・この本は、ソロス、バフェット、ロジャーズの将来予想についての本ではない。あくまで著者が世界の将来像についてどう考えているかを述べている本である。この3人については、その発言から、作者に都合の良いところだけを引っ張ってきて、筆者の次節の補強に用いているだけである。また、この3人については8章中3章しか割かれていない。
・文章が恣意的だし感情的である。それにきわめて読みにくく、論理が追いにくい。
・2012年に発行されてから増版されていない時点で、クオリティについては推して知るべし。
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世界金融危機 彼らは「次」をどう読んでいるか? (双葉新書) 新書 – 2012/1/25
ギリシアのソブリン債問題で始まった欧州金融危機。EU当局は事態収束に向け躍起であるが、余談を許さない状況が続く。1小国がデフォルトするとなぜ、世界経済が恐慌をきたすのか? その仕組みを解説するとともに、混迷の色を増す世界経済の未来を、ジョージ・ソロス、ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャーズという3人のカリスマ投資家の言動から読み解く。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2012/1/25
- ISBN-104575153877
- ISBN-13978-4575153873
商品の説明
著者について
評論家、作家。1946年金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。83年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へ。国際政治、経済の舞台裏を独自の情報で解析する評論やルポルタージュに定評があり、中国ウォッチャーとしても健筆を振るう。イラク、イラン、イスラエル、チュニジア、パキスタンなど危険地帯の取材経験も豊富である。中国は全33省を踏破し、著作が多いが、うち5冊が中国語に翻訳された。代表作に『拉致』(徳間文庫)、『出身地で分かる中国人』(PHP新書)、『オレ様国家・中国の常識』(新潮社)。近著に『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』(並木書房)、『中国七分裂』(文藝文庫)など。
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2012/1/25)
- 発売日 : 2012/1/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4575153877
- ISBN-13 : 978-4575153873
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,835,826位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 171位双葉新書
- - 2,739位金融・ファイナンス (本)
- - 170,766位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルや帯を読むと、一見、ロジャー、ソロス、バフェットといった金融界の巨人たちにインタビューをしたかのような印象を受けますが、
実際の内容は彼らの言葉はほんのわずかで、あとはほとんど著者の意見です。
その著者の意見も、表現がわかりにくいし、
文章の構成もめちゃめちゃで、
構成もばらばら、
全体を通して何を言いたいのかわからない本
内容に整合性がなく、タイトルとあまりにかけ離れていたため、非常にがっかりしました。
金融界の3巨人の名前が本を売るために使われたような印象を受けました。
この本は買わなければよかったと後悔しています。
実際の内容は彼らの言葉はほんのわずかで、あとはほとんど著者の意見です。
その著者の意見も、表現がわかりにくいし、
文章の構成もめちゃめちゃで、
構成もばらばら、
全体を通して何を言いたいのかわからない本
内容に整合性がなく、タイトルとあまりにかけ離れていたため、非常にがっかりしました。
金融界の3巨人の名前が本を売るために使われたような印象を受けました。
この本は買わなければよかったと後悔しています。
2013年8月7日に日本でレビュー済み
-
「1970年代の米国の経済哲学はケインジアン(ケインズ経済学)全盛、ガルブレイスが代表選手、
それが80年代となるとマネタリスト(通貨供給量の調整で経済を運営する考え方)が幅をきかせ、
規制緩和、小さな政府、政治は市場にほとんど関与せずというシカゴ学派の総帥=ミルトン・フリードマンが登場し、
その弟子スプリンケルが財務次官となった」。
-
「ソロスはソ連を「悪の帝国」と批判し、軍備増強を図ったレーガン政権をこっぴどく批判した。
彼はユダヤ人であるにもかかわらずイスラエルを頭ごなしに批判する異端者(マベリック)だった」。
「ソロスは中国への深入りを回避し、11年初頭になると〔中略〕
「中国はインフレ抑制に失敗した。中国経済は失速する」と大胆な予測を展開し、中国投資から手を引いた」。
「ソロスの政治テーマは「民主化」と「自由」」。
「バフェットは全米の富裕層には珍しく民主党支持者」。
-
「北京寄りの言動が目立っ」ていた李嘉誠(香港財閥1位)の中国銀行株放出を
「中国経済の先行きを見限った行為だろうと市場関係者は分析している」。
中国の「西側理論や推定を超えるマナーで危機を乗り切る悪知恵」への期待も
「11年晩秋あたりから北京、上海の不動産価格暴落が始まり、聞く機会は減った」。
(1)欧米に輸入激減による中国貿易黒字激減、
(2)不動産価格暴落、
(3)過剰流動性の喪失・銀行貸出停滞
により「人民元は下落の可能性が高まっている」。
-
「現代世界は、情報が地域ブロックの閉鎖回路ではなく世界同時性を帯びており、
グローバルな広がりを持って、国際協調が短時日裡に構築できる」ので、
「世界恐慌はたとえ発生しても長期化はしないだろう」。
-
「古代ギリシアはアイオリス人、イオニア人、ドーリア人の三大民族が構成した」。
「現在のギリシアは民族的に、かのソクラテス、プラトンの時代の民族とは異なり、
町を歩くとスラブ系、セム系、ラテン系が入り交じっている」。
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「1970年代の米国の経済哲学はケインジアン(ケインズ経済学)全盛、ガルブレイスが代表選手、
それが80年代となるとマネタリスト(通貨供給量の調整で経済を運営する考え方)が幅をきかせ、
規制緩和、小さな政府、政治は市場にほとんど関与せずというシカゴ学派の総帥=ミルトン・フリードマンが登場し、
その弟子スプリンケルが財務次官となった」。
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「ソロスはソ連を「悪の帝国」と批判し、軍備増強を図ったレーガン政権をこっぴどく批判した。
彼はユダヤ人であるにもかかわらずイスラエルを頭ごなしに批判する異端者(マベリック)だった」。
「ソロスは中国への深入りを回避し、11年初頭になると〔中略〕
「中国はインフレ抑制に失敗した。中国経済は失速する」と大胆な予測を展開し、中国投資から手を引いた」。
「ソロスの政治テーマは「民主化」と「自由」」。
「バフェットは全米の富裕層には珍しく民主党支持者」。
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「北京寄りの言動が目立っ」ていた李嘉誠(香港財閥1位)の中国銀行株放出を
「中国経済の先行きを見限った行為だろうと市場関係者は分析している」。
中国の「西側理論や推定を超えるマナーで危機を乗り切る悪知恵」への期待も
「11年晩秋あたりから北京、上海の不動産価格暴落が始まり、聞く機会は減った」。
(1)欧米に輸入激減による中国貿易黒字激減、
(2)不動産価格暴落、
(3)過剰流動性の喪失・銀行貸出停滞
により「人民元は下落の可能性が高まっている」。
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「現代世界は、情報が地域ブロックの閉鎖回路ではなく世界同時性を帯びており、
グローバルな広がりを持って、国際協調が短時日裡に構築できる」ので、
「世界恐慌はたとえ発生しても長期化はしないだろう」。
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「古代ギリシアはアイオリス人、イオニア人、ドーリア人の三大民族が構成した」。
「現在のギリシアは民族的に、かのソクラテス、プラトンの時代の民族とは異なり、
町を歩くとスラブ系、セム系、ラテン系が入り交じっている」。
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2012年2月2日に日本でレビュー済み
経済学部を卒業した私ですが、ヤマダ電機のポイント計算も
すぐにできない弱い頭で、昨今のギリシャの経済危機や、
世界的な不況のニュースをみても、今一つピンと来なかった。
ちょっと恥ずかしかったので、本書を買いましたが、
ソロスの生き様に惚れました!
世界屈指の投機屋であり、それと同時にある種の思想家でも
ある彼は莫大な儲け話があったとしても、その国が言論弾圧を
するような自由主義が守れない国であれば見向きもしない。
逆に民主化運動に対しては資金援助をする。
ただの拝金主義ではなく彼の信じる思想に準ずる彼の生きざまは、
まるで元嫁と金で揉めた高嶋正伸ではなく、清廉潔白なえなりかずきに
イメージキャラを変えたヤマダ電機に通じるものがあると思いました。
すいません、強引にこじつけました。
言いたいことは、世界の金融事情を、経済学的な観点だけでなく、
人間の生き様や思想という観点からでも語っており、
非常に読みやすかったということです。
すぐにできない弱い頭で、昨今のギリシャの経済危機や、
世界的な不況のニュースをみても、今一つピンと来なかった。
ちょっと恥ずかしかったので、本書を買いましたが、
ソロスの生き様に惚れました!
世界屈指の投機屋であり、それと同時にある種の思想家でも
ある彼は莫大な儲け話があったとしても、その国が言論弾圧を
するような自由主義が守れない国であれば見向きもしない。
逆に民主化運動に対しては資金援助をする。
ただの拝金主義ではなく彼の信じる思想に準ずる彼の生きざまは、
まるで元嫁と金で揉めた高嶋正伸ではなく、清廉潔白なえなりかずきに
イメージキャラを変えたヤマダ電機に通じるものがあると思いました。
すいません、強引にこじつけました。
言いたいことは、世界の金融事情を、経済学的な観点だけでなく、
人間の生き様や思想という観点からでも語っており、
非常に読みやすかったということです。
2012年2月1日に日本でレビュー済み
ソロス、バフェット、ロジャーズという、投資・投機の伝説のカリスマが世界経済の現況を、そして近未来をどう読んでいるか? これこそ、一般の人々が知りたいことである。一気に読破したが、確かに本書は3者の見解を明示してくれている。しかし、そのどれもが「認めたくない結論」に感じた(個人的見解だが)。現在の世界経済の病巣と、さらに恐慌を加速させそうな中国バブルの崩壊の行方、石油問題(イラン情勢こそが要)への言及もある。本書の導く回答は、端的に言うと「認めたくない」ものだ。しかし、一般受けするお為ごかし(思ったほどひどくはない、大丈夫…といった類の)が通用しない(あるいはそう主張することが不誠実極まりない)というむき出しの現実を突きつけられた気がした。(了)
2012年2月2日に日本でレビュー済み
東京でOLをしています。
最近、上司が「不況だ不況だ」と言って酒席で「ユーロが…」「ギリシャが…」とか「日銀は何やってんだ」とかよく絡んできます。
何も分からないので、そのたびに適当に相槌を打っていたのが悔しくて思わずこの本を買ってしまいました。
読んでみて(1週間かかってしまいましたがw)、世界経済がとんでもないことになっていることがよくわかりました。お金ってドルで持ってるのと円で持ってるのとでは、全然価値が違ったり、そもそも為替相場のせいで同じ100万円でも本当の価値は毎日変化しているんですね(@_@;)!!
世界がこんな状況で、見通しが暗いようなので、金地金をへそくりで購入。これから経済ニュースにも興味が持てそうです!!
満点をあげたいのですが、難しい用語とかはwikipediaを引かなければならなかったので4点にしました☆☆☆☆
最近、上司が「不況だ不況だ」と言って酒席で「ユーロが…」「ギリシャが…」とか「日銀は何やってんだ」とかよく絡んできます。
何も分からないので、そのたびに適当に相槌を打っていたのが悔しくて思わずこの本を買ってしまいました。
読んでみて(1週間かかってしまいましたがw)、世界経済がとんでもないことになっていることがよくわかりました。お金ってドルで持ってるのと円で持ってるのとでは、全然価値が違ったり、そもそも為替相場のせいで同じ100万円でも本当の価値は毎日変化しているんですね(@_@;)!!
世界がこんな状況で、見通しが暗いようなので、金地金をへそくりで購入。これから経済ニュースにも興味が持てそうです!!
満点をあげたいのですが、難しい用語とかはwikipediaを引かなければならなかったので4点にしました☆☆☆☆
2012年2月2日に日本でレビュー済み
初めてレビューを書かせていただくものです。
やはりギリシアはデフォルトするしかないんですね。。欧州各国の危機への対応が遅すぎると、ソロスが憤ったのもうなずけます。欧州はもうダメ、アメリカはとっくにダメ、中国もダメになっている……日本はどうなるのでしょうか? このままではダメなのでしょうが。。
経済とひと口に言っても、国際情勢のすべてが、経済に影響していることがよく分かりました。一国だけが生き残るとかではなく、運命共同体のシステムに覆われているんですね。この本の著者は、「要はこういうこと」と一刀両断にズバッと書いてくれるので、分かりやすかったです。
私も明日からの生き方の参考にしようと思います。
やはりギリシアはデフォルトするしかないんですね。。欧州各国の危機への対応が遅すぎると、ソロスが憤ったのもうなずけます。欧州はもうダメ、アメリカはとっくにダメ、中国もダメになっている……日本はどうなるのでしょうか? このままではダメなのでしょうが。。
経済とひと口に言っても、国際情勢のすべてが、経済に影響していることがよく分かりました。一国だけが生き残るとかではなく、運命共同体のシステムに覆われているんですね。この本の著者は、「要はこういうこと」と一刀両断にズバッと書いてくれるので、分かりやすかったです。
私も明日からの生き方の参考にしようと思います。