「偽りのない自分」とは外発的・随伴的動機ではなく内発的な動機に基づく言動や態度だ、という
趣旨には大いに納得・賛同するし、
『連続殺人鬼や精神疾患者の言動が偽りのない自分に基づいたもののはずがない』、という要旨の序盤の文章には
開眼させられました。
ただ、
報酬や罰を否定し、内発性や自律性を損なうものとしておきながら、のちには
適切な報酬は必要だとあったり、報酬や罰のなかったはずの昔の共産圏のブルガリア人にも
やる気がなかったと述べるなど(これは根底に国全体の統制があったからやる気がなかった?)、
結局どうしたらいいのか?という段になると迷走感がぬぐえなかったです。
子供の好奇心や内発性を理想としてますが、その通りにしても子供の柔軟で強靭な脳と大人の硬化した脳は
違うのに、その違いを考慮した現実的な議論がなされているとは思えなかった。
しかしそれでも、着眼点や主張の要旨は傑出しており、他の自信系の本とは一線を画するものがある
と思います。星4つとはしがたいと思いました。
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