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主婦パート 最大の非正規雇用 (集英社新書) 新書 – 2010/1/15
主婦パートが壊れていくとき、日本の社会がダメになる!
日本最大の非正規雇用、800万人の主婦パートタイマーが壊れる! 「サラリーマンの夫に扶養されている、お気楽な短時間ワーカー」という像は過去のもの。企業から正社員なみの貢献を求められているにもかかわらず、歪んだ社会保障制度の作り上げた低賃金・低待遇は放置され、彼女たちは疲弊していくばかりだ。日本の企業と家庭を下支えしている主婦パートの苦境を無視したときに起きる、この社会の危機とは? その危機を避けるための処方箋とはなにか? 主婦パートという「見えざる存在」に初めて光を当てる警告の書。
[著者情報]
本田 一成(ほんだ かずなり)
一九六五年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。著書に『チェーンストアの人材開発ー日本と西欧』(千倉書房)、『チェーンストアのパートタイマーー基幹化と新しい労使関係』(白桃書房)など。元全国スーパーマーケット協会理事。
日本最大の非正規雇用、800万人の主婦パートタイマーが壊れる! 「サラリーマンの夫に扶養されている、お気楽な短時間ワーカー」という像は過去のもの。企業から正社員なみの貢献を求められているにもかかわらず、歪んだ社会保障制度の作り上げた低賃金・低待遇は放置され、彼女たちは疲弊していくばかりだ。日本の企業と家庭を下支えしている主婦パートの苦境を無視したときに起きる、この社会の危機とは? その危機を避けるための処方箋とはなにか? 主婦パートという「見えざる存在」に初めて光を当てる警告の書。
[著者情報]
本田 一成(ほんだ かずなり)
一九六五年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。著書に『チェーンストアの人材開発ー日本と西欧』(千倉書房)、『チェーンストアのパートタイマーー基幹化と新しい労使関係』(白桃書房)など。元全国スーパーマーケット協会理事。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2010/1/15
- ISBN-104087205282
- ISBN-13978-4087205282
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
日本最大の非正規雇用、800万人の主婦パートタイマーが壊れる!「サラリーマンの夫に扶養されている、お気楽な短時間ワーカー」という像は過去のもの。企業から正社員なみの貢献を求められているにもかかわらず、歪んだ社会保障制度の作り上げた低賃金・低待遇は放置され、彼女たちは疲弊していくばかりだ。日本の企業と家庭を下支えしている主婦パートの苦境を無視したときに起きる、この社会の危機とは?その危機を避けるための処方箋とはなにか?主婦パートという「見えざる存在」に初めて光を当てる警告の書。
著者について
本田 一成(ほんだ かずなり)
一九六五年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。著書に『チェーンストアの人材開発―日本と西欧』(千倉書房)、『チェーンストアのパートタイマー―基幹化と新しい労使関係』(白桃書房)など。元全国スーパーマーケット協会理事。
一九六五年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。著書に『チェーンストアの人材開発―日本と西欧』(千倉書房)、『チェーンストアのパートタイマー―基幹化と新しい労使関係』(白桃書房)など。元全国スーパーマーケット協会理事。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
本田/一成
1965年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。元全国スーパーマーケット協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1965年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。元全国スーパーマーケット協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2010/1/15)
- 発売日 : 2010/1/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4087205282
- ISBN-13 : 978-4087205282
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,231位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 187位総務・人事・労務管理の労働問題
- - 747位集英社新書
- - 13,623位経営学・キャリア・MBA
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月10日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
近年の働く女性や彼女らが抱える問題を上手く説明している、納得のできる内容であった。読みやすい。
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2012年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非正規労働者の組織化と均等待遇実現が、日本労働運動の喫緊の重要課題となっている。本書は、日本最大の非正規雇用の典型、主婦パートタイマーに目を向け、その現状と、その問題の解決策に言及している。
日本のパートタイマー数は約1300万人だが、主婦パートは800万人、その約6割強を占める。近年話題に上る派遣労働者は160万人だから、いかに多数かがよく分かる。そして補助的業務から正社員並みの基幹労働者としての役割を担わされている現状に触れ、そしてその約75%が年収130万円以下であることを指摘。この最大の原因が、配偶者控除と年金の保険料負担の境目である103万・130万の壁という現在の税制と社会保障制度のゆがみにあと指摘し、これにたくみにつけ込む企業側の姿を厳しく批判している。
正社員並みの役割を担わされながらも、低賃金のまま、巧みに使われる主婦パートは、同時に育児家事・介護を担わされている主婦でもある。
サラリーマンの夫に扶養され、「ちょっとばかりの家計補助」「お気楽なパート」というパート労働者の像は過去のもので、基幹労働者として組み込みながらも、低賃金・低待遇のまま放置され、疲弊するばかりの主婦パートの姿を描く。このまま何の対策をとらず放置すれば、大変な危機が訪れると警告している。さてその解決策は?
日本のパートタイマー数は約1300万人だが、主婦パートは800万人、その約6割強を占める。近年話題に上る派遣労働者は160万人だから、いかに多数かがよく分かる。そして補助的業務から正社員並みの基幹労働者としての役割を担わされている現状に触れ、そしてその約75%が年収130万円以下であることを指摘。この最大の原因が、配偶者控除と年金の保険料負担の境目である103万・130万の壁という現在の税制と社会保障制度のゆがみにあと指摘し、これにたくみにつけ込む企業側の姿を厳しく批判している。
正社員並みの役割を担わされながらも、低賃金のまま、巧みに使われる主婦パートは、同時に育児家事・介護を担わされている主婦でもある。
サラリーマンの夫に扶養され、「ちょっとばかりの家計補助」「お気楽なパート」というパート労働者の像は過去のもので、基幹労働者として組み込みながらも、低賃金・低待遇のまま放置され、疲弊するばかりの主婦パートの姿を描く。このまま何の対策をとらず放置すれば、大変な危機が訪れると警告している。さてその解決策は?
2010年2月11日に日本でレビュー済み
本書ではマスコミで取り上げられることの少ない主婦パートの問題(現在は派遣社員の問題ばかりがクローズアップされている)について、問題点を分かりやすく解説している。
主婦パートの数は、派遣社員以上に多いと推測されるが、その問題点は派遣社員問題に遜色ないほど深刻化している。
派遣社員と大きく異なる点は、直接雇用であるため、急に切られることが少なく生活に困ることがないといった点であるが、そこに問題の根本が潜んでいる。
具体的には企業の優越的な地位を利用して、正社員並みの働きをさせる一方で賃金は正社員比大きく見劣りする点やサービス残業が常態化していることであるが、主婦パートは元々時間的な制約が大きい中で雇用されているということもあってこうした扱いに対しても非力である。この背景には社会制度も大きく影響していることも見逃せない。
また、本書ではこうした労働条件の問題に止まらず、家事・育児参加の少ない家庭では少子化が目立つ点などを指摘するなど、終盤では主婦パート問題が社会に及ぼす悪影響について警告を発している。
近年旦那の収入が減少・不安定化する中で主婦パートの数は増加の一途を辿っているため、この問題は頭に入れておきたいところ。
主婦パートの数は、派遣社員以上に多いと推測されるが、その問題点は派遣社員問題に遜色ないほど深刻化している。
派遣社員と大きく異なる点は、直接雇用であるため、急に切られることが少なく生活に困ることがないといった点であるが、そこに問題の根本が潜んでいる。
具体的には企業の優越的な地位を利用して、正社員並みの働きをさせる一方で賃金は正社員比大きく見劣りする点やサービス残業が常態化していることであるが、主婦パートは元々時間的な制約が大きい中で雇用されているということもあってこうした扱いに対しても非力である。この背景には社会制度も大きく影響していることも見逃せない。
また、本書ではこうした労働条件の問題に止まらず、家事・育児参加の少ない家庭では少子化が目立つ点などを指摘するなど、終盤では主婦パート問題が社会に及ぼす悪影響について警告を発している。
近年旦那の収入が減少・不安定化する中で主婦パートの数は増加の一途を辿っているため、この問題は頭に入れておきたいところ。
2011年12月23日に日本でレビュー済み
経営学者による労働・雇用問題に向けた現状分析と提言のリポート。スーパーマーケットなど流通・サービス業界を長くフィールドにしてきた研究者らしく、それら第3次産業を支える、膨大な主婦パート群の50年代以降の変遷、90年代以降の不当な処遇、そして連合が主導していくだろうとの期待を込めた今後の展望などを詳述している。
労働・雇用問題は社会学や労働経済学、労働法の専門家・研究者による概説書・啓発書が目立ち、経営学(ミクロの企業経営論)の視点からの論考は、どちらかというと珍しいように思う。専攻分野による問題へのアプローチの手法、データの選択、さらには「文体」の違いもうかがえ、関連する書籍を継続的に読み始めた評者には新鮮でもあった。なお、結論的な著者の提言は「パートタイム社員」制度の一段の拡充を、というもの。「ウチは労働基準法、やってませんから」などという中小企業経営者(本書内に出てくる)も少なくないなか、実現は容易ではないようにも思うが、向かうべき道筋としては確かにそうかもしれない、と考えた。
労働・雇用問題は社会学や労働経済学、労働法の専門家・研究者による概説書・啓発書が目立ち、経営学(ミクロの企業経営論)の視点からの論考は、どちらかというと珍しいように思う。専攻分野による問題へのアプローチの手法、データの選択、さらには「文体」の違いもうかがえ、関連する書籍を継続的に読み始めた評者には新鮮でもあった。なお、結論的な著者の提言は「パートタイム社員」制度の一段の拡充を、というもの。「ウチは労働基準法、やってませんから」などという中小企業経営者(本書内に出てくる)も少なくないなか、実現は容易ではないようにも思うが、向かうべき道筋としては確かにそうかもしれない、と考えた。
2010年2月19日に日本でレビュー済み
著者の調査が描く、主婦パートの境遇はつらい。6時間労働で家事もほとんど1人でやり…では心身ともに疲弊していく。今の主婦パートは売上競争、仕入れ、研修など正社員並みの仕事をこなすのに、半人前の労働者と見做され、給料も半分。国内最大の非正規雇用者なのに、家庭に入っているので派遣などに隠れて問題が顕在化しない。本書は、隠れた労働問題である主婦パートの問題点を指摘している。
労働問題の本だと、「劣悪な待遇の告発」一辺倒に終わってしまいがちだが、本書では、正社員並みの働きを追求し続けた、小売企業がくらったしっぺ返しが書かれているのも面白い。外食、小売バイト経験者なら分かると思うが、ボスバイトの問題だ。長く在籍していて、その店のオペレーションは社員よりよく知ってるけど、待遇は社員には届かないから、やる気がなくなり、勝手に店のオペレーションを作り替えてしまう。ボスがいないと店が回らないし、ひどいと商品を持ち帰ってしまうから、社員もボスのご機嫌を窺うようになってしまう。正社員なら転勤させればいいが、バイトはそうするわけにもいかない。店に社員が常駐しないので、改善の芽も放置され、店は荒んでいく。
店側にも隠れたマイナスが大きいことから、パート主婦のパートタイム正社員化が好ましいと著者は指摘する。主婦パートをもう低待遇に据え置く矛盾は解消すべきという著者の考えに同感だが、社会保険などの企業の追加的負担についてはどうまかなうのか。現在が不当な搾取だったから、企業が負担分を持つ、という考え方なのだろうか。また、正社員は解雇のハードルが非常に高いが、単純な正社員化では、良くも悪くも雇用の調整弁だったパートがなくなることで、主婦たちの手っ取り早い収入源のハードルが高くなるのでは、という心配もある。正社員に痛みを求めることが必要になるのではないかと思われるが、著者の考えを知りたいと思った。
労働問題の本だと、「劣悪な待遇の告発」一辺倒に終わってしまいがちだが、本書では、正社員並みの働きを追求し続けた、小売企業がくらったしっぺ返しが書かれているのも面白い。外食、小売バイト経験者なら分かると思うが、ボスバイトの問題だ。長く在籍していて、その店のオペレーションは社員よりよく知ってるけど、待遇は社員には届かないから、やる気がなくなり、勝手に店のオペレーションを作り替えてしまう。ボスがいないと店が回らないし、ひどいと商品を持ち帰ってしまうから、社員もボスのご機嫌を窺うようになってしまう。正社員なら転勤させればいいが、バイトはそうするわけにもいかない。店に社員が常駐しないので、改善の芽も放置され、店は荒んでいく。
店側にも隠れたマイナスが大きいことから、パート主婦のパートタイム正社員化が好ましいと著者は指摘する。主婦パートをもう低待遇に据え置く矛盾は解消すべきという著者の考えに同感だが、社会保険などの企業の追加的負担についてはどうまかなうのか。現在が不当な搾取だったから、企業が負担分を持つ、という考え方なのだろうか。また、正社員は解雇のハードルが非常に高いが、単純な正社員化では、良くも悪くも雇用の調整弁だったパートがなくなることで、主婦たちの手っ取り早い収入源のハードルが高くなるのでは、という心配もある。正社員に痛みを求めることが必要になるのではないかと思われるが、著者の考えを知りたいと思った。
2010年2月28日に日本でレビュー済み
○夫に主な稼ぎがある場合、妻の年収が103万円以下なら夫の所得から配偶者控除が受けられる。そして130万円以下だと公的年金、公的医療保険は夫の方の社会保障でカバーされ年金・保険料負担はない。
○でも桐野夏生の小説「OUT」まではいかなくとも、パート主婦に精神的にも経済的にもゆとりが感じられなくなっている。
○主婦のパートは1960年代からスーパー、ファミレスなどで始まり、企業は1980年にはパートの戦力アップのための工夫を、1990年代にはパートの基幹化を図ってきた。パートといえども、高学歴、正社員経験があり、能力は正社員に劣らない者も少なくない。でも、見えない天井の潜在意識下にあるのか、能力の高いパートの主婦といえどもパートの時間単価が正社員の時間単価の7から8割で妥当との意識を有している。でもこれも同一労働同一賃金の考えに急速に変わってゆくだろう。
○主婦の場合、子育て、家事、介護などがあり、フルタイムは物理的に無理があるので、短時間勤務正社員=パート社員が導入を期待される制度。企業側は、労働の内容の高度化の割には、低コストのパートは都合がいいかもしれないが、パートだってお人よしだけではない、重要な部分を任されれば、正社員の上司の言うことをハイハイとは聞かなくなり、正社員もパートのマネージメントとミスの後始末に時間も手間もかかる。
○1960年代には、精肉、魚介類などの販売部門には職人が牛耳っていて、専横、無法行為が見られた。そこで、職人技術を調べて、仕事の工程を構築し、マニュアル化し職人以外でも対応できるようにした。主婦パートでも職場を牛耳るボスに乱されることを避けたければ、パートの人材開発、作業分析をなおざりにしてはいけない。マニュアルがあればボスの技を伝授してもらうため手下になったり、悪弊を継承する必要はなくなる。
○次第に所得格差が大きくなりつつある今、夫婦の共稼ぎで何とか家計をやりくりする世帯がふえ、また、同一労働同一賃金は先進国では当たり前のことになってきている、税や社会保障の制度も多様な働き方にそって変化せざるを得なくなりつつある。ここ数年で主婦パートの実態も可なりの変化が見られるだろう。
○アンケートの設問をどんな状況で、どういう風に尋ね、配点をどうしたのかとか前提が分からなかったり、表現がもっと簡潔明瞭になるのではと感じるところもありました。
○でも桐野夏生の小説「OUT」まではいかなくとも、パート主婦に精神的にも経済的にもゆとりが感じられなくなっている。
○主婦のパートは1960年代からスーパー、ファミレスなどで始まり、企業は1980年にはパートの戦力アップのための工夫を、1990年代にはパートの基幹化を図ってきた。パートといえども、高学歴、正社員経験があり、能力は正社員に劣らない者も少なくない。でも、見えない天井の潜在意識下にあるのか、能力の高いパートの主婦といえどもパートの時間単価が正社員の時間単価の7から8割で妥当との意識を有している。でもこれも同一労働同一賃金の考えに急速に変わってゆくだろう。
○主婦の場合、子育て、家事、介護などがあり、フルタイムは物理的に無理があるので、短時間勤務正社員=パート社員が導入を期待される制度。企業側は、労働の内容の高度化の割には、低コストのパートは都合がいいかもしれないが、パートだってお人よしだけではない、重要な部分を任されれば、正社員の上司の言うことをハイハイとは聞かなくなり、正社員もパートのマネージメントとミスの後始末に時間も手間もかかる。
○1960年代には、精肉、魚介類などの販売部門には職人が牛耳っていて、専横、無法行為が見られた。そこで、職人技術を調べて、仕事の工程を構築し、マニュアル化し職人以外でも対応できるようにした。主婦パートでも職場を牛耳るボスに乱されることを避けたければ、パートの人材開発、作業分析をなおざりにしてはいけない。マニュアルがあればボスの技を伝授してもらうため手下になったり、悪弊を継承する必要はなくなる。
○次第に所得格差が大きくなりつつある今、夫婦の共稼ぎで何とか家計をやりくりする世帯がふえ、また、同一労働同一賃金は先進国では当たり前のことになってきている、税や社会保障の制度も多様な働き方にそって変化せざるを得なくなりつつある。ここ数年で主婦パートの実態も可なりの変化が見られるだろう。
○アンケートの設問をどんな状況で、どういう風に尋ね、配点をどうしたのかとか前提が分からなかったり、表現がもっと簡潔明瞭になるのではと感じるところもありました。
2010年1月26日に日本でレビュー済み
ここのところ派遣の問題が注目を浴びている。この種の報道を見るたびに「非正規雇用がいかんと言うなら、いわゆる主婦のパートはどうなの」とかねがね思ってきたが、テレビでも取り上げることがないし、意外にわかりやすくまとまった本がない。テーマが身近すぎるせいだろうか。しかし、この本のタイトルにあるように主婦パートこそ最大の非正規雇用だ。政権交代で「130万円の壁」も節目にあるということだし、もっと考えていいような気がする。この本では、主婦パートが「アリ地獄型雇用」として成立し、それが「基幹化」することでさまざまな弊害が生じていることを「主婦パート・ショック」と呼んでいる。一方では少子化・児童虐待・離婚・DV、他方ではボスパートの反抗と、主婦パートが「壊れている」実態を実証的に指摘していて、少し驚く。代案は「パートタイム社員」だというのだが、たしかにこういう働き方もありだと国家的に認めていかないと、追いつめられる人が減らないと感じた。







