大変為になりました。特にユダヤ教、ヒンドゥー教、イスラム教については知らないことばかりで参考になります。外交官として海外で多くの方々と接してきた経験知が本の中にあるので、対人エチケットとして必要になった時に活用します。この本の意義は、宗教教育を受けていない日本人が、海外のクライアント等と話す時に「最低限の知識」として知りたい時に役立つように作られていることです。読みやすくコンパクト、1冊の本に整理されていることが、画期的なのだと思います。当然そこには何を書き何を残すかという編集があります。そして、宗教についてフラットな目線が持てます。
宗教は奥が深く、又一つの宗教の解釈においても見方が違えば違う解釈が生まれるものです。それらを知ろうと思えばとても1冊では足りません。例えば日本の宗教や”貴方の宗教“を問われた時に答えようとすれば、もっと多くのことを理解する必要に迫られるでしょう。この一冊がそういう知的興味のスタートになるならば、それはそれで本の意義になると思います。さらに「信じる」ということがどういうことなのか、体験を含めて分け入ろうとするきっかけになるならば素晴らしいことではないでしょうか。そう考えると、「とっつきにくい本」よりも「わかりやすい本」が良いと思います。
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