欲しくなかったものが、セールと知るとほしくなるのはなぜか。目の前のスーパーにあるが、別のスーパーに2ドル安いトマトを買いに15分かけて歩くのに、2ドル安いスーツが15分歩いたら買える状況では、歩かず今いる店で購入するのはなぜか。
経済学では合理的と考えられている人間がいかに不合理かをいくつもの実験結果を元に実証している。
私たちが取る不合理な行動は、ある程度の規則に従っており、本書を読むことでその規則性が分かれば、無駄な買い物や損をする事を少し回避できるのかもしれない。
本書は色々な方が読みやすい様に、砕けた言い回しになるよう、注意して執筆したと後書きにあるように、語りかけるような文体で読みやすい。
しかし、実験協力者の名前を毎回入れたり、実験をした時の著者の心境などの余計な情報も多く、もっと端的に出来たのではと思わされた。
行動経済学を使っての経済のアドバイスなどは少なく、いかに人間の経済活動が、心理に基づいて行われているかを様々な事例を用いて実証するのが主な為、行動経済学を経営に応用しようとしている人にはあまり向かないかもしれない。行動経済学とは何かを知りたい人にオススメの本。
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