クーロン黒沢といえば、カンボジア発の売春/ドラッグの専門家(?)というイメージが有り、我々の暗黒の知的探求心を大いに満たしてくれる素晴らしい(?)作家であるが、反面この人の本を家に置くのが躊躇われるのも事実。
しかし、本書は彼一流の暗黒のユーモア(?)は健在なものの、主に実用に重きを置かれている。それも、人間自体を危険の対象として、どのように交渉するか等ユニークな視点を提供してくれる。随所に、簡単でよけいな物を排除しようとする姿勢がみられ、好感が持てる。この本なら家においても良識を疑われないだろう。(実際にサバイバルにも大いに役立つと思う)
しかし、クーロンにはやはりもっと暗黒を出してほしい。最近のライターはインテリぶって、ええかっこしいが多いので、クーロンの様な毒のある作家は貴重だ。毒は彼の次回作に期待するとして、今回はその面で星一個減とした。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。