野村證券OBの手による始祖、野村徳七の評伝。狂気ともいえる性質をもった徳七の人物像に焦点をあてつつ、波乱の人生を描き切った好著。
二か所にわたって挿入されている直系の孫、野村明賢氏の洒脱なコメントも、徳七の人物像を浮き上がらせるための絶妙のアクセントになっている。
昨今、従来型の証券業界の経営環境は厳しく、ビジネスモデルの変革が求められているとも聞く。もし徳七が存すれば何を語り、どう動くのか…そんなことを思い描いてみるのも一興かも知れない。
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