天才松本隆さんの作詞全集。以下雑感です。
「紅葉狩」は完全なる不倫旅行の歌です。非常にわかりやすい。罪深いからこそ歌になる。なんともいえない艶があっていい。
「孤独な女」は、耐え忍ぶ女が主人公。古き好き時代の男女の関係を如実に描いていてドラマチックです。
「愛情のワルツ」はとても繊細な歌詞で泣かされます。歌詞が本当に優しくて聴けば聴くほど滲み入ります。
「求婚」はタイトル通り、男性が女性に一世一代の告白をするので歌詞がストレートです。「俺の子を産んでくれ」なんて歌詞は、いくら直球の愛の言葉とはいえ、サビに使われるとちょっと生々しい感じになっちゃいますが、さすが五木さんの名歌唱。あくまで自然体でさらっと歌いきられていて、とてもロマンチックで聴き心地よく酔わされました。
「心の三叉路」は男性ならではの妄想が炸裂していて好きです。
名アルバムで何回も聴いています。