)、『生命の政治学』(岩波書店)、『ケア学』(医学書院)、『人口減少社会という希望』(朝日選書)など多数。
京都大学こころの未来研究センター教授
京都大学こころの未来研究センター教授。1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。その他の著書に『ケアを問いなおす』『死生観を問いなおす』『持続可能な福祉社会』(以上、ちくま新書)、『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞受賞)『定常型社会』『ポスト資本主義』(以上、岩波新書)、『生命の政治学』(岩波書店)、『ケア学』(医学書院)、『人口減少社会という希望』(朝日選書)など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
広井/良典
京都大学こころの未来研究センター教授。1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。その他の著書に『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
京都大学こころの未来研究センター教授。1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。その他の著書に『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より


2050年へのシナリオとビジョン・政策選択
・A)持続可能シナリオ
・B)破局シナリオ・・・・・・財政破綻、人口減少加速(←出生率低下←若者困窮)、格差・貧困拡大、失業率上昇(←AIによる代替等)、地方都市空洞化&シャッター通り化、買物難民拡大(現在600~700万人)、農業空洞化
これらについてAIを活用しシミュレーション・・・・・・AI活用による社会構想&政策提言という新たな試み。
・①人口、②財政・社会保障、③都市・地域、④環境・資源という4つの局面の持続可能性に注目。
・「幸福」など主観的要素も考慮。
・2025年、2040年頃(高齢者数最大)、2060年頃(高齢化率最高)という節目・時間軸を視野に。
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2019年11月24日に日本でレビュー済み
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2019年11月4日に日本でレビュー済み
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著者については、『AIの活用により、持続可能な日本の未来に向けた政策を提言』で知り、こちらの論調が大変興味深いものだったので、本書を手にとりました。
本書は、少子化や高齢化の現状について世界の状況も踏まえつつ分析を行っています。加えてコミュニティ、社会保障、医療、死生観、福祉など幅広い分野で提言を行っています。これらは個別に語られるものではなく、複合的に語られるべきものであることを本書を通じて感じました。
個人的には特にポスト情報化、ポスト資本主義の過程で単なる情報集積及びアルゴリズムから生命(生活)に科学的探究がシフトしていくという議論が大いに賛同できる部分でした。こうしたシフトによって世界的に社会科学、哲学あるいは文学への重要性がますます帯びてくることは想像に難くないと思います。
その一方、今日の日本の大学教育では社会科学分野に対する軽視が大きな問題(日本に限らずですが)になっていますが、また何年かしたら欧州における社会科学の復権という潮流を見習ってやれ見直しだ!改革だ!といった論調がでてきそうな気がします。いいかげんちゃんと日本なりの政治的、社会的理念を持って米国や欧州の猿真似はやめましょうと思うのですが・・・。
いづれにしても、重要な箇所が多すぎて3回読んでも読み足りなかったです。
本書は、少子化や高齢化の現状について世界の状況も踏まえつつ分析を行っています。加えてコミュニティ、社会保障、医療、死生観、福祉など幅広い分野で提言を行っています。これらは個別に語られるものではなく、複合的に語られるべきものであることを本書を通じて感じました。
個人的には特にポスト情報化、ポスト資本主義の過程で単なる情報集積及びアルゴリズムから生命(生活)に科学的探究がシフトしていくという議論が大いに賛同できる部分でした。こうしたシフトによって世界的に社会科学、哲学あるいは文学への重要性がますます帯びてくることは想像に難くないと思います。
その一方、今日の日本の大学教育では社会科学分野に対する軽視が大きな問題(日本に限らずですが)になっていますが、また何年かしたら欧州における社会科学の復権という潮流を見習ってやれ見直しだ!改革だ!といった論調がでてきそうな気がします。いいかげんちゃんと日本なりの政治的、社会的理念を持って米国や欧州の猿真似はやめましょうと思うのですが・・・。
いづれにしても、重要な箇所が多すぎて3回読んでも読み足りなかったです。
2019年11月11日に日本でレビュー済み
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AI分析の場合、血の通わない、現実乖離の提言が出されたりする印象が強いが、広範囲な学問背景と歴史観を踏まえた良識の人のフィルターを通すことで説得力のある10の提言がなされている。
平成の日本は、昭和の「拡大・成長」という「成功体験」からその幻想を追い続けていただけのような気がする。とうの昔に「持続可能な社会」モデルへ舵を切らなければならなかったにもかかわらず、決断を先送りしてしまった。元号が令和に変わったこのタイミングで、人口減少社会の到来をしっかりと認識し、行動を起こすべきだということが伝わった。
本書の主題は、具体的な10の提言もさることながら、「皆で覚悟を決めて、人口減少社会の日本をデザインして行こう!」ということではないかと勝手に解釈している。
平成の日本は、昭和の「拡大・成長」という「成功体験」からその幻想を追い続けていただけのような気がする。とうの昔に「持続可能な社会」モデルへ舵を切らなければならなかったにもかかわらず、決断を先送りしてしまった。元号が令和に変わったこのタイミングで、人口減少社会の到来をしっかりと認識し、行動を起こすべきだということが伝わった。
本書の主題は、具体的な10の提言もさることながら、「皆で覚悟を決めて、人口減少社会の日本をデザインして行こう!」ということではないかと勝手に解釈している。
2021年2月13日に日本でレビュー済み
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日本は現在進行形で人口の減少が進み、高齢化も同時に進行している。少子高齢化とも称され問題視されていることも周知の事実だろう。
技術革新的な話題があがるのもこうした社会構造を背景とした若者ひいては労働者人口の減少が関わっている。
また、高齢化が進むということは医療費が拡大していくとも言え、今後ますます政府支出は医療費に向けられていくことだろう。
本書は技術革新における人口減少社会への突破口を提示するのではなく、「持続可能性」という観点で日本がおかれている現状をきわめて多面的に整理し、提案をしている。
非常に興味深かった内容としては「地方分散型」社会についてである。現状、日本では都市に人口が集中し、地方では過疎化が進んでいる。商店街がシャッター通り化してしまったり、地方の空洞化といった事例が分かりやすいだろう。これらの課題は単に人々の移動という言葉で片付けられるわけではなく、どう住むか?どのようなまちや地域を作るのか?どのような公共政策や社会システムづくりを進めるのか?といった政策や社会構想が複雑に絡んでいるのである。
日本では第二次世界大戦以降、アメリカをモデルとした街づくりが進んだ。高速道路や新幹線の開通といった動きは高度経済成長期前半の「工業化」を推し進めた都市部への労働投入の一体であり、官民挙げての政策と言える。これは奇しくも当時の日本の経済成長に寄与しており、一種の成功例となったのである。
一方で、現在は今までのように工業化、都市部への移住により労働力の確保といったモデルでは成り立たなくなり、全員が同じ方向・生き方をするのではなく、それぞれの地域が持つ固有価値や文化の多様性へ関心が集まっていくことが考えられる。本章ではこのような時代の潮流を踏まえた上で、様々な政策・社会の在り方を提示しているので非常にイメージを描きやすいのである。
現状としての日本を客観的に捉えたい方、地方創生といった取り組みに関わっている方にとって非常に有益な情報が詰まっている良著である。
技術革新的な話題があがるのもこうした社会構造を背景とした若者ひいては労働者人口の減少が関わっている。
また、高齢化が進むということは医療費が拡大していくとも言え、今後ますます政府支出は医療費に向けられていくことだろう。
本書は技術革新における人口減少社会への突破口を提示するのではなく、「持続可能性」という観点で日本がおかれている現状をきわめて多面的に整理し、提案をしている。
非常に興味深かった内容としては「地方分散型」社会についてである。現状、日本では都市に人口が集中し、地方では過疎化が進んでいる。商店街がシャッター通り化してしまったり、地方の空洞化といった事例が分かりやすいだろう。これらの課題は単に人々の移動という言葉で片付けられるわけではなく、どう住むか?どのようなまちや地域を作るのか?どのような公共政策や社会システムづくりを進めるのか?といった政策や社会構想が複雑に絡んでいるのである。
日本では第二次世界大戦以降、アメリカをモデルとした街づくりが進んだ。高速道路や新幹線の開通といった動きは高度経済成長期前半の「工業化」を推し進めた都市部への労働投入の一体であり、官民挙げての政策と言える。これは奇しくも当時の日本の経済成長に寄与しており、一種の成功例となったのである。
一方で、現在は今までのように工業化、都市部への移住により労働力の確保といったモデルでは成り立たなくなり、全員が同じ方向・生き方をするのではなく、それぞれの地域が持つ固有価値や文化の多様性へ関心が集まっていくことが考えられる。本章ではこのような時代の潮流を踏まえた上で、様々な政策・社会の在り方を提示しているので非常にイメージを描きやすいのである。
現状としての日本を客観的に捉えたい方、地方創生といった取り組みに関わっている方にとって非常に有益な情報が詰まっている良著である。
2021年2月5日に日本でレビュー済み
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ウィズコロナの時代でも、コミュニティを構築していくことが日本人にとって極めて重要なことであると学んだ。
まず、図表0-3に衝撃をおぼえた。日本は、社会的孤立度が、先進諸国の中で最も高い国だという。
「見知らぬ者同士が、ちょっとしたことで声をかけあったり、 あいさつをしたり会話を交わしたりすることがほとんど見られない」社会、まさにその通りだと思う。
知り合いの中国人も、来日当初、見知らぬ日本人同士が声を掛け合わないことを不思議に感じていた。
この社会を、いかに変えていくか。そのカギは、もしかしたら”神社”にあるのかもしれない・・・・。
まず、図表0-3に衝撃をおぼえた。日本は、社会的孤立度が、先進諸国の中で最も高い国だという。
「見知らぬ者同士が、ちょっとしたことで声をかけあったり、 あいさつをしたり会話を交わしたりすることがほとんど見られない」社会、まさにその通りだと思う。
知り合いの中国人も、来日当初、見知らぬ日本人同士が声を掛け合わないことを不思議に感じていた。
この社会を、いかに変えていくか。そのカギは、もしかしたら”神社”にあるのかもしれない・・・・。
2020年7月22日に日本でレビュー済み
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この本では人口減少社会における問題点と、その解決策となる案が提言されている。
印象に残ったのは農村型コミュニティから都市型コミュニティへの転換が課題であるということ。
「社会的孤立」的な状況が見られる中で、「集団を超えて個人と個人がつながる」ような関係性をいかに育てていくかが日本社会の最大の課題として挙げられている。
筆者はこの課題の解決策として、「コミュニティ空間」として都市というハードの面を中心とした提案をしているが、個人的にはこの本ではあまり言及されていない、教育にこそ都市型コミュニティを形成するための鍵があると思っている。
教室は小さな社会である。
そう言われるからこそ、この本に描かれている人口減少社会における課題と教室における課題はリンクしているように感じた
印象に残ったのは農村型コミュニティから都市型コミュニティへの転換が課題であるということ。
「社会的孤立」的な状況が見られる中で、「集団を超えて個人と個人がつながる」ような関係性をいかに育てていくかが日本社会の最大の課題として挙げられている。
筆者はこの課題の解決策として、「コミュニティ空間」として都市というハードの面を中心とした提案をしているが、個人的にはこの本ではあまり言及されていない、教育にこそ都市型コミュニティを形成するための鍵があると思っている。
教室は小さな社会である。
そう言われるからこそ、この本に描かれている人口減少社会における課題と教室における課題はリンクしているように感じた
2019年10月2日に日本でレビュー済み
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著者の視座と分析力に敬服