欲しくなかったものが、セールと知るとほしくなるのはなぜか。目の前のスーパーにあるが、別のスーパーに2ドル安いトマトを買いに15分かけて歩くのに、2ドル安いスーツが15分歩いたら買える状況では、歩かず今いる店で購入するのはなぜか。
経済学では合理的と考えられている人間がいかに不合理かをいくつもの実験結果を元に実証している。
私たちが取る不合理な行動は、ある程度の規則に従っており、本書を読むことでその規則性が分かれば、無駄な買い物や損をする事を少し回避できるのかもしれない。
本書は色々な方が読みやすい様に、砕けた言い回しになるよう、注意して執筆したと後書きにあるように、語りかけるような文体で読みやすい。
しかし、実験協力者の名前を毎回入れたり、実験をした時の著者の心境などの余計な情報も多く、もっと端的に出来たのではと思わされた。
行動経済学を使っての経済のアドバイスなどは少なく、いかに人間の経済活動が、心理に基づいて行われているかを様々な事例を用いて実証するのが主な為、行動経済学を経営に応用しようとしている人にはあまり向かないかもしれない。行動経済学とは何かを知りたい人にオススメの本。
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版 (日本語) ペーパーバック – 2010/10/22
ダン アリエリー
(著)
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ISBN-104152091665
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ISBN-13978-4152091666
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版増補
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出版社早川書房
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発売日2010/10/22
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言語日本語
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寸法18.54 x 13.21 x 2.54 cm
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本の長さ440ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
これまでの経済学では、人は合理的に行動するものと考えられてきた。だが、本当にそうだろうか。本当はおなじ味でも、雰囲気のいいカフェのコーヒーにはファストフード店のコーヒーより高いお金を払っていないだろうか?また、上等の靴下が必要だったのに、一足ぶんおまけされていた安物の靴下を買ってしまったことは?そう、人は不合理な行動をとるものなのだ。経済行動に大きく影響しているにもかかわらず、これまで無視され誤解されてきた、人の不合理さを研究するのが、行動経済学という新しい分野である。ユニークで愉快な実験によって、人がどのように不合理な行動をとるのかを系統的に予想することが可能になっている。また、「おとり」の選択肢や、価格のプラセボ効果、アンカリングなど、人の理性を惑わす要素を理解するとき、ビジネスや投資、政治の世界でも、驚くほどのチャンスがもたらされるのだ。行動経済学研究の第一人者がわたしたちを動かすものの正体をおもしろく解説し、話題になったベストセラー行動経済学入門に、新たに2章を書き下ろし、刊行後の反響を受けた考察を追加した増補版。
著者について
著者紹介
ダン・アリエリー (Dan Ariely)
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、 MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。人間がどのように決断をするのか、特になぜ不合理な決断をおこなうのかについて、メジャーな論文誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどでも研究が紹介されている。その研究のユニークさは、2008年度にイグノーベル賞を受賞したことでも証明されている。
ダン・アリエリー (Dan Ariely)
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、 MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。人間がどのように決断をするのか、特になぜ不合理な決断をおこなうのかについて、メジャーな論文誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどでも研究が紹介されている。その研究のユニークさは、2008年度にイグノーベル賞を受賞したことでも証明されている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アリエリー,ダン
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。人間がどのように決断をするのか、特になぜ不合理な決断をおこなうのかについて、メジャーな論文誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどでも研究が紹介されている
熊谷/淳子
翻訳家。大阪教育大学卒、コロラド大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。人間がどのように決断をするのか、特になぜ不合理な決断をおこなうのかについて、メジャーな論文誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどでも研究が紹介されている
熊谷/淳子
翻訳家。大阪教育大学卒、コロラド大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房; 増補版 (2010/10/22)
- 発売日 : 2010/10/22
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 440ページ
- ISBN-10 : 4152091665
- ISBN-13 : 978-4152091666
- 寸法 : 18.54 x 13.21 x 2.54 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 2,050位経済学 (本)
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2018年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカのマーケティングはこういうことを頭に入れて仕事しているんだな・・・。どうして彼等がマーケティングで図抜けているのか、この本を読んで、改めて驚いた。勿論、アメリカの研究者ばかりじゃないんだけど、イスラエルの人達も研究していた時期の大半をアメリカで過ごしていたりする。日本でも1人でも多くの人がこの本を手に取って、マーケティングに活かして欲しいと思った。中身についてはここでは触れません(藁)。
2019年6月1日に日本でレビュー済み
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タイトルには経済学と言うお堅い文字が有りますが、小説のようにドンドン読み進める本です 内容は「そうそう」「自分もやってる」と納得する話も多く大変楽しく読むことが出来ました
2014年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分にとって,行動経済学の扉を開いてくれた高インパクトな本.
分かりやすいが,いたずらに人間の不合理性を煽るわけではなく,タイトルどおり心理のバイアスをうまく例示してくれる.
他人に小ネタとして事例紹介するのにも使えるので便利.
時間があれば読んで損はないと思う.
分かりやすいが,いたずらに人間の不合理性を煽るわけではなく,タイトルどおり心理のバイアスをうまく例示してくれる.
他人に小ネタとして事例紹介するのにも使えるので便利.
時間があれば読んで損はないと思う.
VINEメンバー
Amazonで購入
行動経済学の門戸を多くの方に開く痛快な本です。
実験の解説をその考察を中心に展開していくので、とても分かりやすいです。
特に第4章の「社会規範のコスト」は、ビジネスはもちろん日常にもしばし見られる現象でを
見事に解説していて個人的に目からウロコでした。
ただ、定義らしい定義はほとんどしないので(だから読みやすのだが)、
だれかに説明したらりするには相当理解していないと難しいかもしれない。
学生、社会人問わず万人におすすめする一冊です。
実験の解説をその考察を中心に展開していくので、とても分かりやすいです。
特に第4章の「社会規範のコスト」は、ビジネスはもちろん日常にもしばし見られる現象でを
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ただ、定義らしい定義はほとんどしないので(だから読みやすのだが)、
だれかに説明したらりするには相当理解していないと難しいかもしれない。
学生、社会人問わず万人におすすめする一冊です。
2015年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分では、結構“しっかりしてる”って思ってたけど、案外、“うっかり”な所があるね~。 読み進めてくと、そういうことって、あるある~って、どんだけ思う壺に填まってるねんって感じ。
人間の行動には、合理的にやっているつもりでも、案外ボンヤリした所があり、不合理さには規則性があるってことが解かれば、予想することもでき、事前に対応策が練れる。
決断に際し、色んなものに影響を受けている。 意識する、しないに関わらず(知らず知らず)。
「影響力の武器」(ロバート・B・チャルディーニ 著:誠信書房)の併読を、オススメします。
わたしたちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒である、ということだろう。 わたしたちはたいてい、自分が舵を握っていて、自分がくだす決断も自分が進む人生の進路も、最終的に自分でコントロールしていると考える。 しかし,悲しいかな、こう感じるのは現実というより願望――自分をどんな人間だと思いたいか――によるところが大きい(410p)。
たとえ不合理があたりまえのことであっても、だからどうしようもないというわけではない、ということだ。 いつどこでまちがった決断をする恐れがあるかを理解しておけば、もっと慎重になって、決断を見なおすように努力することもできるし、科学技術を使ってこの生まれながらの弱点を克服することもできる(411p)。
人間の行動には、合理的にやっているつもりでも、案外ボンヤリした所があり、不合理さには規則性があるってことが解かれば、予想することもでき、事前に対応策が練れる。
決断に際し、色んなものに影響を受けている。 意識する、しないに関わらず(知らず知らず)。
「影響力の武器」(ロバート・B・チャルディーニ 著:誠信書房)の併読を、オススメします。
わたしたちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒である、ということだろう。 わたしたちはたいてい、自分が舵を握っていて、自分がくだす決断も自分が進む人生の進路も、最終的に自分でコントロールしていると考える。 しかし,悲しいかな、こう感じるのは現実というより願望――自分をどんな人間だと思いたいか――によるところが大きい(410p)。
たとえ不合理があたりまえのことであっても、だからどうしようもないというわけではない、ということだ。 いつどこでまちがった決断をする恐れがあるかを理解しておけば、もっと慎重になって、決断を見なおすように努力することもできるし、科学技術を使ってこの生まれながらの弱点を克服することもできる(411p)。