バブルが崩壊し、リーマンショックを経て日本経済は崩壊寸前まできてしまった。
大企業は大胆なリストラ、非正規雇用者の拡大と派遣切り、大銀行は中小企業を中心に貸し渋り、貸し剥がしで保身のために躍起になる。
失業者が増え続け若者は未来に希望が持てなくなった。
そんな時代を背景に著者はこの作品を通して憂う日本の近未来を描いたのではないだろうか。
著者にしては異色作品でありこの作品を書くことにより蔓延する従来型の経済小説から脱皮したかったのだろうか。
一般文学通算1354作品目の感想。2015/01/09 16:40
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